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#2021年のおすすめ映画

人気の記事一覧

オペラティック・アクション映画『レイジング・ファイア』には香港映画の全てが詰まっている

クリスマス・イブの日にひとりで映画を見ている人がいたとする。ポップコーンは買わず、ドリンクホルダーに置かれたMサイズのコーラの紙コップには水滴が浮かんでいる。その人は、物寂しい人に見えるかもしれない。孤独な人に見えるのかもしれない。しかしひとつ確かなのは、悲しい人ではないということだ。何故なら、その人はほぼ間違いなく『レイジング・ファイア』を見ているからだ。そう、『怒火 レイジング・ファイア』を見ているのだ。 あらすじドニーさんはキレた! だが闇堕ちしたニコラス・ツェーはも

映画賞を乱暴にブレンドして、2021年の「いい映画」を炙り出してみる

U-NEXT映画部の林です。いよいよ2021年度の映画賞レースも大詰め。今日3月11日には日本アカデミー賞が発表されます。TV放送もされて一般的な認知は高い賞ですが、日本には重要な映画賞が他にもたくさん存在します。 今回はそんな各映画賞の結果を無理やり得点化して、2021年の日本映画を興収軸ではなく、評価軸でまとめてみたいと思います。 映画業界内で「権威がある」とされていたり、ある程度の歴史があったり、受賞者が喜んで授賞式に訪れたり、という点を考慮して、あくまでも独断で8

今年見た230本の映画から10本選んでみた。

今年も映画を沢山見ました。 見たものはFilmarksでなんらかの感想を書いているので、数を数えてみましたがざっと230本というところでした。多分、去年も同じくらいだったのではないかと思います。 基本的にDVDかサブスクで見ていて、劇場に足を運んだのは1本もありません。そのせいで新しいものはほぼ見ていないですし、時代も国も関係ないのですが、見たものの中から私の心に刺さったものを10本選んでみました。 中にはシリーズとかもあるのですが、選びきれなかったのでご容赦。順不同です

手のかからない子供だった私のほんとうの事

いわゆる、「手のかからない子」だった。 今でも、その通り生きようとしていた幼い頃の私にすこし支配されているような気がする。 ********* 好き嫌いせずなんでも食べて、よく眠る 手のかからない大人しい赤ちゃんだった、 と母は言った。 お利口さんで慎重派で、お調子者の男の子の世話を焼きたがる面倒見のいいお姉さんみたいな幼稚園生だった、と父は言った。 なんでもひとりでできる手のかからない生徒だから安心してたわ、 と中学のテニス顧問の先生は、わたしとの面談で言った。

2021年度観てよかった映画10選

2021年に公開した映画をランキングしました。あなたの観た映画は入っているでしょうか。 ブログでは惜しくも選外となった作品についても解説しています。 1位 シン・エヴァわが青春に終止符をうってくれてサンキューな。庵野秀明。 2位 ラストナイトインソーホー 色んな畑で闘う意気やよし映画「ラストナイトインソーホー」を観た感想です。エドガーライト恐るべし。www.three-minutes-philosophy.com

2021年映画ベスト10

今年も死ぬほど面白い映画がたくさん揃いました。毎年こんなたくさん死ぬほど面白い映画を公開して面白資源が枯渇しないか心配です。 10位:ゴジラVSコング2021年で最も知能の低い脚本を書いたのは間違いなくゴジラVSコングだ。 実際に3歳児が人形遊びをしながら書いたか、大人の脚本家が酒と大麻を同時にキメて人形遊びをしながら書いたのは間違いない。 こんな映画を楽しめるのは3歳児か、酒と大麻をキメた人だけだろう(私は3歳児のほうです)。 9位:ラーヤと龍の王国メチャクチャな王道に

個人的・2021年映画ベストテン

皆さんこんにちは。 日本アカデミー賞が発表され、もうすぐキネマ旬報ベストテンも発表されるなど、昨年の映画の振り返りの時期が始まりました。 そこで、私も、昨年公開された映画のベストテン、そして各賞を発表していきたいと思います! まずは候補作一覧から! ・『花束みたいな恋をした』 ・『すばらしき世界』 ・『あの頃。』 ・『14歳の栞』 ・『街の上で』 ・『あのこは貴族』 ・『映画大好きポンポさん』 ・『ドライブ・マイ・カー』 ・『子供はわかってあげない』 ・『キネマの神様』 ・

