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本や読書

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本の紹介や感想、読書について。
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#本

【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

「心が病んでるって、一生懸命な人のことを
笑ったり、誰かが大切にしているものを平気で
踏みにじったりするやつのことだと思うんだ。」

今日は、青山美智子さんの作品を
4作品紹介しようと思います。
少し長くなるかもしれませんが、
最後まで読んで頂けると嬉しいです。

しんどい時、優しく背中をさすってくれるような
温かい作品ばかりで本当に大好きです。

はじめに紹介するのは
『猫のお告げは樹の下で』

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本を読むには時間だけでなく心身の余裕も必要。

本を読むには時間だけでなく心身の余裕も必要。

そういえば、
最近本の紹介が出来てないな、とふと思った。
調べて見ると最後に書いたのが11月頭、
もう丸3ヶ月も前だった。

でも確かに、11〜12月は
心身ともにかなりしんどい日が続いていて、
その影響か年末年始以降1月下旬までは
熱を出したり体調をものすごく崩していて
本も1冊たりとも読んでいなかった。

もちろん、これまでに読んだ本を
紹介するのであればいくらでも選択肢は
あるのだけれど、大

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サンタさんになった日(ブックサンタ)

サンタさんになった日(ブックサンタ)

以前こんな3行日記を書きました。

席を譲ったりお手伝いをしたり声をかけたり
何かするとき、偽善でも自己満でも何でも良い、
誰にそう思われようとやらないより、やる!
という選択肢を取る。

だから今年のクリスマス
わたしはサンタさんになるんだ!

ということで

ブックサンタ に参加して、
サンタさんになりました。

ブックサンタとは、
様々な事情で大変な境遇にいる18歳以下の
子供たちへ、本をプ

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子供の頃に読んでいた本。

子供の頃に読んでいた本。

先週も1週間、ありがとうございました。
毎週本当に沢山のコングラボードを頂き、
確か先週が先々週だっかな?は、
9つという、過去最高数頂きました。

今週もどうぞよろしくお願いします☺︎

みなさん自分が子供の頃、
どんな本を読んでいたか覚えていますか?
誰かが読み聞かせてくれていた本や
自分が特に気に入っていた絵本など、
これ!という1冊がパッと頭に浮かぶ方も
多いかもしれません。

私は小さい

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【本の紹介】嘘は臭う。透明な夜の香り/千早茜

【本の紹介】嘘は臭う。透明な夜の香り/千早茜

ふと、そういえば最近、
本の紹介をしてないなぁと思い、
今日は9〜10月に読んだ本の中から
1冊選んで紹介したいと思います。

今回紹介するのは
透明な夜の香り/千早茜

あらすじは…

そして印象に残っている文章や言葉を少し、

美しいお話だった。
ある意味強烈な愛の物語でもあり。

静かで、ひんやりとした冷たい空気の中に
霧のように立ち込める、あらゆる香り。

黒ではない濃紺の闇。

当たり前

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【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

夏におすすめの本と言えば
真っ先に浮かんだのがこれでした。
シリーズ3冊発売されており、
うち文庫化されている2冊を去年読みました。

小野不由美さんは
十二国記や屍鬼が大好きなのですが
この本は未読だったんですよね、
そうしたら、私の好みを良く知る友人に、
何で読んでないの?絶対好きだよ!
と薦められてすぐ読んだのですが、
どストライクでした笑。
本当に夢中になるほど面白いのです。
薦めてくれた

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【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

私は10代の頃から生きることに対して
ネガティヴな感情が強くあった。

そんなことが影響してか、
10代や20代の頃によく
長生きしたくないから
自分の残りの寿命を、残りの命の時間を、
好きな人や生きたいと命を求めている人に
分け与えることができたらいいのに、
と思っていたことがあった。

例えば家族や友人が病気になったり怪我をしたり
余命を宣告されるようなことがあった時、
自分の命を分け与えるこ

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