Junya Watanabe | 渡辺順也

劇場で公開される新作映画を中心に年間300本くらい観ています。 映画にまつわることをい…

Junya Watanabe | 渡辺順也

劇場で公開される新作映画を中心に年間300本くらい観ています。 映画にまつわることをいろいろと発信していきたいと思ってます。 https://www.instagram.com/kinoiglu_junyawatanabe/ お気軽な感じでどうぞよろしくお願いします。

最近の記事

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映画とデザイン

こんにちは。 映画にもデザインがいろいろとありますが、今回はポスターに注目して、note書いてみたいと思います。 ポスターデザインは映画の顔ともいうべき大事なクリエイティブですが、ネットで調べると海外版のポスターも結構見れたりします。 最近は韓国や中国で秀逸なポスターデザインが出てきてますので、いくつか紹介したいと思います。 『千と千尋の神隠し』中国版ポスターまず昨年話題になったのは、『千と千尋の神隠し』の中国版のポスター。 こちらは2019年に中国で初公開になった際

    • 【徹底解説】 映画『PERFECT DAYS』

      いよいよもうすぐ米国アカデミー賞。 日本勢からも3作品がノミネートされています。 長編アニメーション賞の「君たちはどう生きるか」、視覚効果賞の「ゴジラ -1.0」、そして国際長編映画賞の『PERFECT DAYS』。 個人的にも昨年のベスト映画だったので、とても期待したいところです。 とはいえ他2作品が有力候補なのに比べて激戦区なのでどうなるか。 そんな期待も込めてより本作を楽しめるように色々調べたことをnoteにまとめておきたいと思います。 『PERFECT DAYS

      • 2023年"下半期"映画まとめ!

        2023年も映画をいろいろ観て、日本映画・外国映画ともにそれぞれトップ10を先日noteにも書きました。 以前に映画サイト「osanai」にて、2023年上半期の映画まとめを書いたのですが、今回は下半期のみをまとめるという記事を書きました。 2023年通してではなくて、"下半期"のみです笑 下半期のみをまとめってなかなか珍しいなと思いましたが、やっぱり上半期とは違う流れがはっきりとありますし、それはそれで面白いです。 ▼osanai 対になるような作品だったり、カテゴ

        • 2023年 映画ベスト10! <日本映画編>

          あけましておめでとうございます。 2023年の映画ベスト10、<外国映画編>に続いて、<日本映画編>です。 こちらもかなり観た中からの厳選10作品となります。 では早速どうぞ。 10位 『首』 北野武監督による待望の新作! 本能寺の変に向かう戦乱の世を秀吉、光秀など跡目を狙う面々がしのぎを削り合う。 中でも加瀬亮の信長がセクハラにパワハラという完全なるブラック企業の社長という感じで狂っててかなり良かったです。 秀吉については相当調べたらしく、曽呂利新左衛門など落語の始

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          2023年 映画ベスト10! <外国映画編>

          あけましておめでとうございます。 2023年もいろいろと映画をたくさん観ました。 ギリギリまで観て、年末にベスト10を外国映画、日本映画に分けてそれぞれ10作品ずつ絞り込みました。 10位 『TAR/ター』 世界最高峰ベルリン・フィルの首席指揮者、リディア・ター。 権力者としての振る舞いにやがて綻びが見えはじめる… このターを演じたケイト・ブランシェットがなんと言ってもすごい! 圧巻の演技力でアカデミー賞の主演女優賞最有力候補であったことも納得です。 徐々に問題が発覚し

          2023年 映画ベスト10! <外国映画編>

          ファンが作った実写版『風の谷のナウシカ』

          なんとあの『風の谷のナウシカ』の実写版が制作! というすごいニュースを見たと思って驚いたら、どうやらブラジルのファンが有志で自主制作したのだとか。 とはいえ『風の谷のナウシカ』を実写で作るなんですごい。 7年間もの歳月をかけ多くのプロフェッショナルの無償の手助けによって完成された本作。 スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭など海外の映画祭でも高い評価を受けたのだとか。 そんな本編を早速どうぞ。 タイトルは、『WIND PRINCESS』(風の姫)。 腐海を探索す

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          日本でなかった『君たちはどう生きるか』の予告編!

          スタジオジブリ制作、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』。 宣伝をしない宣伝で話題となり、広告展開は一切せず、公式サイトもなくチラシもなく、予告編も作られなかった本作。 しかしながらここに来て、海外向けのトレーラーが公開となりました。 日本だったらこういう感じでは作らないだろうなーという海外ならでは、老若男女向けの娯楽大作ではなくて、アート系の味わいのある作りとなってます。 ▼「THE BOY AND THE HERON」 タイトルが「THE BOY AND THE H

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          2023年上半期、映画振り返り

          早いもので今年も半分が終わってしまいました。 毎度あっという間です。 映画を振り返るとやっぱり前半はアカデミー賞関連から始まって、「エブエブ」を中心としたアカデミー賞関連作品が中心だったなと思います。 ということで、そんな2023年上半期の映画を振り返ってみました。 推さない映画サイト「OSANAI」にて、上半期を振り返りながら映画紹介させていただきましたので、ぜひご覧ください。 ボクの記事は画像もイラストもないのでテキストのみのとってもシンプルなのですが、ぜひ読んでい

          2023年上半期、映画振り返り

          キアヌ・リーブス出演サントリーウィスキーのCM!

