西田芳明の一刀両断

大阪府堺市北区百舌鳥梅町56年間営業してきた進和建設工業の代表を務めております。土地活…

西田芳明の一刀両断

大阪府堺市北区百舌鳥梅町56年間営業してきた進和建設工業の代表を務めております。土地活用術を中心に賃貸経営に関わる様々なことを発信していきます。

最近の記事

習慣が形作る思考パターンとその変革への第一歩

私たちの思考パターンや考え方というものは、 どのようにして身につくのでしょうか。 これは一朝一夕で形成されるものではなく、 長い時間をかけて積み重ねられる 習慣の結果であると言えるでしょう。 まず、人の思考パターンや考え方は 日常的な「習慣」によって大きく影響を受けます。 例えば、怠惰な習慣に陥ってしまえば、 それに伴って怠惰な思考パターンや考え方が 徐々に染み付いていきます。 逆に、自己を律し、規律正しく行動している人は、 自然と自律的で前向きな思考パターンを形成していく

    • 成長を促す素直な心と謙虚さ

      素直な心とは、 自分自身のいたらなさを認め、 そこから努力するという 謙虚な姿勢のことです。 能力の高い人や 気性が激く我が強い人は、 往々にして他人の意見を聞かず、 たとえ耳に入っても反発しがちです。 しかし本当に成長する人は、 素直な心を持ち、人の意見をよく聞き、 常に反省し、自分自身を見つめ続けられる人です。 そのような素直な心でいると 同じような心根を持つ人が周りに集まり、 物事がうまく運んでいくものです。 自分にとって耳の痛い言葉こそ、 自分を成長させてくれる

      • 素晴らしい集団を築く、仲間のために尽くす心

        人の行いの中で最も美しく尊いものは、 人のために何かをしてあげるという行為です。 人は通常、 まず自分のことを第一に考えがちですが、 実は誰よりも人の役に立ち、喜ばれることを 最高の幸せとする心をもっています。 かつて、真冬のアメリカで起きた飛行機事故で、 一人の男性が、自らが助かるというその瞬間に そばで力尽きそうな女性を先に助けさせ、 自分は水の中に消えてしまうという出来事がありました。 人間の本性は、それほど美しいものなのです。 私たちは、「仲間のために尽くす」

        • 経営を支える原理原則

          我が社では創業当初から大事にしていたものがあります。 それは「原理原則」に従うことです。 会社の経営というものは、 筋が通り、道理に合ったものでなければ、 そして世間一般の道徳に反してしまえば、 決して上手くいかず、長続きなんてするはずがありません。 我々はいわゆる経営の常識に頼ることはありません。 私が社長に就任した際にまず行ったことは、 先代の考え方を理解することでした。 会社の歴史を自分の中にしっかりと落とし込み、 最初の二年間は先代がやってきたことを変えな

        習慣が形作る思考パターンとその変革への第一歩

          利己自存の精神で考える企業の社会貢献

          最近の傾向として、「社会貢献」という言葉が 必要以上に重んじられていると感じています。 さまざまな経営者とお会いしてお話を伺ってみても、 企業の社会貢献を「利他の心」と表現する経営者が多いことに気づきます。 「利他」とは、仏教用語で 「他人のために尽くすことが、そのまま自分の幸せになるのだ」 と説いた、最澄の「自利利他」という言葉から来ています。 「利他がすなわち己の幸せ」という考え方(自利利他)は、 たしかに素晴らしいことです。 けれど、会社とはあくまでも利益を生み出す

          利己自存の精神で考える企業の社会貢献

          目的を「自分ごと」化することで、目標を必達する

          前回のブログで、 「目的を明確にすることで仕事の成果が向上し、 脳の負担が軽減される」 とお話ししました。 しかし、目的を明確にしたつもりでも 達成できない方がいます。 それは、目的が「他人ごと」になっているからです。 単なる希望や願望では具体的な行動に結びつかず、 達成が難しくなります。 目的を「自分ごと」として捉え、 自分の価値観やビジョンとリンクさせることが重要です。 具体的なアクションプランを立てることで、 目的達成が現実味を帯びます。 例えば、「来月までに新し

          目的を「自分ごと」化することで、目標を必達する

          目的を明確にすることで、人生を楽にする

          「何のために働くのか?」 進和建設で働く社員に対しても、 当社への入社を希望してやってくる就活生や求職者に対しても、 そして時々は自分自身にも問いかける質問です。 私は常に目的を明確にして日々の仕事に臨むことを意識しています。 なぜなら私たちの行動はすべて、目的によって決まるからです。 目的が曖昧なまま仕事に取り組んでも、 思うような成果を出すことはできません。 目的が曖昧であれば、行動も自ずと曖昧になります。 目的を明確にするとは、別の言葉で表現するなら 「ゴールを明

          目的を明確にすることで、人生を楽にする

          成功を収めるコツは全体視野とつなげる思考

          成功している人は物事をまず全体で捉えます。 全体が良くなることを第一に考え、 その上で判断を行います。 目の前の問題を処理したり、 個別の問題だけに対応するのでははく、 一番大きな全体が良くなることを考える姿勢が大事です。 そのためには、まず「分断思考」ではなく 「つなげる思考」ができる人間になることが必要です。 「分断思考」とは、出来事を個別に切り離して考えることを指します。 「これはこれ、それはそれ」と、1つずつを分断して考えてしまう状態です。 一方「つなげる思考」は、

