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あたらよ。

目まぐるしく変動する世の中を
私たちはひたすら 毎日生きている。

会えない人に会えない世の中

届けたい人には届かない言葉

あの人の大好きな笑顔が

私の瞳には届かない。

人がとてつもなく 遠く感じる。

まるでこの世界で1人にされているようで。

ただ戻らない何の変哲もないただの日常を

恋しく、愛おしく 想って

窓辺に浮かぶ月をぼんやりと眺めている。

当たり前は簡単に壊れる。

それはそれはとても冷酷な終わり方をする。

エンドロールのように優しくない。

7人の天使だってラッパを吹いてくれない。

気づいた時には 私の平凡な物語を
映したフィルムが
バラバラに引きちぎられていた。

人間は当たり前に慣れる。

そして大切なものを見失う。

そんなこと過去の物語で分かりきっている。

でもそれが、そんな簡単なことが

分からなくなるほど

人間は視野が狭い。

本当は守るべき大切なもの。

人生は自分が主人公なのに
上手く物語を創造出来ない。

突然わけも分からない名前のない怪物が
自分の人生に土足で
ズカズカ入り込んできて

急に物語を書き換えたりする。

そうなることを私達は気づかないフリを
している。

果たしてそれでいいのか?

今ある当たり前のものが
急に目の前から消えて永遠に無くなったら

私は、貴方は、どんなことを想ふだろう。

当たり前のものが無くなったら
いつだって人は後悔する。

過去を思ってしまう。

だからこそ 今この瞬間の奇跡を
私は大切に思って 守っていきたいのだ。

感情50% 距離感 50%

フィルターのかかった 貴方の笑顔。
温もりすら身近に感じない その距離感に

どこか寂しさを感じている。

ただずっと いつまでも
大切な人が この先、
私の手を取って 大好きな笑顔を
ずっと見せてくれるように

貴方と私の
過去に軌跡があったように、
この先にも 長い長い道を
共に辿って生きていきたい。

今この瞬間、生きているその奇跡に
貴方が 生きているこの夜を
私は 愛おしく 想っている。





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