#259 【Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」】は、なぜ世界でヒットしたのか
どうも!若手の研修兄さんこと、海先輩です!
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おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は、【Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」】は、なぜ世界でヒットしたのか、というお話です。
厳密にいうとなぜ物やサービス、コンテンツが売れるかなんて説明しようがないんですけど、オタク的観点から【こういうことが言えるんじゃないか!】という考察をしてみようかなと思います。
そして、いろいろ調べてみるとCreepy Nutsから学べる考え方も見えてきたので、一笑門らしくそういう部分にも一応触れたいと思います。が、基本は【音楽オタクの情熱語り】です。ではスタート!
まずは商業的な側面からいうと、【アニメのタイアップ】は大きいでしょうね。この曲は今年1月より放送がスタートしたTVアニメ【マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編】のオープニング主題歌に起用されており、歌詞もアニメを意識した内容になっています。
タイアップ系でヒットした曲はこれまでもたくさんありますが、「Bling-Bang-Bang-Born」が抜きん出た要素に、【ダンス】があります。
アニメのオープニングでマッシュが踊っているダンス(通称BBBBダンス)が【TikTokで大ブーム】になったんですよね。
なのでただアニメタイアップをしただけでなく、TikTokというショート動画でヒットしたことが相まったのかなと。
まあここまでは誰でも想像つく考察だと思いますが、ここで音楽的観点で1つ。
この曲の冒頭に以下のフレーズがあります。
マッシュルというアニメは、【魔法世界】を舞台にしているのですが、肉体を鍛え続けた少年マッシュはなんと魔法が使えません。そのため、筋肉で道を切り開いていくという物語です。
他のみんなは魔法で空を飛んだりする中、マッシュは筋肉で空を飛んじゃうんですね。
それで【お前これ全部生身の体でやっちゃうの!?】という歌詞なんですけど、ポイントはこの言い方。
最後の【生身で?】の【で〜⤴︎】が若干しゃくってるんですよ。ここで魔法が当たり前の世界で生身で解決しちゃうマッシュに対する【え、えぇ〜〜??】という視聴者の気持ちを表現している、と、思われます。
次に、この曲が世界でヒットしたのは【必然】とも言われており、世界で流行っている音楽トレンドをいち早く取り入れた楽曲になっているんだとか。
具体的には【ジャージークラブ】というジャンルを取り入れています。ジャージクラブはアメリカ合衆国ニュージャージー州発祥のエレクトロニックダンスミュージックの一種です。
この音楽ジャンルは、1990年代にバルチモアクラブ音楽から派生しました。特徴的なのは、その【高速なBPM(毎分のビート数)】【重低音】そして切り刻まれた【ボーカルサンプル】です。ジャージークラブのトラックはしばしばエネルギッシュで踊りやすく、パーカッシブなリズムや反復的なフレーズが特徴的です。
「Bling-Bang-Bang-Born」は出だしのリズムが【ダッ/ダッ/ダッダッダッ】と【1小節に5回】リズムを取っています。この感じはまさにジャージークラブのノリですね。
このジャンルを踏襲したのが今回の「Bling-Bang-Bang-Born」ですが、トラックを作っている【DJ松永さん】は過去作品でも多岐にわたるジャンルからインスピレーションを受けているなと感じます。
例えば2018年リリースのアルバム【クリープ・ショー】の4曲目【紙様】は、【ベンチャーズ】でお馴染みの60年代のエレキブームで使われていたコード進行を取り入れています。
■Creepy Nuts「紙様」
■The Ventures「Walk, Don't Run」
Creepy Nutsのお二人がそこまで意識しているかは分かりませんが、トレンドに乗っかってやってみるのはかなり大事なことだと思います。
たまにいますよね【流行りに流されない俺、かっこいい】的な考え方の人。これって流行りに流されないのがかっこいいんじゃなくて、自分なりのこだわりがあることが魅力だと思うんですが、まあそれは置いておいて。
流行ってるものはすぐに飛びついて取り入れる。それが当たれば本望だし、いまいちだったとしても学ぶもはあります。
例えば【流行っているSNSやサービスがあったら、とりあえずアカウントを作ってログインしてちょっと触ってみる】こういう習慣があるかどうかで、勝機を掴めるかが決まってきそうですね。
また、曲のタイトルでもあり印象的なフックになっている以下のリリックも、音楽的語感という意味で気持ち良さを出しています。
「Bling-Bang-Bang-Born」のように語感の気持ち良さでヒットした楽曲は世界でも数多くあり、例えばザ・クリスタルズの【Da Doo Ron Ron】というオールディーズクラシックは、その代表格です。
■The Crystals「Da Doo Ron Ron」
そしてCreepy Nutsの魅力である【R指定さん】のリリックですよ。今回も素晴らしい!僕のお気に入りの箇所は、Creepy Nutsの楽曲でときたま出てくる自虐×自慢リリック。
学歴もないけど、ラッパー特有の悪でもない。でもお金持ち。高度な言葉遊びを生み出す俺の脳自体が国宝級。高級車が買えるくらい金持ってるけど、免許ないからグリーン車で。全国ツアーでいいもん食べてます。
とまあこんあ具合ですね。いかにもR指定さんらしいリリックです。
R指定さんは【哲学思考的】に言ってもヒップホップの本質を捉えていますよね。ヒップホップって【悪そうな人の文化】という印象を持たれがちで、実際そういう人が多いカルチャーではあるんですけど、ヒップホップの本質は【自己表現】なんですよね。
日本で70年代に流行した【フォーク】も実は同じで、若者が自分のリアルを語ったり、言いたいことを世にどんどん発信していこうというムーブメントの中で生まれたのがヒップホップの元々の起源です。
R指定さんのどのリリックを聞いてもそうですけど、お酒が飲めないことや、女遊びに興味がないこと、でもAVが好きなことなど、ありのままの自分を常に出し続けています。
ちょっと話が逸れますが、【短歌の世界】でも同じようなムーブメントは起きたことがあります。
短歌はもともと【高貴な文化】で自分や身内についてを詠うことはほとんどありませんでした。しかし明治20年代の終わりに自由と個性を求める【和歌革新運動】が起こり、【近代短歌】という文化が到来します。近代短歌では自分の日常や日々の暮らしで起こる些細なことが詠われるようになり、今でもその文化は続いています。
いつの時代も【自己表現の価値】は評価され続けるものなんだと思います。R指定さんに限らず、ヒップホップに限らず、音楽に限らず、表現の自由はいつでも守られるべきであり、誰だって【自由に創作を楽しむ権利】があるよなと改めて思いました。
ちょっとどころかだいぶ話が逸れちゃいましたね。ただ表現の自由があるからこそ、何を好むかも人それぞれで、ヒップホップで言うと【ポップラッパーはダサい】とか【セルアウトに走ったよ】とか【アンダーグランドが本物だ】とか耳にすることも多いです。
一見尖ってるように見えるこの考えなども、【価値観の1つ】として捉え、各々が好むものを好めばそれで良しっちゅうことですね。
まさかCreepy Nutsの話から創作の哲学の話まで逸れるとは自分でも思いませんでしたが、いちオタクの熱弁に付き合っていただきありがとうございました。
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