2021年下半期 わたしを救ってくれた10本の映画 +年間ベスト10

今回は去年の映画についてです。 2021年の下半期(7月〜12月)で個人的にこの映画に出会えてよかった! と思った映画10本。 劇場で見た新作映画91本の中から選んでみた。 サブスクも入れたら少し順位が変わるかも?なんだけど、 「映画館で映画を見る」ということが自分にとってどれだけ大切か改めて認識した1年でもあったので、やはり劇場鑑賞作から選ぶことにした。 やはり映画に命を救われている。 そして映画館に救われている。 映画館に行くという行為、 仕事やデジタル機器から

キネマ旬報ベスト・テン 短評・日本映画編

2月2日、キネマ旬報ベスト・テンの各賞が発表されました。 さらに2月4日発売のキネマ旬報特別号で、日本映画、外国映画、文化映画のベスト・テンが発表された。個人的には納得の結果でした。 以下、ベストテン各賞の作品名・個人名が書かれているため、まだ結果を知らない人は、ぜひ本誌を読んでから、この記事を読んでいただきたいです。 〇日本映画ベスト・テン 第10位 『花束みたいな恋をした』  ベスト・テンに入ってくれて本当に良かった。理想的な出会いから始まる若者2人の5年間にわたる恋

2021年に初めて鑑賞した旧作映画BEST3

皆さん明けましておめでとうございます。 毎日がハッピーニューイヤー男、君嶋です。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 さて、年末のタイミングで我々映画部で個人的に自分にぶっ刺さった映画を紹介した記事を公開しました。 去年はコロナも少し落ち着き、洋画も勢いを取り戻してきた印象だったので、映画館に通う洋画マニアとしては嬉しい限りでした。 個人の鑑賞記録としては社会人になって一番多くインプットをした年でもあり、 劇場鑑賞数:137本 自宅含めた総鑑賞数:約700本 と「お前本

エンドロールじゃ纏まらない。

これは、 とある映画を観たわたしの気持ちの記録である。 エンドロールの数分じゃ纏まらなかった気持ちが 日にちを重ねてやっと言葉になった気がしているから ここに残しておきたいと思う。 ネタバレを含まないよう、綴りたい。 この映画を観て感じたのは こういった、たまらなく温かい感情だった。 この先生きていく上で心に留めておきたいことばかり。 人にはそれぞれ幸せのカタチが存在していて、 親がシングルだから、幸せじゃないだとか 実の家族じゃないから愛がないだとか そんなこ

”ぶっ刺さり映画”に入れたかった10選

2022年もよろしくお願いいたします。U-NEXT映画部・林です。 U-NEXT映画部は今年も、映画ファンの皆さん、映画文化に携わる皆さんに寄り添いながら、ここでしか観られない「いい映画」を新旧問わず、大小問わず、お届けすることに邁進していきます。ちなみに今、U-NEXTで観られる見放題の映画は13,051作品(2022年1月6日時点)。「いい映画」を揃えるには3万本くらい必要だと思っていますので、これはまさにライフワーク。これからもしばらくは、 「あ!これが入った!」 「

劇場版「きのう何食べた?」がもたらしてくれたもの

日頃自宅での家事は母任せ、まともに料理をすることのなかったわたしが急に料理をしたいと思い立ち先月から料理を始めた。 ”今年こそ料理を覚える!”と毎年の抱負に掲げながら達成されることなく月日が流れ、2021年も終わりの気配を感じ今年も叶うこともないのか…と思っていたこのタイミングで。 劇場版「きのう何食べた?」を観たのがその大きなきっかけだ。 街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士・ 筧史朗 【シロさん】 (西島秀俊)とその恋人で美容師・矢吹賢二【ケンジ】(内野聖陽)。同

電車を降り損ね、キリンになった男の #2021年映画ベスト10

 光陰矢の如し、あっという間に年の瀬がやってきた。  流行り病の影響をモロに受け、残業時間の増加に相まって鑑賞本数が激減。話題作も軒並み延期が続き、大手配給会社も続々と配信に舵を切ったために、観たかった作品が日本にやってきた頃にはYoutubeに違法アップ動画が蔓延する。そんな一年を生き延びた今、それでも楽しかったと思えるのはちゃんと”狂えた”作品に出会えたからだろうか。  人生の半分を捧げ熱狂した神話がエンドマークを打ち、灰になった心と身体は再生産された。そんな一年の振

