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2019年2月の記事一覧

22歳、最後のnote。

22歳、最後のnote。

きみにもっと、大好きと伝えればよかった。

きみにもっと、ありがとうと伝えればよかった。

嫌だ。やめて!とこころから叫べばよかったし、それは間違ってると凛と背筋を伸ばして言えばよかった。

あなたのおかげでわたしはいつも楽しいです。いつも迷惑をかけてごめんなさい。
愛しています。これからもよろしくね。そう言いたい場面がいくつもあった。

本当は、そんなつもりじゃなくて......。目線の先の季節

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多様性って正義じゃない。

多様性って正義じゃない。

"多様性"

わたしはまだ22年間しか生きていないこともあって時代の巡り方がよくわかっていないのだけど、今、この瞬間のバズワードのひとつに"多様性"は間違いなくランクインしていると思う。

毎年行われる流行語大賞みたいな感じで、やはりその時代時代でバズワードがあるのだろうか。時代背景によって、生き方も考え方が変わる象徴的な言葉。

「考え方」があるから「言葉」が生まれるのか。「言葉」があるから「考

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情報の足し算と引き算。

情報の足し算と引き算。

偉そうで、気むずかしそうで、怖そうな人が多い。

あまりその業界にくわしくない人間としてのぼくの、アニメーション監督に関する先入観である。悪口を言っているように聞こえるかもしれない話なので個人名を挙げることは避けるけれど、大御所とされるアニメーション監督の方々は、その作品のすばらしさとは別に、どこか偉そうだったり、気むずかしそうだったり、怖そうに映ってしまう。少なくともインタビュー記事を読むかぎり

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花と器 Feb. #2 郵送でお花が届くサービス「FLOWER」

花と器 Feb. #2 郵送でお花が届くサービス「FLOWER」

いま、サブスクリプション*のサービスがどんどんリリースされている中、一週間ほど前に1000円以内の金額でお花が届くサービス「FLOWER」がリリースされて話題になりました。

*サブスクリプションとは?
サービスを継続して利用するために一定額を継続課金してサービスを受ける方式のこと。代表的なものは、「Netflix(月額課金制動画視聴サービス)」「dマガジン(雑誌購読の定額サービス)」など。

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自分のガス欠を感じ取る

自分のガス欠を感じ取る

ガソリンが足りてないのに、いくらエンジンをかけても車が走らないように、自分にガソリンを入れるために立ち止まることは大事だ。

昨日カフェで仕事をしているときに、不意に車がエンストしたように、自分にエネルギーが入らなくなってしまった。

転職して2ヶ月。覚悟はしていたものの、慣れないことだらけの中、土日も丸一日休んだ日を作れず、かつここで止まったら置いていかれるかもしれないという焦燥感もあり、ついに

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SNSで死なないで

SNSで死なないで

中学生がヒッチハイクでアメリカ横断を試みて、ツイッター上でちょっとした騒ぎになっていた。ふつうに常識があればありえないほど危険な話だし、そもそも本人のツイッターやInstagramの投稿を遡るとまるで勇気と無謀を履き違えていて、どうしてこんな歪んだ認識をするに至ってしまったのか…とうろたえてしまう。

彼が正しいとか間違っているとか、それは一旦置いておいて(彼がしていることは間違っていると思うのだ

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「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

はじめまして、フリーランスでライターをしているオバラ ミツフミと申します。学生時代にプロを目指し、モメンタム・ホース代表の長谷川リョーさん(当時はフリーランス)に弟子入りし、文筆業の道に進みました。

ライターとしてお金を稼ぐまでに、およそ2年くらいの時間がかかりました。師匠には、「本当にセンスがない」と言われたほどです(笑)。

ただ、弟子入りから1年でブックライティングをまかせてもらえるまでに

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それでも伝えること。

それでも伝えること。

泣きたかったんだ、きっと泣きたくてここにきた。空はすっかり星たちの居場所になっている。

彼はわかっていない
全然わかっていない

わたしの想う、わたしが伝える、"大好き"が、どのくらい、どのように、大好きなのか。

そもそも、赤の他人に自分の気持ちをわかってもらうことなんてできるのだろうか。同じ言葉を使っていても、それが同じ感情だとは限らない。感情なんてあやふやなものをくっきりはっきり「言葉」に

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魂が震える、仕事をしよう。

魂が震える、仕事をしよう。

フリーライターになって、1ヶ月。

たった1ヶ月と思うか、されど1ヶ月と思うか。

アルバイトをしつつもすっからかんになりそうな口座にそわそわしながら、自分が何者なのかわからない不安定さに押し潰されそうになりながらなんとか毎日布団をはぎとり生きてきた。

未来に種を撒きながら、今目の前を大切に。

焦りと不安とやりたいことに、ココロとカラダがちぐはぐになってなかなかバランスが取れない。「がんば

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あの人が泣いた日のこと。

あの人が泣いた日のこと。

だいすきな人の文章を読んだときに頬を伝った涙。顧問の先生が異動してしまうことを知ってわっと泣き出した先輩。祖父のお葬式で声をあげて泣くぼんやりとした喪服姿。高架下の電車の音と悔し涙に目を真っ赤にする同期。修学旅行の夜に、ベッドの上、ぽつりぽつりと悩みとともに涙をこぼす友達。

素直に泣ける人が、好きだ。

人知れずシャワーとともに流れる涙も、目を閉じる一呼吸まえに枕に落ちた涙も。見えない涙を流す、

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コミュニティを立ち上げた人が答えを持っているわけではない。みんなで答えを探し出すのが楽しい

コミュニティを立ち上げた人が答えを持っているわけではない。みんなで答えを探し出すのが楽しい

サディととっちーのお話がとてもよかったというお話。

>サディ:ラボにどんな役割があったほうがいいのかってこと。それを僕の指示待ちじゃなくて、みんなが話し合って決めていく。そうやって、みんなの知恵が健全に出たほうが、いいだろうなって。今年からだよね、もうラボの運営を全部任せていて。

>サディ:運営もどんどん自分たちでやっていくと、どんどん自分ごとになってくるし、全体像が見えている中でやる

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夏と冬と、あのひとたちと。

夏と冬と、あのひとたちと。

ほんとうだったら今日みたいな日は、なにも書きたくない。

もう少し正確にいうなら、なにも考えたくない。たとえこんなものであってもやはり、なにかを書くにはそのぶんなにかを考えなきゃならない。いまはどうもその体力がない。

きのう脱稿した原稿、さきほどおおまかな推敲はやり終えた。「わあ、このまま出してたら大変なことになってたぞ」な誤字脱字や拙劣な表現はあったものの、総じて「おお、このまま出してもぜんぜ

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フォロワー数はパワーではない

フォロワー数はパワーではない

「フォロワー数をウン倍する」といったノウハウが、ネットにはよく流れている。

多くの人は、フォロワー数を「集めるだけ強くなる成功のバロメータ」と考えているようだ。

ドラゴンボールの戦闘力のような感じだろうか。

経験上、それは間違った考え、それもかなり危険な間違いに思える。

フォロワー数はブースター一般的に、フォロワー数は「多ければ多いほどよい」と思われているが、それは間違いだ。なぜならフォ

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