「君は優しすぎて怖いよ」 そう人から贈られた言葉のギフト。 誰かの目に私が優しい人であると 映っているのはすごく嬉しくて 優しい人になりたい私にとっては 最高のギ…
愛情には2つの分かれ道がある これから誰かの日常も尊ぶ程にその人を大切に想う愛情。 それから、異常なまでに相手に縋り付き、自分を愛してくれる人で自分の寂しさを埋め…
夢を見た。 大好きな人達の夢。 今はもう 此処にはいない人達の夢。 やけに 温もりを感じた 5秒前に 会ったみたいに。 そばに居る気がした。 彼女は 4年前に 温かい…
「優しい人になりましょうね」 小学校や 中学校で先生が説く 道徳 思えば優しいという言葉に 19年間 誑かされてきた気がする。 小学生1年の時 担任の先生から貰った 優し…
夜永の秋。虫の音に、金木犀の甘い魅惑の香り。 夏は去り、心に少しばかり寂しさを感じる日々。 秋の夜永は、人を孤独にする。 何かが欠けていて、心に空虚さが募る。 …
暗黒の空から滴りゆく雨粒。 手には溢れんばかりの寂しさ。 生暖かく私に降り注いだ雨に少しの優しさと皮肉を感じる。 大粒の雨が地面に零れ落ち、 潤いすぎた地はぬか…
生きにくい世の中だ。 そんなことは、私が幼い頃からずっと感じてきた感情で分かりきっている。 昔から心の中で思った言葉達は、文章にしている。 これが私自身を救って…
『君は今すぐにでも 消えてしまいそうなくらい儚いね。』 そんな言葉を人から貰ったことがある。 自分から何かを掴み取ることが 出来ない 愚かな私は 形あるものが…
生命の色が儚く滲んでいた。 あの子は、幸せな一生を歩めたのだろうか。 何の変哲もない日常で 当たり前のように 朝が来て、 今日も私は時計と睨み合いっこなんてしながら…
雨音が私の心に同情した。 太陽は眠りにつき、 月や星も今日は 毛布のような雲にくるまって寝ている ふと足元を見れば 水溜まり が 夜の闇に覆われ、 いつものように 鏡…
藍色の空が泣いているようだった。 太陽に照らされても尚、 彼らの表情に笑顔が宿ることは無かった。 あの空に手を伸ばしてみても 私の心が救われる訳でも無い。 綺麗に…
18歳最後の1日 行ったことも無い街へ自転車で飛び出した 太陽の光が痛いくらいだった アスファルトに溜まった水溜まりが 無機質な空を映していた。 宙を舞うあの可愛らし…
哀しみの色を持った言葉達が 煮え切らない感情で 私の心の中をさまよっている。 何処に向かえばいいのか やり場のない言葉達が 救いを求めて 私を苦しめている。 どう…
目まぐるしく変動する世の中を 私たちはひたすら 毎日生きている。 会えない人に会えない世の中 届けたい人には届かない言葉 あの人の大好きな笑顔が 私の瞳には届かな…
イヤホンを外して 外の空気に触れてみると 少し肌寒い風と共に 光に照らされた 子供達の笑い声が木霊して聞こえた。 忘れていた何かが心の中に 温もりを広げたようだっ…
誰かの 心の中に 私の居場所はあるんだろうか 誰かの 胸の中に 私の言葉は生きているんだろうか この世界に 私は 何かを残せているだろうか フィルムに映らない 私の…
金木犀
2021年6月20日 08:19
「君は優しすぎて怖いよ」そう人から贈られた言葉のギフト。誰かの目に私が優しい人であると映っているのはすごく嬉しくて優しい人になりたい私にとっては最高のギフトだ。でも、その言葉を貰うたび、自分の心が痛くて辛い。私はそんな優しくないんだよ。人に優しくするのは当たり前で自己を犠牲にするのと表裏一体心の痛みや哀しさが今も心の中で生きているから人の痛みを知っているから
2024年2月22日 06:14
愛情には2つの分かれ道があるこれから誰かの日常も尊ぶ程にその人を大切に想う愛情。それから、異常なまでに相手に縋り付き、自分を愛してくれる人で自分の寂しさを埋めようとする歪んだ哀情。後者を私達は依存 と呼ぶ。愛は人という存在を形づくる基盤のひとつだ。幼少期の豊かで素直な愛情は人格形成に大きく影響する。ところで、その愛とは何なのか、romanceの香りがする恋愛の愛なのか親が子
2021年10月24日 03:25
夢を見た。大好きな人達の夢。今はもう 此処にはいない人達の夢。やけに 温もりを感じた5秒前に 会ったみたいに。そばに居る気がした。彼女は 4年前に 温かい場所に逝った冬の寒さが 冷たすぎる頃だった。白い床、 白い壁、微かに 光が差し込む あの場所で 彼女は 生きていた。私には分かった。 あの瞬間、この人は もうすぐ旅立つということを。あの場所で 涙を堪えきれ
2021年9月28日 20:46
「優しい人になりましょうね」小学校や 中学校で先生が説く 道徳思えば優しいという言葉に 19年間 誑かされてきた気がする。小学生1年の時 担任の先生から貰った優しさ1番 賞。見返りを求めず 人の事を想う。優しさとはそういうものらしい。人のことを優先し、 誰かを大切に想いする行動で人は笑顔になるその笑顔が愛おしくて 大好きだった。でも世の中、そう上手く 優しさだけでは生
2021年9月26日 21:13
夜永の秋。虫の音に、金木犀の甘い魅惑の香り。夏は去り、心に少しばかり寂しさを感じる日々。秋の夜永は、人を孤独にする。何かが欠けていて、心に空虚さが募る。幸せなはずなのに満たされない。満たされるのが怖い。幸せになるのが怖い。このどうしようもない感傷的な感情が何故か愛おしい。秋はそんな私の憂いを救ってくれる気さえする。私の感傷的な心が季節の空気に溶け込み、寂しさも切なさ