【年末企画】2021年、われらの“ぶっ刺さり映画”3選

今年も残すところあと数日。SNSのタイムラインに「2021年ベスト映画」が次々と表示される季節になりました。 U-NEXT映画部メンバーも、仕事として日々映画に接しているとはいえ、プライベートでは(プライベートでも?)、気になる映画をリサーチして胸をときめかせながら劇場公開を待ち、なんとか時間をやりくりして劇場に足を運び、劇場で観られなければ配信を待ち、いそいそと視聴しては心動かされている、シンプルに“映画好き”なだけの面々。 というわけで、このタイミングでそれぞれに極私

今年1年を映画で振り返る

今年の映画は物語を楽しもう *************** 今年は遠のいていた小説も、休止していたゲームも、みたいなーとだけ言っていた映画もとりあえず、全部味わってみようと思って行動した1年でした。 どうしてそうしたかというと、仕事に関係する本や情報ばかりを取り入れているんじゃ?と気がついたから。 人の回復というのは好きなテーマだし、仕事の役にも立つからと本にしろ映画にしろ次々と摂取していました。それらのコンテンツは確かに私の血肉となっている。 けれど私の心は満たされ

2021年よかった映画10選

せっかく2021ベスト10をツイートしたし去年は人生で一番映画を観たので(2019年も同じこと言ってる)、久しぶりにnoteにまとめることにした。 ベイビーわるきゅーれ好きすぎて去年2回観た映画。 高校卒業したて社会不適合殺し屋女子のバディシスターフッド映画。あずまんが大王みたいなゆるっとした日常がかわいくて永遠に観ていられる。それだけでも満点なのにそれだけで終わらないのがこの映画のすごいところで、近年稀に見る大迫力のアクションシーンにびびらされる。CGや効果をガンガンに使

【2021年】私が選ぶ映画トップ10

みなさまあけましておめでとうございます。 ぼーっと生きてたら2021年が締まりましたので、例年どおり映画館で観賞した映画をnoteに記載します。 2020年は映画界にとってビジネス構造を見直す転換期ともなりましたが、2021年はその延長みたいなものでしたね。新型コロナウイルスによるパンデミックは夏頃にピークを迎え、デルタ株に続きオミクロン株の出現はあれど年末には落ち着いてきました。 一方で2020年のような大規模な映画館の自粛などは発生せず、多くの人が再び映画館へと足を

2021年

ちょっと出遅れたけど、2021年に出会った素敵なものたちを書き残しておこうかな〜。noteを書いてる人も周りに増えてきた。もともとマメに書いてたわけじゃないけど、覗いてみたら2018年に名盤まとめみたいの書いてた。そんな感じで、思いつくままに並べてみます。 ◉音楽・『MONSTER』『Smoke!! 』/ TENDOUJI TENDOUJI、今年のリリース量とスパンがえげつなかった…!!!豊作すぎ!!!そしてどれも本当に良かった。新しい曲が出るたびにうわ、これ今までで一番

【映画感想】大切な人との、あたたかい食卓

ドラマ化&映画化され、今巷でブームを起こしている”きのう何食べた?”。 お恥ずかしながら原作はまだ少ししか読んでいないのですが、ドラマ版が大好きで、もう何度もリピして各話15回くらい見ています(笑) シロさんやケンジをはじめとする魅力的な登場人物はもちろん、ほっこり&ちょっぴりせつないストーリーに癒される日々。 「今日ちょっとご飯作るのだるいな…」 と思ったときにあのドラマを見ると、自然と料理欲がムクムク湧いてくるから不思議です。 もはや何食べ無くして生きていけない身

2021年を映画でふりかえり

まだ2021年は終わっていませんが、今年初めて見た映画の中から特に印象に残った10作品を選んでみました。特に今年公開された作品という訳ではありません。今年見たというだけです。過去にすでに観たことのある作品は除外して個人的にフレッシュな顔ぶれを並べました。 10  『It Follows』 (2014) デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督 普段ホラー映画は避けているのですが、これは新感覚なホラー!初めてホラー映画を好きになりました。めちゃくちゃ怖いのです。でもホラーが苦手

