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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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#風

単調な人生

単調な人生

単調でつまらない人生だと
扇風機で涼んでいたら
扇風機が故障した
したら途端に暑くなり
ポンコツって
扇風機のせいにした

ふと

羽を回して風を送る
その単調なことに私はすがってる
単調でつまらないからと
扇風機が回すのを止めたとしたら…

直しながら思った

単調なことが誰かの為になってる
可能性
単調なことをしてくれる人や物の
ありがたさや尊さ


扇風機が直って動き出す
涼しい風が私をゆ

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風の足跡

風の足跡

田を渡る風の足跡追いかけて
揺れる穂先についてゆく

いつも見失ってしまう風
どこかへ消えてしまう風

気付けばまた ひとりぼっち

風は見えない
感じるだけでは動けない

穂が枯れては足跡を追えない
早く追いつかないと
いけない

光風

光風

辿り着いた景色にあなたはいなかった

さくらを散らせた風は光風
降りしきる雨にやっと耐えて見た光
眩しさに紛れた風の手は目に見えない
瞬く間に散ってゆくさくら色のあなた
最後のひとひらはあなたの想い
舞い落ちたフロントガラス
気付かずいれたワイパー

辿り着いた景色にあなたはいない…けど
さくらを見る度に思い出すあなたの想い
そのひとひらの想いは今も
私を温かく励ましてくれる

今年の春も
あなた

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優しさを忘れない

優しさを忘れない

海から吹く風が懐かしいのは
あの人のことを想うから

空から降り注ぐ光が寂しいのは
あの人のことを想うから

懐かしさも寂しさもきっと
あの人の優しさ

吹く風よ
ねえ 注ぐ光よ

私は忘れない
あなたのその優しさを

大空の彼方

大空の彼方

あの大空の彼方に
きっとあなたはいるのだろう

正解も不正解もない
信じるも信じないもない

あの空の青さも
あの雲の白さも
なぜかあなたらしい

風よ 届けてほしい
あの大空の彼方へ

あの日と変わらない
この澄みきった
あなたへの想いを

今を信じて

今を信じて

風に向かう気持ちがあるならば
雨に打たれる覚悟があるだろう

雲間に光を探す気持ちがあるならば
闇に挫けぬ情熱があるだろう

今を信じる気持ちが
この空を青くする

夢はまだ
終わっちゃいない

稲

さらさらさらさら

風に揺れては元通り

まるで何にもなかったように

風吹けばまた

さらさらさらさら

揺れて揺れては元通り

稲はたくましいな

あたしもそんな稲になりたいな

枝先の想い

枝先の想い

手を離した途端 風と共に消えた夢

時代運命で語るほどのこともない
散り時を知る枝先の想いを
吹く風が知る由もないように
儚さを知るその指先の想いを
世間の眼が知る由もないように

芽吹く春を待ち焦がれるように
眩しい季節の風を憧れるように
人は誰もが心に咲く
夢という花を摘むのだろう
ただその指先は
いつも微かに震えてる
それは憧れだけではないことを
心が知っているからなのだろう

今を生きる

今を生きる

ロウソクが最後まで消えないなんて
風吹けば消えてしまうものを
その風がいつ吹くかなんて
そんなことわかりはしない

先のことばかり考えてるけど
存外
先は短いのかもしれない

風吹かぬよう恐れ生きるより
また祈り生きるより
いつ吹いてもいいように
いつ消えてもいいように

今を生きる

前向きに

前向きに

雨は降ってるけど
風はない

靴は濡れたけど
髪は大丈夫

信号は赤だけど
次は青

今日はきっと残業
でも
明日会える

まあ そう悪くない

前向きに行こう

又と無い

又と無い

どんなに風が吹こうとも
どんなに雨が降ろうとも
どんなに日照りが続こうと
私は諦めない

どんなに周りが倒れても
どんなに無情に刈られても
どんなに孤独になろうとも
私は決して諦めない

又と無い人生
だからこそ
やりきってみせる

そう 又と無い

まだまだ これから

最期

最期

誰も通らぬこの道で

枯れ葉舞うこの道で

待っていたけどそろそろ仕舞い

次の風が吹いたなら

私は静かに散るでしょう

悔いのある訳もなし

ただ もう一度会えたなら と

ただそれだけを思います

雲と私

雲と私

お空の雲は不思議だな
いろんな形に変わってく
誰が形を変えるやら
したら婆やが言うんです
風が変えているんだと
あたしも風を受けるけど
髪の毛しか変わらない
そう婆やに言ったらば
ちゃんとしたもんは
風吹いても変わらんよ
だって
あんたはちゃんとしてる
そう言われたようで
何だか嬉しくなりました

夏の夕暮れ

夏の夕暮れ

夕暮れ田んぼに渡る風

鳴いて響くは蜩の声

田んぼに映る夕景に

実り多き秋を想う

何気ない日々をありがたみ

今日の命に感謝する

そんな夏の夕暮れは

いつも心に優しい