2021年8月19日 20:42
暗黒の空から滴りゆく雨粒。手には溢れんばかりの寂しさ。生暖かく私に降り注いだ雨に少しの優しさと皮肉を感じる。大粒の雨が地面に零れ落ち、潤いすぎた地はぬかるみ、やがて私を深く底へ沈める。漆黒の雲居から朧気な月が私を見下ろす。「君は今、幸せかい?」雲にかき消されそうな眩い光の粒が同情しているようだった。「この世界の人間はね、真面目で優しい人ほど、苦しい。優しい人
2021年8月3日 09:32
生きにくい世の中だ。そんなことは、私が幼い頃からずっと感じてきた感情で分かりきっている。昔から心の中で思った言葉達は、文章にしている。これが私自身を救っている。声に出しては誰かに伝えられなくて、誰にも言えないこの想いを無かったかのようにただ息をするのは、苦しい。でも、文章だけは、私の心を見捨てなかった。どんなに哀しいことが雨のように私に降り注いでも、その感情を綴ることで意味
2021年7月13日 07:39
『君は今すぐにでも 消えてしまいそうなくらい儚いね。』そんな言葉を人から貰ったことがある。自分から何かを掴み取ることが出来ない 愚かな私は形あるものがすごく嫌いだった。形あるものはいとも簡単に容易く崩れて 原型を留めず、 固く強く結んだ糸は簡単に綻んでゆく。人だってそう、物だってそう、思い出だってそう、生命だってそう。その儚さを愛さなければ私はきっと生
2021年6月25日 17:13
生命の色が儚く滲んでいた。あの子は、幸せな一生を歩めたのだろうか。何の変哲もない日常で 当たり前のように朝が来て、今日も私は時計と睨み合いっこなんてしながら 自転車を走らせた。車が絶え間無く、人の営みの中に生きている事を嫌だと思うほど実感するばかりだ。ふと、視線を下に落とすとそこには小さな体で精一杯生きた子猫の姿があった。見るに堪えない。彼の表情を見ることは出来なかっ
2021年6月24日 07:20
雨音が私の心に同情した。太陽は眠りにつき、 月や星も今日は 毛布のような雲にくるまって寝ているふと足元を見れば水溜まり が 夜の闇に覆われ、いつものように 鏡の中の私はいない。何だか本当に1人な気がして心が ぎゅっと痛い。もし、私がこの世界から居なくなったら誰か覚えてくれているのだろうか誰かの記憶の中に 私の居場所はあるのだろうかそんなことを想って自分の価値を問
2021年6月12日 21:42
藍色の空が泣いているようだった。太陽に照らされても尚、彼らの表情に笑顔が宿ることは無かった。あの空に手を伸ばしてみても私の心が救われる訳でも無い。綺麗に零れ落ちたあの涙もいつかは消えて飽和する。形のあるものは形を失うのにどうして形の無いものは心に残り続けるのだろうそんな姿もない透明な何かが痛い。痛くて堪らない。誰かの心の痛みに 寄り添ってあげたいのに何も出来な
2021年6月7日 00:39
18歳最後の1日行ったことも無い街へ自転車で飛び出した太陽の光が痛いくらいだったアスファルトに溜まった水溜まりが無機質な空を映していた。宙を舞うあの可愛らしい蝶々のサンバも生ぬるい 風達も なんだか今日はいつもより愛おしく感じた。知らない街並み、知らない人達、何処に向かっているのか この先、何があるのか分からないただ私は移りゆく景色に心を動かされた。恵みの雨
2021年6月1日 06:37
哀しみの色を持った言葉達が煮え切らない感情で 私の心の中をさまよっている。何処に向かえばいいのかやり場のない言葉達が 救いを求めて 私を苦しめている。どうしてだろうか自分の存在を 半透明だ。と思う日々が ここ最近、続いている。確かに私は 人間として存在しているのに私自身は自分の存在を半分しか認識していない。誰かの為に尽くしたり 誰かの笑顔の為に動くことが大好きな私
2021年5月31日 03:51
目まぐるしく変動する世の中を私たちはひたすら 毎日生きている。会えない人に会えない世の中届けたい人には届かない言葉あの人の大好きな笑顔が私の瞳には届かない。人がとてつもなく 遠く感じる。まるでこの世界で1人にされているようで。ただ戻らない何の変哲もないただの日常を恋しく、愛おしく 想って 窓辺に浮かぶ月をぼんやりと眺めている。当たり前は簡単に壊れる。そ
2021年4月16日 22:42
イヤホンを外して 外の空気に触れてみると少し肌寒い風と共に 光に照らされた子供達の笑い声が木霊して聞こえた。忘れていた何かが心の中に温もりを広げたようだった。社会の声、誰かの干渉を見向きもしない堂々たる愛らしい笑い声は世の中の人間に昔々、あったものだった。いつからだろう。周りの声を気にして 何かが壊れるのを恐れて自ら手を伸ばさなくなったのは。いつからだろう。
2021年3月24日 00:01
誰かの 心の中に 私の居場所はあるんだろうか誰かの 胸の中に 私の言葉は生きているんだろうかこの世界に 私は 何かを残せているだろうかフィルムに映らない 私の想いは誰かの記憶の断片でしかない花束のように束ねないでそんな綺麗じゃない見えない空気みたいな想いが 風船のように 飛んでいくアスファルトに流した涙が花を潤して 次の春が訪れるならそれでいいよ大切な人