いっしょに食べると、おいしい。劇場版『きのう何食べた?』

トーストの上には、リンゴのキャラメル煮。 そのさらに上には、シナモンを振ったバニラアイス。 間違いないやつだ。間違いなくおいしいやつだ。 ケンジが大きな口を開けて、トーストを食べる。観ている私の口の中にまで、味が広がる。ほんのり甘くて苦くて温かいくたくたのリンゴと、冷たいバニラ。シナモンの香りが鼻に抜けていく。 シロさんじゃなくたって、マネしたくなる。 だって、間違いなくおいしいやつだから。 帰ったら、一緒に観に行った娘がマネをしだした。キャラメルをひどく焦がして苦く

No.376 心に残る銀幕の子役たち

 「1896年(明治29年)11月25日~12月1日、エジソンが発明したキネトスコープが、初めて神戸で輸入上映され、この年から数えて60年目にあたる1956年(昭和31年)より、“12月1日は「映画の日」”と制定し、日本における映画産業発祥(日本で初めての有料公開)を記念する日としました。」 とは、映画産業団体連合会のHPにあった「映画の日」制定の経緯です。  淀川長治(1909年~1998年)や小森和子(1909年~2005年)や荻昌弘(1925年~1988年)や水野晴郎

「マトリックス」トリニティ役のキャリーアンモスさんがカッコ良い✨

先日、満を持して観に行った新作マトリックス 「マトリックス レザレクションズ」 せっかくなら、この映画の感想を書けば良いのでしょうが、私にはムリと判断。(簡単に放棄) おそらく色んな意味・暗喩が散りばめられているし、前3部作からの流れもある。私の頭では到底理解しきれないし、それを文章にするなど、私の表現力を遥かに超えている。 映画から感じとるものは、人それぞれでいいと思うので、興味のある方は是非実際に観て感じていただきたい。(丸投げ) でも、最初から最後まで、とにかく

2021年に見た新作映画101本から10選+α

あくまで僕が今年見た新作映画(2021年に日本で劇場公開もしくは配信開始した映画)が対象です。 また、例えば『ノマドランド』『サマーフィルムにのって』『サイダーのように言葉が湧き上がる』など2020年の東京国際映画祭で見たので対象外となっている作品もありますのでご了承を。 花束みたいな恋をした テレビドラマで傑作を連発してきた当代随一の脚本家・坂元裕二にとって久々の映画。 これ以降まさに「花束みたいな」と勝手にフォロワー扱いされる作品が出てきたぐらいクラシックになってしま

2021年の映画ベスト10に入らなかった良作10選!

先日、2021年の映画ベスト10を外国映画と日本映画とそれぞれ発表したのですが、惜しくも10本に入らなかったけど良作なのでまとめてここで今回紹介できればと思います。 ▼外国映画ベスト10 ▼日本映画ベスト10 ということで今回は惜しくも次点となった良作10本を紹介していきます! 外国映画の次点5作品まずは外国映画の方から5作品挙げたいと思います。 次点といいつここでも5本に絞るのが難しい、、、笑 これを入れるとあれが入らないなどここにきてまた迷うという。。 でも5本決

待ちに待った“マトリックス”公開❗️

今日から「マトリックス レザレクションズ」が公開❗️この日をどんなに待ち望んだことか。 日々いろいろあるけれど、もうすぐ最新マトリックスが観られる!!と楽しみに今日まで過ごして来ました。(大袈裟⁈😅) なので、昨夜、意気込んでネットで席の予約をしたのです。そして私は...テレビ(ニュース)を見ないひとなのです... 今日、仕事が終わり、ルンルンで 「お先に失礼しまーす!」と言うと 営業のIさんが 「今夜から明日にかけて吹雪くみたいなんで、気をつけて下さいね」と声を掛け

ゆる~く読み解く映画『ドライブ・マイ・カー』

※以下、2021年12月に劇場で観たときに書いたブログ感想の転載になります。わかった上でごらんください。 色々と思考を促す映画だったのでなんかすごい賞を獲りそうだからその前に話題に乗っておこうという最高にダサい観客たちにその一員として混ざって観てきた帰りの電車で脳をフル回転させてその回転がもう止まろうかというところでひとつアッと閃いたのがこれって昔の映画だったら5分1シーンで済ますようなことを、とまでは言わなくとも90分あれば描くに充分なテーマを迂回して迂回して迂回して迂回

