角田和彦

音楽を愛する料理人です。

角田和彦

音楽を愛する料理人です。

マガジン

  • And Your Beer Can Sing

    ビールのことについて自由に書いています。

  • 新しい日本語講座入門編

記事一覧

生ビールと生じゃないのと

自分自身、曖昧な理解だったので調べてまとめてみました。 生ビールとは、出荷の際に熱処理を行わないビールの事です。昔は出荷する際に熱処理を行い、濾過で取りきれなか…

角田和彦
1年前
3

19杯目 Let's Beer Works「Citra Hazy IPA」

今日はLet's Beer Worksさんの『Citra Hazy IPA』をご紹介します。アメリカンアロマホップの中でも、強力な柑橘の香りが魅力のシトラホップを大量に使用したビールです。 …

角田和彦
3年前
7

18杯目 宇宙ブルーイング「MILKY WAY」

宇宙ブルーイングとは?宇宙ブルーイングは山梨県北杜市で、宇宙農民たちによって作られているクラフトビールブルワリーです。宇宙農民さんたちは2009年頃から無農薬のお米…

角田和彦
3年前
12

17杯目 反射炉ビヤ『ヴァイツェン狂喜乱舞』

隣は文明開花をする人ぞ今日は反射炉ビヤの『ヴァイツェン狂喜乱舞』をご紹介したいと思います。反射炉ビヤさんは静岡県伊豆の『韮山反射炉』の隣にある、パッションとユー…

角田和彦
3年前
18

16杯目 京都醸造「とも」

今日は解き放たれたい全ての大人に捧げる、京都醸造の「解放」シリーズより、「とも」をご紹介します! 京都醸造は2015年頃から活動しているクラフトビールブルワリーです…

角田和彦
3年前
18

15杯目 ファーイーストブルーイング「パッションヘイズ」

今日はFAR YEAST BREWING #faryeastbrewing の限定醸造シリーズから、「パッションヘイズ」をご紹介します。 無農薬のパッションフルーツを使用沖縄県で無農薬栽培をして…

角田和彦
3年前
15

アレサ・フランクリン『アメイジング・グレイス』

ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーの第1位に選ばれている稀代のソウル/ゴスペルシンガー、アレサ・フランクリンが1972年にロサンゼルスの教会…

角田和彦
3年前
11

14杯目 OGAブルーイング『三鷹ペールエール』

今日も今日とてよく降りますね。暦の上では今日から七夕辺りまでを半夏生といい、田植えを終える目安とされています。 また、梅雨が明ける時期ともされていて、恵の雨も和…

角田和彦
3年前
13

13杯目 レッツビアワークス「夕焼けのディスタンス」

この状況に負けずに力強いビールを作っていこう!今日はLET'S BEER WORKSさんの『夕焼けのディスタンス』をいただきました。レッツビアワークスさんは、北区東十条にある…

角田和彦
3年前
13

12杯目 横浜ベイブルーイング『BAY WEISS』

今日は先日に引き続き横浜ベイブルーイングの『BAY WEISS』(ベイヴァイス)をいただきます!小麦麦芽のビールでスタイルは白ビールの『ヴァイツェン』ですが、その色味は…

角田和彦
3年前
12

11杯目 横浜ベイブルーイング『BAY PILSNER』

ビアパブからスタートしたピルスナー界のハマの番長本日は横浜ベイブルーイング『ベイ・ピルスナー』をいただきました。横浜ベイブルーイングは、2011年に横浜市関内で、最…

角田和彦
3年前
16

10杯目 くにたちブルワリー『あめにうたえば』

今日はくにたちブルワリー『あめにうたえば』をいただきます。東京もいよいよ昨日から梅雨に入りました。この時期、多少の雨に濡れてしまったとしても、美味しいビールを飲…

角田和彦
3年前
26

9杯目 BLACK TIDE BREWING 『SUPER NAGI DDH HAZY IPA』

今日はブラックタイド・ブリューイングの『スーパーナギ・DDH HAZY IPA』をいただきます!ブラックタイド・ブリューイングは宮城県仙台市の気仙沼から世界に発信しているブ…

角田和彦
3年前
16

8杯目 ワイマーケット 『ヒステリックIPA』

今日はワイマーケットの『ヒステリックIPA』をいただきます。名前から連想してしまう某『ヒステリック・◯ラマー』を思わせるアヴァンギャルドな缶のデザインに、期待が否…

角田和彦
3年前
14

7杯目 ファーイーストブルーイング『オモイロ トマトエール』

今日は『ファーイーストブルーイング』の『オモイロ トマトエール』をいただきます。ファーイーストブルーイングは、山梨県北都留郡に所在する、個性豊かな日本のクラフト…

