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【年末企画】2021年、われらの“ぶっ刺さり映画”3選

今年も残すところあと数日。SNSのタイムラインに「2021年ベスト映画」が次々と表示される季節になりました。

U-NEXT映画部メンバーも、仕事として日々映画に接しているとはいえ、プライベートでは(プライベートでも?)、気になる映画をリサーチして胸をときめかせながら劇場公開を待ち、なんとか時間をやりくりして劇場に足を運び、劇場で観られなければ配信を待ち、いそいそと視聴しては心動かされている、シンプルに“映画好き”なだけの面々。

というわけで、このタイミングでそれぞれに極私的な「2021年もっとも心に刺さった映画」を振り返ってみました。ルールは3つ。

  • 2021年に劇場公開された作品。劇場未公開作品の場合、2021年に初めて配信された作品

  • ランク付け不要、各自の基準で“ぶっ刺さった”という主観でOK

  • 忖度なし(お世話になっている権利者の皆さま、失礼があったらごめんなさい!)

ちなみに前情報として、今年の推計興収は…

■2021年全国映画興行収入ベスト10
第1位:『シン・エヴァンゲリオン劇場版』102.8億円
第2位:『名探偵コナン 緋色の弾丸』76.5億円
第3位:『竜とそばかすの姫』65.4億円(上映中)
第4位:『東京リベンジャーズ』44.7億円
第5位:『るろうに剣心 最終章 The Final』43.4億円
第6位:『新解釈・三國志』40.3億円
第7位:『花束みたいな恋をした』38.1億円
第8位:『マスカレード・ナイト』37.9億円(上映中)
第9位:『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』36.6億円(上映中)
第10位:『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』35.6億円(上映中)

※12月20日現在(推計概算)※興行通信社調べ

https://www.crank-in.net/column/98150/1


とのこと。これを踏まえて、映画部メンバーがそれぞれ選ぶ3作品は…?

こんな感じになりました!


【林が選んだ、ぶっ刺さり3作品】

傾向と嗜好:ジャンル問わずドラマ要素重視。どんな球でも泣きにいきます!


◆『花束みたいな恋をした』◆

ー 劇場公開:2021年1月29日/独占配信中 ー

「今年のU-NEXTは本作抜きには語れません。個人的にもNo.1号泣ムービー。(メジャーな顔をしているけど実は)結構なインディペンデント映画がここまで多くの人々に受け入れられたのは勝手に感慨深いです」(林)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0059180


◆『彼女が好きなものは』◆

ー 劇場公開:2021年12月3日/公開中 ー

「ちょっとしたやりとりの自然さ、笑いのセンスが最高。細かいセリフや行動の回収が見事。自分には差別はないと思っていたが、本当の意味で差別しないというのは亮平の姿か小野の姿か?LGBT云々を越えて、切ないほろ苦恋愛青春映画としてもかなりの高得点です」(林)


◆『子供はわかってあげない』◆

ー 劇場公開:2021年8月20日/独占配信中 ー

「冒頭10分で登場人物みんなのことが好きになる。長回しや沈黙も全然苦しくないんだよなぁ。登場人物が「そこに生きている」ことを感じさせるための、必然としてのそれ。定期的に会いに行かなければいけない映画になりました」(林)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0053413



【小林が選んだ、ぶっ刺さり3作品】

傾向と嗜好:猟奇的なサスペンスが好物!! ※ホラーは苦手。


◆『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』◆

ー 劇場公開:2021年6月11日/配信中 ー

「今子供たちもサッカーを習っていて、また私も昔していたためか100%感情移入!!涙腺崩壊!!子供と一緒に劇場で観ましたが、なんとか子供にバレないよう涙。。。トレーラーの時点で目頭が熱くなってました」(小林)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0063394



◆『映画大好きポンポさん』◆

ー 劇場公開:2021年6月4日/独占配信中 ー

「映画に携わる仕事をさせて頂いているためか、映画に対する情熱、ものづくりに対する楽しさがビシビシ伝わってきた大好きな作品!将来仕事に疲れたとき改めて観たいと思います。映画の尺に対する考え方、大好きです!」(小林)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0061804


