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人生のヒント

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人生の生き方・行き方を考えるきっかけになる記事を集めました。素敵なクリエイターさんの背中を押されるような記事とわたし自信の想いを綴った記事が詰まっています。なにかのヒントになれば…
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#本

対価をきちんと支払うということ。

対価をきちんと支払うということ。

 本は、できる限り新書で買うことにしている。
 それは、その本を生み出した作者やその周りの人びとに、自分が支払った対価がきちんと届くように、と考えているからだ。だから基本、ぼくは古書店には行かない。

 これはあくまでぼく個人の考えであって、だれかのやり方が間違いだとか、否定したいとか、決してそういうことではない。

 冒頭2文ですでにもっとも言いたいことを言ってしまったわけだけれど、気をとり直し

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意志にも旬と賞味期限がある

意志にも旬と賞味期限がある

『今まさにこれをしたい!』

と強く感じるときがある。

これは期間限定の感情で、パッと出たかと
思いきや時間が経つとスーッと引いていく。

まるでなかったことかのように。

そのときはキラキラと輝いているけど、
すぐに消えてしまう。

まるで夏の線香花火のように儚い。

結論から先に言ってしまうと、このnoteでは

『これをしたい!』と感じている期間中に意志を叶えていくことこそが人生の幸福度を

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もしも一年後、この世にいないとしたら

もしも一年後、この世にいないとしたら

最近編集をした本のタイトルに、上のようなことばをつけた。私自身、この言葉をみるたびに少しドキっとする。

著者は、国立がん研究センターの精神腫瘍科で働く清水研先生という精神科医の方。「精神腫瘍科」という言葉は初めて聞く人が多いと思う。精神腫瘍科とは、がん患者さん専門の精神科医のことだ。

今、がんになる人は二人に一人と言われている。自分ががんでなくても、身近なひとががんに罹ったことがある、がんで亡

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いろんなしあわせ、いろんないきかた

いろんなしあわせ、いろんないきかた

ホテルの仕事の前に蔦屋書店で早朝書店員をしていた頃のお話。

朝6時のお店のオープン作業をするメンバーは私より20〜30歳上の人ばかりだった。

きっと私はその人たちの娘さんや息子さんと同い年くらいで、同僚というよりも小娘として見られていたと思う。

まだ電気もついてなくて音楽も流れていない、太陽の光だけが差し込む朝の書店は静かでとても美しかった。

あの時期、愛してやまない蔦屋書店の電気をつけ、

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