希望の虹を〜「マトリックス レザレクションズ」

『マトリックス レザレクションズ」を見てきた。 もちろん、過去の三部作はしっかり復唱してからの鑑賞。 過去の三部作はこれまでにも何回か見直している。 初めて鑑賞した時には、とにかく映像の斬新さだけで楽しめた。 あの、ネオのリンボーダンスのようなシーンや、2作目冒頭のトリニティーの着地のポーズなどは、当時すでにいいおっさんだったけれども真似をしたものだ。 しかし、文系の僕には見れば見るほどわからなくなっていく。 まるで哲学書か宗教書を読むように。 あるいは僕には意味不明のI

シリーズが苦手な人にこそ見てほしい 「キングスマン:ファースト・エージェント」感想

※この記事には「キングスマン:ファースト・エージェントの」決定的なネタバレは含まれていません。 しかし、シリーズ「キングスマン」「キングスマン:ゴールデンサークル」の重要なネタバレは含んでいます。シリーズ未見の方はご注意ください! タイトル通り、私はキングスマンシリーズが大の苦手であった。 スパイガジェットや、ユーモアセンス、魅力あふれるキャストは大好きだ。 しかし何よりもグロシーンが苦手な私。映画館ではいつもビクビクしながら見ていた。 しかし、キングスマン前日譚を描くいわ

最近観た映画「浅草キッド」

兎にも角にも劇団ひとり監督の「ビートたけし愛」に溢れた良作でした。 数多いる「たけし軍団」とか自称弟子の中からこの作品を作れる人が現れず、遠巻きに「殿の背中」を追い続けた言わば「勝手弟子」が、「師匠の芸の源流」である「師弟の関係性」を描ききったところにも皮肉な面白さがある。 大泉洋の深見師匠に、柳楽優弥のビートたけしが神がかり的に良かった事に加え、脇を固める鈴木保奈美、門脇麦、ナイツ土屋、各氏の本当に名演にして熱演が素晴らしかった。 特に「たけしの盟友」井上役の中島歩は

2021年、映画ベスト10(日本映画編)

あけましておめでとうございます。 先日、2021年の映画ベスト10の外国映画編を発表しまして、続けて日本映画編の発表をしたいと思います。 昨年もかなり映画を観ていて日本映画がとても充実していた年でした。 なかなか絞り込むのがこちらも大変でしたが、10本いってみたいと思います! ▼2021年、映画ベスト10(外国映画編) 選出のルール基本的に2021年に公開された新作映画が対象で、動画配信のみは含んでいません。動画配信サイトがメインでも劇場で公開していれば対象になります

2021年観てよかった映画6選

もう2021年が終わる。20歳超えると一年が早いと聞いていたが、25歳を超えた今年は本当に早かった。 今年は実家を出たことで時間が増え、さらにいいテレビをいただいたことが後押しとなり、人生で最もたくさんの映画を観た一年でした。 あ、あと近所に映画館があって1人映画にも繰り出したりもした。 たくさんある作品の中で恐れ多いのだけど、完全に個人的な感想と偏見で特によかったものをピックアップして記録しておきます。 ▶︎ネットフリックス編こんな夜更けにバナナかよ 大泉洋の「ウ

Netflix『ドント・ルック・アップ』 みどころ紹介

昨年末くらいにネットフリックスで続々とオリジナル映画作品が配信されまして、どれもなかなか面白いです。 『浅草キッド』がすごい広告していたので一番目立ってましたが、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』なんてすごく地味なんですが、ものすごい作品でした。 ジェーン・カンピオンはやっぱりすごかった。 そんな中でも思いっきりエンタメをやってのけた『ドント・ルック・アップ』がめちゃ面白かったので今回noteで紹介してみたいと思います! 『ドント・ルック・バック』(12/10配信)<あらすじ>

改めて、はじめまして|自己紹介

こんにちは。はじめまして。星 彩です。 20代の会社員です。 2021年の7月からnoteにショートショートを書き始めました。 主に『ショートショートnote』というカードゲームを使って、ショートショートを考えています。ぼちぼちと、いろんなコンテストや公募にもチャレンジしています。 一人っ子特有の逞ましい妄想力の捌け口として、物語をつくっています。 初めは、通りすがりの人が何人か読んでくれたら嬉しいな、と思っていました。最近では、フォローしてくださる方が少しずつ増えてきて

【53.水曜映画れびゅ~】"Last Night in Soho"~ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ロンドン~

