これまで生きてきた分だけ 心にも身体にもいろんなものが 良いものもそうでないものも 蓄積している。 薄皮を一枚一枚はがすように 積み重なったクセを少しずつ 手離していく。 過去の出来事を思い起こしながら その時々の自分の未熟さを 振り返りながら。
結婚半年後に阪神・淡路大震災に遭い、あれから28年。物より自分の生命さえあればと何度感じただろう。残った食材を調理して隣の方にお裾分けした事が懐かしいが、コロナ禍だと直接手の触れたおにぎりすら躊躇するかもと思える。災害時の教訓を時世に活かし、他者への思いを馳せられる自分でいたい。