#詩
フェミニズムとの離別
女らしくと強いられたくない
女子力高いと褒められたくない
歩く女性器と思われたくない
女だからと低く見るな
違う生き物として見るな
隠されていた枕詞は
「僕だって男なのに」
胸の中に嫉妬の巣を見つけてしまった僕は
「女を馬鹿にするな」ともう叫べない
僕はその主体ではない
女の怒りは女の手に
僕は僕だけの孤独な怒りで
向こう岸を眺め遣る
男と女の間の断絶
その谷
閉ざされた王国(子供な神様の話)
創造神は小さな子供。
何も知らない無邪気な子。
遊び相手を生み出して、おもちゃの王国を作る。
気まぐれな言葉を法律に、気に食わない民は投げ捨てる。
神様をお慰めするための王国で、人々は神様のご機嫌を占い、祈る。
どうか神様がほんの少しだけ大人になられますように。
甘えたい盛りの神様は、優しい親を創造する。
撫でてもらって、
抱きしめてもらって、
わがままを聞い