"Last Night in Soho"は現在全国で劇場公開中の映画。 『ベイビー・ドライバー』(2017)で知られるエドガー・ライト監督作品です。 あらすじワンス・アポン・ア・タイム・イン・ロンドン本作の主人公は、ファッションデザイナーを志してロンドンのソーホーに田舎から出てきた60年代大好き少女のエリー。 そんな彼女が、あるワケありアパートで眠りにつくと、なんと1960年代にタイムリープしてしまいます。 そして、その時代を生きる煌びやかな少女 サンディと入れ替わる

休日に観たい映画(2022年1月)

シゲクです。 2022年1月もあっという間に20日が過ぎました。寒い日が続き、なかなか家から出たくない、テレビもYouTubeも飽きた時こそ映画鑑賞のチャンスです。ジャンルを問わずランダムにご紹介しますので、「気になるけれど見れていなかった名作」をこの機会に観てはいかがでしょうか。

2021年、瑞野の心に残った映画4本を振り返ってみる。

きょうの記事は杜の都・仙台からお届けします。 一足早い卒業旅行中の瑞野蒼人です。 じゃじゃーん!ついに!2021年振り返り系記事の季節がやってまいりました〜パチパチ〜!振り返り第一弾は「今年見た映画」を振り返ってまいります。すっかりご無沙汰ですが、瑞野蒼人のnoteのメインコンテンツは映画のレビューですからね。 というわけで、さっそく本題へ。今回はわたくし瑞野が2021年に見た映画の中から、特に素晴らしかった・感動した映画ベスト4を振り返ってご紹介します。過去記事へのリン

本場のクリスマス体験 in UK

メリークリスマス!HO HO HO! さて、日本で過ごしている時には特にクリスマスを楽しむこともせず、強いて言うならスーパーでローストチキンを買って食べるくらいなとてもつまらない人間ですが、イギリスでクリスマスを迎えた今年は存分に楽しんでしまっております。 今回は私が経験したイギリスのクリスマスの素晴らしさについてご紹介します。 1.ハロウィンが終わったらクリスマス開始 ハロウィンが終わると街は即クリスマスモードにチェンジします。なんならハロウィンの前からクリスマスグッ

2021年に観た映画で振り返る2021年のnote

今年観た映画の備忘録。 リバイバル上映を含めて全て映画館鑑賞です。 おとなの事情 song to song 国葬 天空の結婚式 チョコレートドーナツ すばらしき世界 哀愁しんでれら あのこは貴族 花束みたいな恋をした めぐみへの誓い あの頃 春江水暖 ミナリ ノマドランド 騙し絵の牙 モルエラニの霧の中 街の上で 椿の庭 戦場のメリークリスマス 猿楽町で会いましょう HOKUSAI 明日の食卓 2gether  キャラクター

映画記録:2021

映画が好きだと言うと、お薦めの映画や一番好きな映画について訊かれることが往々にしてある。その度に頭をフル回転させるが「好みに合わなかったらどうしよう」だとか、訊かれたのが映画好きな人だったら「試されてるのかな」とか余計なことを色々考えて適当に濁しがちだ。そして、その帰り道に「あれを言えばよかった〜」「こっちの方が好きそうだったかも」と反省するまでがワンセット。(訊いてもらえるの嬉しいです。とってもありがとう) だから予めお伝えします。超主観的です。 でもだからこそ自信を持っ

2021年ベスト映画 - The Best of Movies 2021

今年はMUBIのおかげで良い映画をたくさん観れた。トルコのペリン・エスメルやインドのアミット・ダッタのような素晴らしい映画監督を知ることができたのも嬉しい。ブライアン・イーノがインタビューで言っていたのを真似して、なるべく色々な国の映画を観るようにしている。映画を通して自分が知らなかった美学に触れることができるのが喜び。 SOMETHING USEFUL / ペリン・エスメルマスターピースという言葉がぴたりと当てはまるような完璧さ。テーマ、ストーリー、カメラ、役者、音楽、、

嵐もかつてはジャニーズJr.だった。

「上の方調子はどうだ?」 土曜の夜、櫻井翔さんに久しぶりに調子を聞かれて、めちゃめちゃ調子よく映画館から出てきました。 と、いうわけで見てきました。 『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』 思い立って一人で映画見にいくなんていつぶり?ってかんじでしたが行って本当によかった。 行こうかどうしようか悩んでた今朝の自分に「悩む余地ある?」と聞きたいくらい。 嵐のコンサートは、周囲の嵐ファンのみなさま

