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岩波ジュニア新書『動物を守りたい君へ』で見つけた、アイヌ文化への想い
アニマルウェルフェア(動物福祉)のことを考えたくて「これなら、読みやすそうだな」と手に取った、岩波ジュニア新書『動物を守りたい君へ』という本。野生生物の研究に取り組んできた研究者の方が、とても分かりやすい文章で、動物を守りたいときに考えたい視点を丁寧に伝えているこの本に、なんと、アイヌ文化に関する記述があり、感動した。
その記述があったのは第5章の「動植物と生きるために」という章だ。原発事故とペ
『世界の台所探検』で、少数民族の野草料理と、化学調味料に想いを馳せた話。
最近、とても面白い本を読んだ。その名も『世界の台所探検』。
作者が、バックパックを背負い、世界のどこかの台所にお邪魔して、ホームステイしながら共に食事をする。その様子を綴っている本だ。食&文化が大好きな私には、まさにツボの1冊だった。
中でも、このnoteでは、先住民族の村に行った時のエピソードをちらっと紹介したい。それは、タイ、少数民族アカ族の村のクリエイティブな野草料理、についての回。
思わず一気読み。登場人物になった気持ちでアイヌの歴史・文化を体感できる小説『熱源』
https://www.amazon.co.jp/dp/4163910417/ref=nosim?tag=otonews-22
『熱源』は、明治時代から昭和にかけて、アイヌの身にどんなことが起こっていたかを描いた直木賞受賞作だ。
私は「読みたい」と思いつつ、図書館で数十人の予約を待ち(基本的には図書館で借りる派なので)、やっと手に取ったのは、今年の冬休みだった。よし、読もう! とお正月のスキー
分かりやすさに感動!『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』
ゴールデンカムイの漫画を24巻まで読むのと並行して『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』 を読んだ。
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0972-d/
著者は、アイヌ語監修者であり、アイヌ語・アイヌ文化の研究者である中川 裕(なかがわ ひろし)氏。
途中に漫画の場面も入れながら、言葉、物語、グルメワールドなど、章ごとにアイヌ文化のあれこれを解説し
北海道の開拓、アイヌのことがじんわり伝わってくる漫画『シュマリ』by 手塚治虫
アイヌのことが描かれたマンガの1つ、として挙げられていた手塚治虫先生の『シュマリ』を昨日、一気読みした(全四巻)。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/194.html
あらすじは、こんな感じ(上記のオフィシャルウェブサイトより引用)。
明治初期の北海道を舞台にした大河ドラマです。
主人公は、野生的でありながら剣の腕も立つ男・シュマリ。彼はもともと内地人ですが、
面白すぎるぞ!『ゴールデン・カムイ』
アイヌのことを卒論でも書いたし、ずっと気になっていた。でも、なんとなく、読まないでいた『ゴールデン・カムイ』。勝手に、重たい話なんだろうなあ、なんて想像していた。
https://youngjump.jp/goldenkamuy/
でも、これじゃあ、いつまでたっても読み始められないじゃないか…。と思い、先週金曜、えいやっ!とゲオで10冊『ゴールデン・カムイ』を借りてきた。
読み始めたら…とに
パタゴニアの本と、先住民族
大好きなアウトドアブランド、パタゴニアの本を、最近読了しました。
たくさん書き込みやら、付箋をしたので、だいぶ年季が入った感じになってしまった・・・。
『社員をサーフィンに行かせよう』というタイトルからして、すごくカッコイイ本なのですが、内容も、めちゃくちゃかっこよかったです。設立者のイヴォン・シュイナードさんがどんな経緯で、どんな想いでパタゴニアを作ったのか、今の経営で大切にしていること、働