          成功を収めるコツは全体視野とつなげる思考

          人生における自己の成長や経験が資質とストレス耐性を決定する

          この頃、新卒採用の面接に 入ることが多くなってきました。 今までは採用する人材に求めるポイントとして、 「価値観」「能力」を重要視してきました。 ですが、最近は「資質」と「ストレス耐性」を 重要視しなくてはいけないと感じています。 「人づくりが自分の使命だ」と人材開発に力を入れている私が思うに、 人の「価値観」をあげることは出来ますが、 人の「資質」を変えることは出来ません。 資質が変えられないのは、 DNAに刻まれた育ちや経験 が直接影響するからです。 その人の資質を

          人生における自己の成長や経験が資質とストレス耐性を決定する

          使命感をもった経営が利益を作る

          利益は経営者の「使命感」がつくると考えています。 お客様や協力業者、みんなが喜ぶ建物づくりが、自社と社員の喜びになる ということをローコストマンションの開発で確信しました。 「かっこいい、いい建物やなぁ。」「全然メンテナンスかからんなあ。」 という声を聞くと、これ以上なく嬉しく感じます。 ここで経営者や現場の責任者の皆様にわかって頂きたいのは、 建築費をカットすることが最大の目的ではないと言うことです。 まずわが社が目指しているのは、 お客様に喜んでもらえるマンションを

          使命感をもった経営が利益を作る

          「経営者の使命は人づくり」

          進和建設工業株式会社の代表になってから、 「経営とは何か」ということを常に考え行動してきました。 経営者は経営を長期的に捉え、 会社の継続という考えに立つことが重要です。 そのためには社会の流れを的確に読み取り、 会社の方向づけを正しく行わなければなりません。 具体的には、この4つの要素を追求しています。 「社会性の追求」 会社が社会に役立つ企業活動ができているかどうか。 「教育性の追求」 人材の育成に力をいれているかどうか。 「収益性の追求」 収益の確保にために適

          「経営者の使命は人づくり」

          周囲に感謝の心を持つことで、自分の不足を受け止める

          能力のない人は能力のある振りをします。 これは自己重要感が低いので起きる事です。 これを解決するには 【自分を外から客観的に見る】 ことが必要です。 これを【メタ認知】といいます。 要は今の出来ていない自分を 受け入れて向き合うのです。 ですが、実際は恥ずかしい上に、 悔しくて上手くできません。 なので、そんな時は 【利他の心】 を持ち向き合うことが 必要不可欠です。 他人を理解して、 自分の利益ではなく他人の利益を 考えるようにします。 そして、他人を見

          周囲に感謝の心を持つことで、自分の不足を受け止める

          「やってみる」ことで成功と成長を掴む

          失敗を「肌」で分かる。 肌で分かるというのは、 経験ではなく「体験」を する必要があります。 試すのではなく、まずやってみる! という気持ちが大切です。 新しい事業でも 自分「が」やる気になる ことが大切です。 セミナーや講演会へ登壇するのも一緒です。 まずはやってみたら 必ず自分の身につきます。 この肌感というものは、 体験しないことには 感じ取ることはできません。 よく職人の方で 「見て学べ」という 教育方法があります。 「見ろ」というのは、 「感じろ」という

          「やってみる」ことで成功と成長を掴む

          生き様は人との関わり方につながる

          「生き方」というものは 自分で生きているということです。 「生き様」というものは 姿を見せているということです。 つまり、関わっている人がいるということです 関わっている人との関係で人は生きています。 自分のまわり、自分に影響を与えている人 そんな人がいるからが成長できるのです。 常に、一人では生きていけない。 誰かが居てこそ自分がその場に立てる。 ということを意識しながら、 謙虚でいることが大切です。 生き方は意識、生き様は魂。 今度は、自分のまわりの人に幸せにな

          生き様は人との関わり方につながる

          無駄な努力を省くことで、成功を収める

          私はよく社員に 「ムダな努力をするな」 言っています。 努力をしても、 的外れなことをしていたら、 どんなに努力をしていても 何の意味もありません。 努力というのはあくまで プロセスなのです。 儲かるか、儲からないか、 というのは先に分かっていることであって、 私は全体思考で、 「ここだ!」と 思った時に努力をします。 同じように、 頑張らなくていいところは 頑張らない。 差額を見つけて、 頑張るところを見つける。 なんでもかんでも 頑張れば良いとは

          無駄な努力を省くことで、成功を収める

          覚悟を決めることで、全ての事象を見通す

          私は社長になってから 35年以上が経ちました。 社長になる当初に、 まずしたことは、 「覚悟」を決めるということです。 最初は不安と緊張の日々が続きましたが、 「決めたのは自分自身だから。」 と覚悟を決めると、 前だけを見て取り組むことができたのです。 覚悟を決められない人は自分に囚われています。 だから周りで起きているすべての現象が見えないのだと思います。 私はまず、仮説を立ててから決めます。 そして、検証をし、立証をする。 「間違っても自分の責任である。」

          覚悟を決めることで、全ての事象を見通す