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家庭科のほそ道 A 家族・家庭生活

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家庭科の学びは生活体験と結びついて、その価値が見えてきます。中学校家庭科の【A 家族・家庭生活】に関わる内容の記事を集めました。
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#家庭科のろん先生

赤ちゃんのつめやすりのお話

赤ちゃんのつめやすりのお話

 赤ちゃんは握る力が発達してくると、爪で自分の顔を引っ掻いてしまうことがあります。特に乾燥する冬の時期は自分の顔や頭を引っ掻いてしまい、かさぶたができてしまうことも・・・。そうなると、じっくりと保湿しなければ治りません。

 こんなときに、役に立つのがこの電動爪やすりです。回転式になっていて、赤ちゃんの発(つめの硬さ)に合わせて付け替えられるモデルもあります。

 今日はこれで息子の爪をなめらかに

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百日祝い(お食い初め)をしました。

百日祝い(お食い初め)をしました。

 本日、我が家で息子の百日祝い(お食い初め)をしました。

 「お食い初め」とは、赤ちゃんが食べ物に困らない人生を歩めるようにという願いを込めて行う儀式です。まだ3ヶ月とちょっとなので、もちろん用意した食べ物は、赤ちゃん本人は食べることができません。あくまでも食べる真似です。箸を近づけたら口を開けたので、このまま本当に食べてしまうかと思いました。
 「歯固めの儀式」という、「丈夫な歯が生え、健康で

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ぼくのグーを見つけたよ

ぼくのグーを見つけたよ

 長男がが生まれて3ヶ月。はじめはただただ小さく、ベッドに寝ていて、抱っこをすると包まれたままの姿勢でいた長男ですが、最近は腕や腹筋、足の筋肉もついてきて、ついに自分のグーを発見したようです。

 イメージはボクサー。天高く拳をあげて、じいっと眺めています。「もしかしたら、これは自分のからだなのかもしれない」「舐めてみよう」「手だ」なんて考えているのでしょうか。お腹が減ると、ときどき人差し指の付け

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ミルクとげっぷ

ミルクとげっぷ

 生後3〜5ヶ月の赤ちゃんの首がすわる時期までは、ミルクをあげた後にげっぷをさせます。赤ちゃんがミルクと一緒に空気を飲み込んでしまって、苦しくなってしまうからです。この状態だと、吐き戻しの原因になってしまいます。

 第一子のときはなかなかげっぷを出してあげられず、心配になることが多くなりました。今、ミルクをあげている第二子は割とスムーズにげっぷを出すことができます。個人差はありますが、私なりに見

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哺乳瓶でコミュニケーション(目で顔を追う仕草)

哺乳瓶でコミュニケーション(目で顔を追う仕草)

 長男(第二子)も、生後2ヶ月と半分。最近では哺乳瓶でミルクをあげていると、目と目が合ったり、私の顔を目で追ったりするようになってきました。

 新生児の視力は0.01~0.02くらいと言われています。これくらいの視力だと、哺乳瓶でミルクをあげている最中にちょうど顔を認識することができます。
 ミルクをあげながら見つめ合って話しかけると、いろいろな表情や仕草を見せてくれます。これが、たまらなく可愛

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七五三の由来と歴史

七五三の由来と歴史

 今日から「幼児の生活と家族」の分野について連載を始めます。ちょうど、本日は3歳になる娘の七五三のお祝いでした。そこで、七五三の由来と歴史についてまとめたのでご紹介します。

 七五三の由来については、諸説ありますが、室町時代にはすでにその文化はあったそうです。現代と違って食糧事情や医療、生活そのものが違った時代です。「七歳までは神の子」と言われるほどに、生きてこられたこと自体に大変な喜びを感じて

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自分らしい生き方の模索

自分らしい生き方の模索

 自分らしい生き方の模索。受験を控えた中学生の皆さんはもちろんのことかと思いますが、32歳である私自身もまた、その過程を続けているように考えます。これは一生続くものなのかもしれません。

 今回が継続して連載をしている「家族・家庭生活」の分野の締めくくりになる記事です。

 自分らしい生き方の模索。中学3年生のみなさんはきっと、将来の職業選択を見据えて、もしくは凄まじい勢いで変化する世の中の状況に

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最も緊張する授業「家族関係の変化」

最も緊張する授業「家族関係の変化」

 家族について学ぶことは、周りの”家族”と自分の”家族”の違いを認識することになります。だから、この授業はどの学年のどの授業のよりも緊張して臨みます。

 自分にとっての「普通」が必ずしも周りのみんなの「普通」ではない。それで大丈夫。むしろ、「普通」って何だろう。誰もが自分を「普通」だと思っているのだろうか。「普通」っていう言葉は実は怖い。こんな導入から始まった年もありました。

 家族の関係は常

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看護・窓の向こうの祖母を探しに

看護・窓の向こうの祖母を探しに

 祖母が膝の手術で入院しています。入院生活はやはり寂しいようです。今日は娘を連れて、病院の真下にある公園に遊びに行ってきました。

 目印は黄色いタオル。タオルを振って病室から窓の下を眺める祖母と、それを見つけて駆け出す娘。

 病室は7階だったそうですが、公園から「キャッキャ」と嬉しそうに笑う娘の声も聞こえてきたそうです。とても喜んでくれました。

 退院までまだ日があります。「ひ孫が公園で遊ん

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家庭の機能と経済生活は車輪の両軸のよう

家庭の機能と経済生活は車輪の両軸のよう

 家庭の機能である衣食住・子育て・看護・介護には、収入による経済生活の安定が不可欠です。

 衣服は生活に必要です。衣服がないと外出できません。
 食料は生命の維持に欠かせないものです。栄養バランスの整った食事を摂取していかないと、健康が損なわれてしまいます。すると、働くことが困難になり、経済生活に支障が出てしまう場合があります。
 水は上水道と下水道に分かれています。中学生は下水道にお金を払って

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