マガジンのカバー画像

先住民族に関する記事、ニュース

22
運営しているクリエイター

記事一覧

世界中の先住民族に会いたい!

世界中の先住民族に会いたい!

私のかなえたい夢、それはズバリ、世界中の先住民族に会い、学びを深めていくことです。

①北海道に行きアイヌ民族のことを改めて学びたい。二風谷に行きたいです。いろんな感想がありますが、ウポポイにも行ってみたい。

②沖縄に行き、沖縄の文化も学びたい。(琉球の方々も日本の先住民族という認識です。)

③最近、こんな素敵な活動をしている方を見つけたので、この旅にもいつか参加してみたい! まずはバーチャル

もっとみる
ハワイ&マオリの事例から考える、先住民族にとっての「所有の概念」

ハワイ&マオリの事例から考える、先住民族にとっての「所有の概念」

とても、心に残る記事を読んだ。NPO法人ミラツクによるメディアに載っていた、以下の対談だ。

ハワイの先住民族の現状や彼らが抱えている問題、その発端となった「所有の概念」の話などが載っていて、所有の概念にまつわるハワイの話は「あ、この話、知っている……」と心のなかでつぶやいてしまった。

日本ではあまり知られていないが、実はニュージーランド/アオテアロアのマオリとハワイは文化的にとても近い。という

もっとみる
先住民族の支援を表明する、B Corpのナイスな取り組み。

先住民族の支援を表明する、B Corpのナイスな取り組み。

ここ1カ月ほど、ずっとB Corpについて取材したり、書いたりしていたので「B Corpっていい!」という気持ちが高まっている。

すごく簡単に言うと、B Corpとは、地球、人に対して全方向的に「いい会社」だと認証された企業のことで、世界では約7000社(B Corp公式サイトより)、日本では27社(2023年6月時点)が取得している。その中にはパタゴニアやユニリーバ―などの世界的に有名な企業、

もっとみる
「言語は残る?」という問いの答えは、いつも、その時代を生きる人たちの中にある。

「言語は残る?」という問いの答えは、いつも、その時代を生きる人たちの中にある。

昨年の終わりごろ、「ああ、ライターやっていたよかった!」と心の底から感じる出来事があった。それは、このインタビューの取材ができたことだ(いつまで公開か分からないので、リンクがきれていたらごめんなさい💦)。

関根さんは、伝承者としてFM北海道の「ウポポイラジオ」のパーソナリティのほか、テレビ番組への出演、雑誌への寄稿などを通じてアイヌ文化・アイヌ語を紹介している。関根さんが大学時代に始めたYou

もっとみる
「自分のルーツに誇りをもって生きる」とは

「自分のルーツに誇りをもって生きる」とは

アイヌのZ世代へのインタビューと写真をまとめた、とても素敵な記事が読売新聞(ウェブ版)に載っていた。

ここに出ているのは、アイヌにもルーツのあるZ世代の人たち。みんな、ルーツに、それぞれの「自分なり」の方法で向き合いながら、とても軽やかに、楽しそうに活動している。いい感じで肩の力が抜けているのが、文章や写真から伝わってくる。こういうの、いいなあ、と感じた。

この記事の内容もそうだが、Z世代の言

もっとみる
文化盗用について、現時点で感じること。

文化盗用について、現時点で感じること。

ちょっと前に参加したアイヌ文化に関するオンラインセミナーで「文化盗用(cultural appropriation)」が大きなテーマとして取り上げられていた。

※「文化盗用」とは他の人種民族の文化を、他者が表層的に模倣すること。

最近、アイヌ文化への注目が高まり、アイヌ文様がいろんな商品で使われているのを目にすることが増えた。しかし残念なことに、アイヌの人たちが、そうした商品に関して「アイヌ文

