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出版情報〜ガマゲイト〜
活字とは無縁のスポ根少女だった筆者が、物語を書きました。きっかけは一つに絞れません。「本を読め」と恩師に言っていただいたこと、なんでもやってみたくなる性格、本業がうまく行かなかったこと、正しい正しくないのループに疲れていたこと、そして、己の負の感情を精算したかったこと。
それぞれが絡み合った結果、【小説を書く】という、自分ですら想像もしなかった行動が起こりました。きっとそれ自体が創発であったの
【短編小説】No.14 この旅を終えたなら
「君は木か?」
「見たらわかるだろう」
「いや、君は木ではない。木に似せた何かだ。私を騙すつもりか?」
緑の葉を目一杯風に揺らす大木は、大きなため息をついた。
「疲れすぎているのだ。私に寄り添って少し休めばいい」
大木は言った。厳しい暑さをしのぐのに丁度いい木陰があるのだ。心地よい風も吹いている。鳥たちに水を運ばせるのも良いだろう。
「それがなんの気休めになる」
旅人は頑なだった。すぐ
カエル、更年期を渡る【序章】
序章 カエル、出会う
そのカエルはまっすぐにしか泳げません。不思議と方向転換ができないのです。
ある時、いつものようにまっすぐまっすぐ泳いでいると、なんだか急にいつもと違う景色が広がりました。流れも違います。いつもは、同じ方向に流れる水の流れに乗ってスイスイ足を動かすだけでしたが、なぜだか水が飛沫を上げて襲いかかってきます。こんなこと初めてです。
それに体もしぼんできました。喉はカラカラに
ものもヒトもシゴトも。周波数チェックして断捨離してみた。①
キネシオロジーテストというものがある。
オーリングテストとも言われる。
物質や思考には周波数があって【自分と合う周波数のものは筋出力が強くなり、反対に合わない周波数のものは筋出力が弱くなる】というものだ。
やり方は簡単。親指と人差指をくっつけ、輪っかを作る。誰かに輪っかを引き離すよう力をかけてもらう。これだけだ。
まずは何もない状態で、どれくらい力が入るかチェックする。そして次に、実際に物を