角田和彦
3年前
16

6杯目 サッポロクラシック

ホッホクルツ製法でうまいうまい。今日はサッポロビールの『サッポロクラシック』をいただきます。サッポロクラシックとは、北海道で誕生したサッポロビールが、札幌の人…

角田和彦
3年前
14
生ビールと生じゃないのと

生ビールと生じゃないのと

自分自身、曖昧な理解だったので調べてまとめてみました。

生ビールとは、出荷の際に熱処理を行わないビールの事です。昔は出荷する際に熱処理を行い、濾過で取りきれなかった酵母の働きを止め、雑菌を処理していました。

現在では醸造技術や濾過技術の発達によって、殺菌や酵母の除去が加熱せずに出来るようになり、フレッシュな味わいを活かせる生ビールが主流となりました。

日本で流通している多くのビールは、樽でも

もっとみる
19杯目 Let's Beer Works「Citra Hazy IPA」

19杯目 Let's Beer Works「Citra Hazy IPA」

今日はLet's Beer Worksさんの『Citra Hazy IPA』をご紹介します。アメリカンアロマホップの中でも、強力な柑橘の香りが魅力のシトラホップを大量に使用したビールです。

グレープフルーツのような、時に実の周りについている白い部分(アルペドという名前があり、身体に良い成分が豊富な部分です)の苦味まで感じます。ホップによって感じさせられる複雑な香り、苦味は本当に面白いですね。

もっとみる
18杯目 宇宙ブルーイング「MILKY WAY」

18杯目 宇宙ブルーイング「MILKY WAY」

宇宙ブルーイングとは?宇宙ブルーイングは山梨県北杜市で、宇宙農民たちによって作られているクラフトビールブルワリーです。宇宙農民さんたちは2009年頃から無農薬のお米や野菜を作られていて、2016年からホップの生産も始めています。

ビール作りにも大切な微生物の働きや、ホップを育てる土などのミクロな世界の中に宇宙を見出し、自分たち自身も『宇宙芸術』の一部となり生きていきたい。そんな思いが『宇宙農民』

もっとみる
17杯目 反射炉ビヤ『ヴァイツェン狂喜乱舞』

17杯目 反射炉ビヤ『ヴァイツェン狂喜乱舞』

隣は文明開花をする人ぞ今日は反射炉ビヤの『ヴァイツェン狂喜乱舞』をご紹介したいと思います。反射炉ビヤさんは静岡県伊豆の『韮山反射炉』の隣にある、パッションとユーモアに溢れるクラフトビール醸造所です。

金属を溶かし大砲などを鋳造するために幕末に作られ、世界遺産にも登録されている韮山反射炉。明治日本の産業革命の立役者を望む立地で醸されたビールを、文明開花の夜明けに思いを馳せながら味わってみませんか?

もっとみる
16杯目 京都醸造「とも」

16杯目 京都醸造「とも」

今日は解き放たれたい全ての大人に捧げる、京都醸造の「解放」シリーズより、「とも」をご紹介します!

京都醸造は2015年頃から活動しているクラフトビールブルワリーです。ウェールズ、カナダ、アメリカから来た3人の若者たちが日本で出会ったのが始まりでした。

「美味しいビールはたくさんあるが、自分たちがやるなら自分たちが飲みたいビールを作ろう!」そんな想いから作られる彼らのビールのベースとなっているの

もっとみる
15杯目 ファーイーストブルーイング「パッションヘイズ」

15杯目 ファーイーストブルーイング「パッションヘイズ」

今日はFAR YEAST BREWING #faryeastbrewing の限定醸造シリーズから、「パッションヘイズ」をご紹介します。

無農薬のパッションフルーツを使用沖縄県で無農薬栽培をしている「あけみ農園」さんのパッションフルーツを使用しています。規格外という理由で市場に出荷出来ずに、廃棄されていたパッションフルーツを有効に活用したいという、あけみさんの想いを受け生まれたフルーツビールです

もっとみる

アレサ・フランクリン『アメイジング・グレイス』

ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーの第1位に選ばれている稀代のソウル/ゴスペルシンガー、アレサ・フランクリンが1972年にロサンゼルスの教会で行ったライブドキュメンタリー映画です。

黒人公民権運動や女性解放運動の象徴でもあった彼女。そのカリスマ性と圧倒的な歌唱力で人気絶頂であった70年代の空気が、そのまんま切り取られています。

ストーリーはほぼありません。2日間のラ
もっとみる

14杯目 OGAブルーイング『三鷹ペールエール』

14杯目 OGAブルーイング『三鷹ペールエール』

今日も今日とてよく降りますね。暦の上では今日から七夕辺りまでを半夏生といい、田植えを終える目安とされています。

また、梅雨が明ける時期ともされていて、恵の雨も和らぎ始めるのもこの頃です。雨が降る匂いも、雨音も好きですが、もうそろそろカラッとした太陽のもとで、ビールをくいくいいきたいですね。梅干しも布団も思いっきり干したい!

