7杯目 ファーイーストブルーイング『オモイロ トマトエール』
今日は『ファーイーストブルーイング』の『オモイロ トマトエール』をいただきます。ファーイーストブルーイングは、山梨県北都留郡に所在する、個性豊かな日本のクラフトビールを発信し続けているブルワリーです。
『オモイロ トマトエール』は、山梨県北杜市の農業ベンチャー(株)リコペルさんの『オモイロ トマトジュース』を使用したものです。糖度12度と果物並みの甘さを持ち、酸味、旨味とバランスの良いリコペルのオリジナルブランドトマト『オモイロ』のフレッシュさとセロリ、コリアンダーの風味、そして隠し味の昆布(!)が、ビールの新しい扉を開いてくれます。
ファーイーストさんでは山梨応援プロジェクトと銘打って、2020年から地元山梨の生産者さんとコラボレーションし、地域を盛り上げる活動をなさっています。農家さんの高齢化により、収穫できなくなってしまった梅を使ったビールや、悪天候の影響で出荷できなくなってしまった葡萄を使用したビールなどが、今までにリリースされています。今回のトマトエールはその第4弾というわけです。
普段ビールを飲まない方にもおすすめ!
『オモイロ トマトエール』のスタイルはVegetable Ale with Spices、略してVAS。カッコいいですね。麦芽の使用率が50%未満なので、正確にはビールではなく発泡酒の扱いになるみたいです。
薄赤色で濁り目のビールは、セロリとスパイスの爽やかな香りがします。トマトのビールというと、レッドアイの味を連想しますが、もう少しさらりとした、すっきり軽めの印象です。
暑い日に少し汗をかいたときに、くいっと飲むと最高でしょうね。冷たく冷やしたトマトの澄まし汁といったすっきり感があり、ビールがそんなに得意ではない人にも飲みやすいんじゃないかと思います。トマトのクセが良い意味で無く、旨味はしっかりと感じます。
Jonathan Richman&And The Modern Lovers/South American Folk Songs
暑い日はこんなアコースティックな音に身を委ねて、少しだけゆったりと窓の外でも眺めていたいですね。そこに『オモイロ トマトエール』があればいうことありません。