もっとみる
『ゴールデンカムイ』で描かれた、土地問題と、マオリの解決策のヒント

『ゴールデンカムイ』で描かれた、土地問題と、マオリの解決策のヒント

少し前だが『ゴールデンカムイ』が最終巻まですべて、アプリで読めることを知り、読んだ。

ここであらすじを語るのは避けたいけれど、1つ、すごくいいなあ、と思ったことを書きたい。

それは、ストーリーの中で「土地」の問題を、ちゃんと取り上げていたことだ。先住民族のことを考える上で決して避けて通れない問題の1つ、それが土地だ。

すごく簡単に言うと、多くの先住民族の価値観では、土地は、神様のもの、みんな

もっとみる
阿寒湖に行きたくなる、ステキな記事を発見

阿寒湖に行きたくなる、ステキな記事を発見

リサーチをしていて、たまたま、こんな記事を見つけた。「阿寒摩周国立公園」への旅を綴っているのだが、実際に阿寒湖のアイヌコタンで働いている人たちに聞いた話や、そのまわりの様子が写真と共に伝えられている。

出てくるのは、主に3人。

本格的なアイヌ料理をいただける〈民芸喫茶 ポロンノ〉の店主、郷右近富貴子さん

アイヌ古式舞踊などに出演している最年少の踊り手、西山知花さん

それに、西山さんの師匠・

もっとみる
マオリ×ゼロウェイストの取り組み

マオリ×ゼロウェイストの取り組み

ゼロウェイストの記事を書くためにリサーチをしていたら、こんな素敵な動画に出会った。マオリの集会所「Marae(マラエ)」をゼロウェイストにしよう、という取り組みだ。

オークランド市は、ゼロウェイスト宣言をして、市民の関連活動を応援して、各自がゼロウェイストを自分ごと化して、いろんな取り組みをしている。

その1つが、今回紹介されている取り組みだ。私が感銘を受けたのは「こういうことは、もともと、マ

もっとみる
『アナと雪の女王2』×先住民族。先進的な動きがあった!

『アナと雪の女王2』×先住民族。先進的な動きがあった!

ライティング仕事のクライアントとのメールのやりとりで、ジェンダーの話をしていて、こんな興味深い記事を教えてもらった。

前半は、LGPTQ+への配慮の件、後半は先住民族に関する配慮、に関して。ここでは特に後半について書いていきたいと思う。

第二話に登場する架空の民族「ノーサルドラ」は、スカンジナビア半島北部のラップランドからロシア北部のコラ半島にかけて居住する先住民「サーミ」をモデルにしている。

もっとみる
気候変動×先住民族の関係性。

気候変動×先住民族の関係性。

10月29日に、受講していたClimate Reality Leadership Programが修了。無事にCertificareを取得することができた!

プログラム全体についてこのプログラム、基本的には英語で進められているのだが、日本語、中国語、ポルトガル語などの字幕があり、理解しやすかった。毎回、アル・ゴア元副大統領の講義のあとはオンラインのグループによる議論があり、そこでのそれぞれの感想

もっとみる
感動! Climate Reality Leadership Trainingのスタートが、先住民族のスピーチだった。

感動! Climate Reality Leadership Trainingのスタートが、先住民族のスピーチだった。

今、オンラインでおこなわれている「Climate Reality Leadership Training」に参加している。2つの週末にかけておこなわれており、今、ちょうど半分終わったところ。

Climate Reality Leadership Trainingとは
これは、アル・ゴア元副大統領が創設者/会長をつとめるThe Climate Reality Projectが開催している無料の講座

もっとみる
気候変動対策~先住民族が果たす役割とは

気候変動対策~先住民族が果たす役割とは

The Climate Reality Projectの見解
先日、10月に行われるthe Climate Reality Leadership Corps Virtual Global Trainingに、応募した。これは元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が立ち上げた The Climate Reality Projectが主催していて、世界中の人たちと共に気候変動問題について学ぶトレーニングプログ

もっとみる
「難民」が「自分ごと」になる映画『ミッドナイト・トラベラー』

「難民」が「自分ごと」になる映画『ミッドナイト・トラベラー』

☆今回の主題は「難民問題」ですが、先住民族の問題についても触れています。

アフガニスタンからの果てしない道のりオンライン試写会で、9月11日から公開予定の『ミッドナイト・トラベラー』という映画を観た。これは、アフガニスタンを追われることになり、ヨーロッパまで難民申請に行く映画監督とその家族(妻、娘2人)の果てしない道のりのドキュメンタリー映画だ。

撮影はスマホのみ。だが、それゆえに、とてもリア

もっとみる