映画鑑賞 老後の資金がありません。

映画鑑賞 「老後の資金がありません」 前田哲監督 私は今、詳しくは書けないけれど、数年ぶりの強いストレスの日々。 いろんな心配ことがあるけれど、できれば少しでも気分を変えたいと、思いきって家をでました。 主演の天海祐希さんが好きなのと、以前、垣谷美雨さんの原作を読んでいたので、楽しみに映画館に足を運んでみました。 ◎あらすじ 天海祐希さん演じる、主人公の篤子は、50代のパートで仕事をする主婦。松重豊さんの会社員の夫と、もう成人し社会人の娘と息子の4人家族。 家のロ

団塊の世代〜さとり世代の「主人公」

『ブレイブ -群青戦記-』(2021年)が面白かった。 スポーツエリート校の高校生たちが、タイムスリップした戦国時代で、戦国武将と戦いを繰り広げるストーリーの作品だ。 スポーツエリート校の各部活、剣道や弓道、空手といった格闘系部活の他、アメフト部や野球部も、それぞれの特技を活かして戦国武将に戦いを挑む。 所謂ツッコミどころ満載ではあった。しかし、このようなSF映画に対して、やれ時代考証がおかしい、やれ設定がおかしいなどと言っても意味がない。そのようなツッコミをいちいち入

2021年映画ベスト10を発表します!!

こんにちは!はなです。 1年最後の日、大晦日。大掃除をしたりおせちの準備をしたり紅白を見たり、やることはたくさんある日かと思いますが、映画好きとして1番にやらなければいけないことがあります。それは…今年観た映画の中で年間ベスト10を決めること!! ということで、去年の大晦日に決めたんです。2021年の年間ベスト10。こんな感じでね。 しかし感想を書くのが...億劫で...。2021年はとっくに終わり、もうこんな時期になってしまいました。でも書かないのもモヤモヤが残るので

一年の終わりくらい前を向いてもいいかなと思う方に〜「ファイティング・ファミリー」

毎年クリスマスが近づくとやることがある。 オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」と、ディケンズの「クリスマス・キャロル」を読むこと。 そして、映画「ダイ・ハード」の第1作を見ること。 いつの頃からかは、もう覚えていない。 長く生きていると、いつから何のためにやっているのかわからない。 そんな、ルーティーンが増えてくる。 その毎年のクリスマスのルーティーンに今年からもう一つ付け加わった。 映画「ファイティング・ファミリー」を見ること。 この映画、日本公開は2019年11月。ま

[おすすめ映画]『ヤクザと家族』(The Family)

見終わった後に言葉にならない感情のみが残った作品でした。 侘しさ、寂しさ、切なさ、そんな感情が全て入っている人間感情、愛。 ヤクザの人生、社会とは、とだけでは表現できない素晴らしい人間を描いた丁寧な映画です。 主人公 綾野剛。 生きる難しさを表現できる演技力。迫力。 音楽 岩代太郎。 King Gnuの常田大希が率いるmilennium parade。 あらすじ 1999年、2005年、2019年の3つの時代でヤクザという生き方を選んだ男とその家族の話。 綾野剛

「エヴァ」と「007」の2021年。

シゲクです。 この記事は「note」の企画である「 #2021年のおすすめ映画」に応募しています。※ネタバレは一切しません。 2021年に劇場で観た映画といえば、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2本でした。どちらも公開延期によって当初の公開予定とは大幅にずれています。 「エヴァンゲリオン」は26年の歳月、「ダニエル・クレイグ版007」は15年の歳月をかけた完結でした。 「エヴァンゲリオン」「ダニエルクレイグ版007」はどちらも大

【51.水曜映画れびゅ~】"DUNE"~全身でこの映画を体感せよ!~

”DUNE"は、10月15日より劇場公開されたSF映画。 日本も含め世界的に大ヒットしている話題作です。 あらすじ「面白くない」なんて言わせねぇ~よっ!もともと昨秋に公開予定だった本作。 しかし567感染拡大の影響で延期・再延期となり、やっとのことで公開となりました。 そんなことがありつつも公開前から話題になっていたので、私は本当に楽しみにしていて、映画館で観れた喜びはひとしおでした。 しかし! そんな鑑賞後にほくほく顔だった私に水を差すことが… 同じスクリーン