EiRAM コウ

旅 × 心と体 × 物語 世界を探検して心と体の未知を探求する。 物語みたいに優しく染…

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旅 × 心と体 × 物語 世界を探検して心と体の未知を探求する。 物語みたいに優しく染み込む形を作る。 目指せ!南極✧アマゾン✧深海

マガジン

  • 塩と水、やめてみた

    アマゾンの原住民には無塩文化がある。肉食動物は塩を求めない。わたしたち日本人が塩を作り出したのも縄文後期。塩って本当はどれくらい必要なの?食品保存のための塩漬けによって塩が必要な体質になったんじゃないの?塩を摂ってるから水分摂らないといけなくなったんじゃないの? という素朴な疑問から始めた今回の実験。 「塩と水、やめてみた」 一ヶ月間、完全に塩と水を断ったときの、その変化を記録したマガジンです。

  • 河童 THE かわながれ

    舞台は尼崎。 働く妖怪をテーマに書きました。 下町の商店街で巻き起こるトンチンカンな河童の毎日をお楽しみください。

記事一覧

固定された記事

出版情報〜ガマゲイト〜

 活字とは無縁のスポ根少女だった筆者が、物語を書きました。きっかけは一つに絞れません。「本を読め」と恩師に言っていただいたこと、なんでもやってみたくなる性格、本…

EiRAM コウ
4か月前
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5/15 日記小説 【生きる道】

興奮を抑えられないんだ。 いま、初めて世界を信じられるんだ。 不安はひと欠片もない。 心踊ることを止められない。 信じているんだ。 虹が出た。 大きな大きな虹だった…

EiRAM コウ
22時間前

5/13 日記小説 【旅立ち】

旅立ちを 迎える君よ心だけ せめて最期は 穏やかであれ

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EiRAM コウ
4日前
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5/11 日記小説 【波の狭間】

嬉しさ溢れて右を向く。 あなたの晴れ顔見たいから。 だけどもあなたは曇り顔。 瞳に雨を蓄える。 やっとここまで来たのだと 歓喜するには早すぎた。 やっとここまで来れ…

100
EiRAM コウ
6日前

5/10 日記小説 【敬愛】

「生きていても仕方が無いよ」 あなたの声は震えていた。 「生きていてくれるだけでいいんだよ」 私の声は届いていただろうか。 「こんなに悲しいことが当たり前に起こる…

100
EiRAM コウ
7日前

河童 THE 川ながれ

 僕は河童…のはずなんだけど、だんだん自信が無くなってきたよ。皮膚は緑だし、黄色のくちばしだってある。手は水かきで背中には甲羅。とどめに頭にはお皿がのっている。…

EiRAM コウ
3週間前
4

【短編小説】No.14 この旅を終えたなら

「君は木か?」 「見たらわかるだろう」 「いや、君は木ではない。木に似せた何かだ。私を騙すつもりか?」  緑の葉を目一杯風に揺らす大木は、大きなため息をついた。 …

EiRAM コウ
1か月前

カエル、更年期を渡る【序章】

序章 カエル、出会う  そのカエルはまっすぐにしか泳げません。不思議と方向転換ができないのです。  ある時、いつものようにまっすぐまっすぐ泳いでいると、なんだか…

EiRAM コウ
3か月前
3

ものもヒトもシゴトも。周波数チェックして断捨離してみた。①

キネシオロジーテストというものがある。 オーリングテストとも言われる。 物質や思考には周波数があって【自分と合う周波数のものは筋出力が強くなり、反対に合わない周…

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EiRAM コウ
7か月前

足の裏と口臭

今日の夕方、ふしぎなことが起こった。 食べ物が歯につかない、のだ。 唾液量が急に増えたらしく  食べ物を飲み込んだあとの口の中が  さっぱりしている。 思い当たる…

EiRAM コウ
7か月前
2

【ゆるっとヘルス】へっぴり腰も及び腰も全ては重心次第?!

ねぇ。めっちゃ急に メンタル強くなってんけど。 なんだろう。 信じる的なことが自然とできてる。 思い当たる節といえば・・・ 重心?? 左の腰が使えるようになったか…

EiRAM コウ
8か月前
1

【短編小説】No.17 おじいさんと杖

そのおじいさんはいつもイライラしています。 次から次へと問題が止まらないのです。 うだるような暑さに耐え凌いだと思ったら凍える冬が来るように、越えても越えても問…

EiRAM コウ
8か月前
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【短編小説】No.16 モグラ

光を求めるモグラがいました。  掘っても掘っても暗闇が続くのです。 標識はあるのです。 標識どおりに行けば きっと簡単に光にたどり着くのでしょう。 けれどもモグ…

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EiRAM コウ
8か月前
3

自信って必要?

