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12杯目 横浜ベイブルーイング『BAY WEISS』

今日は先日に引き続き横浜ベイブルーイングBAY WEISS』(ベイヴァイス)をいただきます!小麦麦芽のビールでスタイルは白ビールの『ヴァイツェン』ですが、その色味はやや黄色がかっています。バナナやトロピカルフルーツを連想させる華やかな香りが、グラスに注いだ瞬間にぷわっと広がります。

小麦に由来する柔らかい麦の甘味、酸味がこのビールのキャラクターを作っています。苦味はほぼありませんね。酸味が苦味と似た役割を果たしていることにも注目したいですね。苦味や酸味はそれぞれ単独で心地よいものではありませんが、甘味や香りと組み合わさることで、味に複雑さや余韻を生み出します。酸味と甘味、香りがバランス良く三位一体となっているヴァイツェンです。

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ドイツ語で『小麦』を意味する『ヴァイツェン』は、小麦の麦芽を50%以上使用したビールのことを指し、特徴は『エステル香』といわれるバナナのような香りを持っていることと、苦味がほとんどないことです。

小麦は大麦に比べタンパク質が多いので、やや白濁した感じになります。ドイツ生まれの『ヴァイツェン』に対し、ベルギーで生まれた『ベルジャンホワイト』も同じ白ビールですが、麦芽になっていない小麦を使い、オレンジピールやコリアンダーなどのスパイスが使われているのが大きな特徴です。

苦いビールが得意ではない人でも、ビールの入り口として入りやすく、おすすめしやすいのがこのタイプのビールです。白いビール、というだけで何だか優しそうなイメージがありますが、『白』という色には私たちにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

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白は色の中でも最も明るく、ポジティヴで清潔な印象を与えます。また、食欲を増進させ、アドレナリンを分泌させ、気持ちを高揚させる効果があるともいわれます。

ヴァイツェンやベルジャンホワイトを飲むときは、何だか不思議な高揚感を感じませんか?白い色と爽やかな酸味で、ビールに美味しいおつまみが欲しくなるのは、私だけでしょうか?

Rude/Magic!

軽快なレゲエ調のリズム、ギターのカッティングも心地よいですね。それに何といってもメロディがいい!一度聴いたら頭から離れなくなる美メロです。ボーカルの声質といい、こんなにもヴァイツェンが似合う楽曲がありますでしょうか?

歌詞はというと結婚しようとしているのに、彼女の父親が反対していてできない。という、ちょっと情けないところも気に入っています。お義父さんとヴァイツェンでも飲んで、味方にしちゃいなよ。

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