さて。今日いただいたビールは
OGAブルーイングさんの「三鷹ペールエー

もっとみる
13杯目 レッツビアワークス「夕焼けのディスタンス」

13杯目 レッツビアワークス「夕焼けのディスタンス」

この状況に負けずに力強いビールを作っていこう!今日はLET'S BEER WORKSさんの『夕焼けのディスタンス』をいただきました。レッツビアワークスさんは、北区東十条にあるクラフトビールの醸造所・ビアバーです。2020年の3月21日オープンということで、当然ながらコロナの影響を受け、オープン以来ほぼテイクアウトのみの営業をされています。

『ALWAYS 三丁目の夕日』で見たあの夕焼けのように

もっとみる
12杯目 横浜ベイブルーイング『BAY WEISS』

12杯目 横浜ベイブルーイング『BAY WEISS』

今日は先日に引き続き横浜ベイブルーイングの『BAY WEISS』(ベイヴァイス)をいただきます!小麦麦芽のビールでスタイルは白ビールの『ヴァイツェン』ですが、その色味はやや黄色がかっています。バナナやトロピカルフルーツを連想させる華やかな香りが、グラスに注いだ瞬間にぷわっと広がります。

小麦に由来する柔らかい麦の甘味、酸味がこのビールのキャラクターを作っています。苦味はほぼありませんね。酸味が苦

もっとみる
11杯目 横浜ベイブルーイング『BAY PILSNER』

11杯目 横浜ベイブルーイング『BAY PILSNER』

ビアパブからスタートしたピルスナー界のハマの番長本日は横浜ベイブルーイング『ベイ・ピルスナー』をいただきました。横浜ベイブルーイングは、2011年に横浜市関内で、最初はビアパブからスタートしています。翌年に酒類製造免許を取得し、オリジナルクラフトビールの製造を始めました。

様々なタイプのビールを作っていましたが、もともと作りたかった『ピルスナー』タイプのラガービールの製造設備は、エールビールの設

もっとみる
10杯目 くにたちブルワリー『あめにうたえば』

10杯目 くにたちブルワリー『あめにうたえば』

今日はくにたちブルワリー『あめにうたえば』をいただきます。東京もいよいよ昨日から梅雨に入りました。この時期、多少の雨に濡れてしまったとしても、美味しいビールを飲んで、心の中くらいはスカッといきたいものですね。

くにたちブルワリーは2020年、東京は国立市に誕生した新進気鋭のブルワリーです。醸造長の斯波さんは国立からほど近い府中市の出身で、静岡県の『AOI BREWING』で醸造長を務めていた腕利

もっとみる
9杯目 BLACK TIDE BREWING 『SUPER NAGI DDH HAZY IPA』

9杯目 BLACK TIDE BREWING 『SUPER NAGI DDH HAZY IPA』

今日はブラックタイド・ブリューイングの『スーパーナギ・DDH HAZY IPA』をいただきます!ブラックタイド・ブリューイングは宮城県仙台市の気仙沼から世界に発信しているブルワリーです。

気仙沼といえば、2011年の東日本大震災の時、テレビのニュースで何度もその名前を耳にしました。大地震による津波で甚大な被害のあった地域です。災害の復旧・復興の一助にという想いや『クラフトビール』という文化を通じ

もっとみる
8杯目 ワイマーケット 『ヒステリックIPA』

8杯目 ワイマーケット 『ヒステリックIPA』

今日はワイマーケットの『ヒステリックIPA』をいただきます。名前から連想してしまう某『ヒステリック・◯ラマー』を思わせるアヴァンギャルドな缶のデザインに、期待が否が応でも高まってしまいます。

ワイマーケットは2014年から名古屋で唯一のブルワリーとして、全国的に人気の高いクラフトビールを作っています。ここは本当に様々なビールをリリースしていますが、どれも質が高くいつも選ぶのに悩んでしまいます。

もっとみる
7杯目 ファーイーストブルーイング『オモイロ トマトエール』

7杯目 ファーイーストブルーイング『オモイロ トマトエール』

今日は『ファーイーストブルーイング』の『オモイロ トマトエール』をいただきます。ファーイーストブルーイングは、山梨県北都留郡に所在する、個性豊かな日本のクラフトビールを発信し続けているブルワリーです。

『オモイロ トマトエール』は、山梨県北杜市の農業ベンチャー(株)リコペルさんの『オモイロ トマトジュース』を使用したものです。糖度12度と果物並みの甘さを持ち、酸味、旨味とバランスの良いリコペルの

もっとみる
6杯目 サッポロクラシック

6杯目 サッポロクラシック



ホッホクルツ製法でうまいうまい。今日はサッポロビールの『サッポロクラシック』をいただきます。サッポロクラシックとは、北海道で誕生したサッポロビールが、札幌の人々に感謝を込めて製造した北海道限定のビールです。初夏には北海道以外の地域のスーパーにも並びますが味わいはもちろん、いつでも手に入るわけではないところも一つの魅力となり、全国的にファンも多いようです。

青函トンネルの本坑が貫通された198

もっとみる