「だから何やねん!」 を、口癖にすることにした。 トラウマとかフラッシュバックとか プレッシャーとか弱気とか 自意識過剰とか傲慢とか更年期障害とか 色んな心のアクシ…

EiRAM コウ
8か月前
7

【ゆるっとヘルス】足の裏が弱るとお尻が垂れる?!

お風呂屋さんでおばあちゃんを観察していると 重心が外に広がってることが多い。 膝が外に開いて(O脚) 足幅も広い。 お尻は内側(肛門らへん)から萎んでる。 お尻ぷ…

EiRAM コウ
8か月前
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【短編小説】No.15 星明のけ明

 待ち望んでいたはずの夜明けが寂しく感じる。きっと夜にしか咲かない星の輝きを知ってしまったからだろう。   赤紫のグラデーションが小さな友の心を染めていく。 「私…

EiRAM コウ
8か月前
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出版情報〜ガマゲイト〜

出版情報〜ガマゲイト〜

 活字とは無縁のスポ根少女だった筆者が、物語を書きました。きっかけは一つに絞れません。「本を読め」と恩師に言っていただいたこと、なんでもやってみたくなる性格、本業がうまく行かなかったこと、正しい正しくないのループに疲れていたこと、そして、己の負の感情を精算したかったこと。
 それぞれが絡み合った結果、【小説を書く】という、自分ですら想像もしなかった行動が起こりました。きっとそれ自体が創発であったの

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5/15 日記小説 【生きる道】

興奮を抑えられないんだ。
いま、初めて世界を信じられるんだ。
不安はひと欠片もない。
心踊ることを止められない。
信じているんだ。

虹が出た。
大きな大きな虹だった。
虹の上にはまた虹で、ふたえに輝いている。
心の闇をすべて祓う七色が新しい世界へと誘い、私は少しも疑わない。
長く長い雨がようやく晴れるのだ。
そう。それは元々ここにあったのだ。
信じ合える希望はいつでもここにあった。
だけども不安

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5/11 日記小説 【波の狭間】

嬉しさ溢れて右を向く。
あなたの晴れ顔見たいから。
だけどもあなたは曇り顔。
瞳に雨を蓄える。

やっとここまで来たのだと
歓喜するには早すぎた。
やっとここまで来れたから
怖気づくのも無理はない。

刹那か永遠か、一人舞台。
寄せては返す波の狭間。

どのみちあしたで決まるのだ。
腹をくくって眠れば良い。

「人事は尽くした」言い聞かせ
天に委ねるつもりでも
あれこれ思索を巡らせる。

付け焼き

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5/10 日記小説 【敬愛】

「生きていても仕方が無いよ」
あなたの声は震えていた。

「生きていてくれるだけでいいんだよ」
私の声は届いていただろうか。

「こんなに悲しいことが当たり前に起こるんだから、生きるのは楽じゃない」
私の心が呟いた。

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河童 THE 川ながれ

 僕は河童…のはずなんだけど、だんだん自信が無くなってきたよ。皮膚は緑だし、黄色のくちばしだってある。手は水かきで背中には甲羅。とどめに頭にはお皿がのっている。それでも自分が河童だと信じきれないんだからおかしな話だよ。
 だってここの人達は誰も信じてくれないんだ。いくら説明しても「オチが弱い」とか「ファッションセンスが悪いだけや」とか、そんなことしか言ってくれないんだから。
 泳ぎが下手な僕が、尼

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【短編小説】No.14 この旅を終えたなら

「君は木か?」
「見たらわかるだろう」
「いや、君は木ではない。木に似せた何かだ。私を騙すつもりか?」

 緑の葉を目一杯風に揺らす大木は、大きなため息をついた。

「疲れすぎているのだ。私に寄り添って少し休めばいい」

 大木は言った。厳しい暑さをしのぐのに丁度いい木陰があるのだ。心地よい風も吹いている。鳥たちに水を運ばせるのも良いだろう。

「それがなんの気休めになる」
旅人は頑なだった。すぐ

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カエル、更年期を渡る【序章】

カエル、更年期を渡る【序章】

序章 カエル、出会う

 そのカエルはまっすぐにしか泳げません。不思議と方向転換ができないのです。
 ある時、いつものようにまっすぐまっすぐ泳いでいると、なんだか急にいつもと違う景色が広がりました。流れも違います。いつもは、同じ方向に流れる水の流れに乗ってスイスイ足を動かすだけでしたが、なぜだか水が飛沫を上げて襲いかかってきます。こんなこと初めてです。
 それに体もしぼんできました。喉はカラカラに

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ものもヒトもシゴトも。周波数チェックして断捨離してみた。①