          『ジョン・ウィック』シリーズの最新作が秋に控えるキアヌ・リーブス。 そんな彼が出演したのがサントリーウィスキー100周年を記念したトリビュート映像。 そしてこの映像を手掛けたのはソフィア・コッポラです! 日本のとあるバーに入っていくキアヌ(の後ろ姿)、そこに待っていた友人たちとサントリーウィスキー「響」で乾杯。 談笑しつつ、サントリーウィスキー歴代のCMがトリビュートされていくという構成となってます。 まずは、肝心の映像をどうぞ。 キアヌを待っていた友人たち この待っ

          キアヌ・リーブス出演サントリーウィスキーのCM!

          【AI生成】ウェス・アンダーソンがもし「スター・ウォーズ」を撮ったらの予告編がおもしろい!

          ネットでバズっていたこの予告編がめちゃくちゃおもしろかったです。 AIが生成した「ウェス・アンダーソン風の『スター・ウォーズ』」の画像を使ってアメリカのWEBメディア Curious Refuge が予告編を制作。 『スター・ウォーズ』なのにちゃんとウェス・アンダーソンという面白さ笑 これは見てみないと分からないので早速みてください。 ▼Star Wars by Wes Anderson Trailer / The Galactic Menagerie めちゃくちゃ

          【AI生成】ウェス・アンダーソンがもし「スター・ウォーズ」を撮ったらの予告編がおもしろい!

          映画と坂本龍一

          坂本龍一さんの訃報は、本当に悲しかった。 高橋幸宏さんに続き、またまた日本を代表するアーティストが逝ってしまいました。 映画への貢献度も高くて、知られている『戦場のメリークリスマス』以外にも本当に多くの楽曲を手掛けていました。 それに坂本龍一自身を捉えた面白いドキュメンタリー作品もいくつかあります。 それらをまとめて「OSANAI」に寄稿しました。 ▼OSANAI この2パターンの映画をまとめてみました。 改めて俯瞰で見るとそのキャリアの凄さが分かります。 ぜひご覧

          【ネタバレ考察】 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

          アカデミー賞の大本命と言われ、A24最大ヒットとなった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。 この長いタイトルも覚えにくいですが、内容もかなりのカオスでした笑 でも、面白い。 自分の頭の整理のためにもnoteでまとめてみたいと思いましたが、ネタバレにもなってしまいますので、鑑賞後に読まれることをおすすめします。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日公開)あらすじ 破産寸前のコインランドリーを経営するエヴリンは、国税庁に税金の申

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          映画館が舞台な最近の良作、3選!

          2023年も前半から良作多いです。 観るのに忙しくてなかなかnote書けてないのですが、映画館を舞台にした良作を鑑賞できたので、今回まとめて紹介できればと思います! 『エンパイア・オブ・ライト』(2/23公開)これはしみじみ良かったです。 映画館が舞台になっているだけでもう贔屓目で見ちゃうんですが、そんな映画館ファンには染み入る作品となってます。 オープン前の映画館に入って一つひとつライトをつけていく、映画館の徐々に火が灯されていくオープニングがもう秀逸! それだけで大満

          映画館が舞台な最近の良作、3選!

          アカデミー賞、作品賞ノミネート10作品!

          今年のアカデミー賞ノミネート作品が発表されました。 日本ではまだ公開されてない作品も多いですが、もう評価されてるって分かってるから、これから観れるというのは楽しみでもあります。 そんなアカデミー賞ノミネートでやっぱり気になるのが作品賞。その作品賞ノミネート作品の10本を紹介してみたいと思います。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3/3公開)こちらは今回の大本命の作品です! この監督・脚本は、あのトンデモ映画『スイス・アーミー・マン』のコンビです。だ

          アカデミー賞、作品賞ノミネート10作品!

          2022年、映画ベスト10(日本映画編)

          2022年に劇場公開された新作映画の中からベスト10を選びました。 今聞かれたらまた順位変わるんじゃないかくらい順位つけるのって大変ですが、何とか絞りました。 先日は、「外国映画編」を発表してますのでそちらも併せてご覧ください。 それではいってみたいと思います。 10位 『さがす』いやー、面白かった。 脚本が練り込まれていてとても良くできてました。 それに俳優陣もみんな良くって見応えバッチリです。 さすが、ポン・ジュノの元で助監督をしていた片山慎三監督。 骨太ながら先の

          2022年、映画ベスト10(日本映画編)

          2022年、映画ベスト10【外国映画編】 

          あけましておめでとうございます。 2022年も映画をたくさん観ましたがそこからベスト10を年末に決めました。 (毎年、年末にベスト10発表会してます) いつも外国映画と日本映画に分けてそれぞれ出してますので、まずは外国映画編からいってみたいと思います! 10位 『コーダ あいのうた』これはシンプルにいい映画でした。 重めのテーマを扱っているけどすごくポップにアップテンポなノリで作られているのでエンタメとして楽しくて、かつしっかりと考えさせられる作品となってます。 家族の

          2022年、映画ベスト10【外国映画編】