面白すぎるぞ!『ゴールデン・カムイ』

アイヌのことを卒論でも書いたし、ずっと気になっていた。でも、なんとなく、読まないでいた『ゴールデン・カムイ』。勝手に、重たい話なんだろうなあ、なんて想像していた。

https://youngjump.jp/goldenkamuy/

でも、これじゃあ、いつまでたっても読み始められないじゃないか…。と思い、先週金曜、えいやっ!とゲオで10冊『ゴールデン・カムイ』を借りてきた。

読み始めたら…とにかくストーリーが面白い。出て来るアイヌの女の子のキャラクターが、すごくかわいくて、魅力的で、一気に引き込まれた。

簡単に言うなら金塊を見つけて、登場人物がいろんな困難を乗り越えていく冒険ものなのだが、どういう展開になるか、ドキドキする。そして、合間に出ててくるほっこりするようなアイヌの狩猟文化や草木の知識、神様に関する考え方に、心がなごむ…。そして、割と多めの下ネタに、笑ってしまう。出てくる人物が、みんな、魅力的で引き込まれる。

でも、時には、アイヌのことをバカにされて、それに対し「いいよ、慣れてるから」ってつぶやく、といった切ない場面もあって、心がギュッと締め付けられることも。でもその後主人公の杉元が「そんなことに慣れる必要はない」という場面に、うわあ、なんて良い場面なんだ!と感動したり。

とにかく、ウェブサイトの紹介に書いてあるとおり「五感震えまくりエンターテイメント」なのだ。

もともとアイヌ文化が好きな私は、ある程度「ハマるかも」と予想していたが、なんと、小6と小3の子どもたちが、ドハマリした。マンガで扱われているアイヌ語も覚えるほど…。きっと、この子たちは、アイヌ文化の入り口が「面白い」「魅力的」なものになるだろう。それって、すごく、いいことだと思う。

これから11巻以降をまた、借りに行く。ああ、楽しみ!!

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