ものもヒトもシゴトも。周波数チェックして断捨離してみた。①

キネシオロジーテストというものがある。
オーリングテストとも言われる。

物質や思考には周波数があって【自分と合う周波数のものは筋出力が強くなり、反対に合わない周波数のものは筋出力が弱くなる】というものだ。

やり方は簡単。親指と人差指をくっつけ、輪っかを作る。誰かに輪っかを引き離すよう力をかけてもらう。これだけだ。

まずは何もない状態で、どれくらい力が入るかチェックする。そして次に、実際に物を

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足の裏と口臭

足の裏と口臭

今日の夕方、ふしぎなことが起こった。

食べ物が歯につかない、のだ。

唾液量が急に増えたらしく 
食べ物を飲み込んだあとの口の中が 
さっぱりしている。

思い当たることといえば
右足の外反母趾を緩和したことと
そのあとから左の顎の動きが良くなったこと。

右足の指の股の癒着をとったら
足の指の動きがとても良くなったので
無邪気に喜んでいた。

そして何気なく口を大きくあけたら
顎までよく動く。

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【ゆるっとヘルス】へっぴり腰も及び腰も全ては重心次第?!

【ゆるっとヘルス】へっぴり腰も及び腰も全ては重心次第?!

ねぇ。めっちゃ急に
メンタル強くなってんけど。

なんだろう。
信じる的なことが自然とできてる。

思い当たる節といえば・・・
重心??

左の腰が使えるようになったから??

詳しい話は以下↓

体に関係することわざって面白い。
心の状態をよく表してる。

私は、左の腰がうまく使えなくて
右足みたいに股関節がきれいに伸びなかった。
重心も後ろ気味でお尻もたれがち。
足のラインも汚い。

右は逆に

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【短編小説】No.17 おじいさんと杖

【短編小説】No.17 おじいさんと杖

そのおじいさんはいつもイライラしています。
次から次へと問題が止まらないのです。

うだるような暑さに耐え凌いだと思ったら凍える冬が来るように、越えても越えても問題がやってくるのです。

この間もそうです。

ずっと悩んでいた足の痛みを解決するべく、杖を買いました。すると、その杖のせいで、雨の日のマンホールで滑って転んでしまったのです。

みんなが見ているのに、とても恥ずかしい思いをしました。

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【短編小説】No.16 モグラ

【短編小説】No.16 モグラ

光を求めるモグラがいました。 

掘っても掘っても暗闇が続くのです。

標識はあるのです。

標識どおりに行けば
きっと簡単に光にたどり着くのでしょう。

けれどもモグラは掘り続けます。
標識とは逆方向です。
見えていないのでしょうか。
声も聞こえます。

「こっちだよ」と、優しい声が聞こえます。
温かな声です。

けれどもモグラは掘り続けます。
深く深く、さらなる暗闇を目指して。

ミミズに出く

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自信って必要?

自信って必要?

「だから何やねん!」
を、口癖にすることにした。

トラウマとかフラッシュバックとか
プレッシャーとか弱気とか
自意識過剰とか傲慢とか更年期障害とか
色んな心のアクシデントに襲われたときに

「だから何やねん!」って
一蹴することにした。

心の乱れは恐ろしいほど無くならんから。

心が乱れようが
自信なかろうが
不満があろうが 
プレッシャーに負けようが

成し遂げたいことがあるのなら
「だから

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【ゆるっとヘルス】足の裏が弱るとお尻が垂れる?!

【ゆるっとヘルス】足の裏が弱るとお尻が垂れる?!

お風呂屋さんでおばあちゃんを観察していると
重心が外に広がってることが多い。

膝が外に開いて(O脚)
足幅も広い。

お尻は内側(肛門らへん)から萎んでる。

お尻ぷりん!ってなってる人は
お尻の内側が盛り上がってる。

脛骨(ふくらはぎ)の角度が重要。
膝から下が真っすぐで
重心が内に寄ってる人の
お尻は垂れにくいし
太もももダルンってならへん。

ふくらはぎをまっすぐ保てるかどうかは
土踏ま

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【短編小説】No.15 星明のけ明

【短編小説】No.15 星明のけ明

 待ち望んでいたはずの夜明けが寂しく感じる。きっと夜にしか咲かない星の輝きを知ってしまったからだろう。 
 赤紫のグラデーションが小さな友の心を染めていく。
「私の夜もまた巡るのか」
赤紫からこぼれ落ちるグラデーションに手を伸ばす。それはそれは美しい空だった。
 そして空は緩やかに濃紺を帯びていく。小さな友は懐に忍ばせたピストルを眠りから覚ました。
 旅人はそっと目を開けた。そして最初の星が輝く。

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