◆『キャラクター』◆

ー 劇場公開:2021年6月4日/配信中 ー

「『セブン』や『ミュージアム』などちょっと猟奇的な映画が大好きな私にドンピシャな作品。漫画版も一緒に観るとより一層楽しめましたよ!!」(小林)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0062760



【君嶋が選んだ、ぶっ刺さり3作品】

傾向と嗜好:ハリウッド洋画からインディーズ邦画まで何でも観る雑食オタク。


◆『イン・ザ・ハイツ』◆

ー 2021年7月30日劇場公開/配信中 ー

「ラテンのリズムに体も心もノリノリに‼️サントラは全曲覚えるほど最高です。明るい作風と裏腹にテーマは移民問題とシリアスなのも良いです!そして今作をキッカケにスペイン語を勉強するまでになりました…(笑)」(君嶋)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0062175


◆『花束みたいな恋をした』◆

ー 2021年1月29日劇場公開/独占配信中 ー

「20代後半のサブカル男女は全員悶絶するぐらい刺さったのでは無いでしょうか…。自分の過去の経験と照らし合わせて何度号泣したことか…そんな思い出も含めて花束みたいにまとめて心に置いておきたいです」(君嶋)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0059180


◆『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』◆

ー 2021年10月1日劇場公開 /公開中ー

「幼少期から007でスパイに憧れていた自分にとってダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは永遠にNO.1。そんな彼に有終の美を飾ってくれた素晴らしい作品。あとアナ・デ・アルマスちゃんが最高にキュート♥️」(君嶋)



【齋藤が選んだ、ぶっ刺さり3作品】

傾向と嗜好:崇拝する俳優はトニー・ジャー。


◆『サイコ・ゴアマン』◆

ー 劇場公開:2021年7月30日/配信予定あり ー

「キュートなモンスター造形にくだらないコメディ、そしてタイトルに引けを取らない極めつけのゴア描写!主演女優のニタ = ジョゼ・ハンナはネクストブレイク間違いなし。家族愛を描いた最高にハッピーな映画です」(齋藤)
2022年1月12日配信予定:https://video.unext.jp/title/SID0065320


◆『すばらしき世界』◆

ー 劇場公開:2021年2月11日/配信中 ー

「不器用な主人公が社会の体制に揉まれて苦悩していく様は、個人的に大好物なアメリカンニューシネマを彷彿とさせました。役所広司の演技もさることながら、彼を取り巻く周りの人々の優しさに涙」(齋藤)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0057314


◆『ただ悪より救いたまえ』◆

ー 劇場公開:2021年12月24日/公開中 ー

「僕が韓国映画にハマるきっかけとなった『新しき世界』の主演タッグが再び集結!それだけで感涙必至。バイオレンスアクションシーンは言わずもがなです。ファン・ジョンミンの脂汗ってなんであんなにエロいんだ!!!」(齋藤)



【宮嶋が選んだ、ぶっ刺さり3作品】

傾向と嗜好:ホラーと痛そうなのだけが苦手でしたが、克服しつつあります!

◆『街の上で』◆

ー 劇場公開:2021年4月9日/配信中 ー

「邦画が豊かで幸せだった今年。悩みに悩んだ末、なんでもない日々の豊かさを思い出させてくれた本作を。大好きな今泉監督節も、丁寧にキャスティングされた俳優陣の魅力も最高。映画祭から生まれたという出自も最高。好き!」(宮嶋)
視聴はこちら:https://video.unext.jp/title/SID0061984


◆『プロミシング・ヤング・ウーマン』◆

ー 劇場公開:2021年7月16日/配信予定あり ー

「画面デザインの強さ、やさぐれヒロインの魅力、そしてクライマックスのカタルシス!でも、観終わったあと自分の人生を振り返り心痛みました。私、うまく立ち回ったつもりで誰かを見殺しにしてこなかったかな…と」(宮嶋)
2022年1月7日配信予定:https://video.unext.jp/title/SID0065072


◆『GUNDA』◆

ー劇場公開:2021年12月10日/公開中 ー

「ドキュメンタリー映画からはこれ。言葉も音楽もない動物たちの世界。自分が人間であることを忘れて没頭しました。豚たちの言葉がわかるなんて感覚、初めて!ラストで自分が人間であることを思い出して少し悲しかった…」(宮嶋)



いかがでしょう。皆さまの「ぶっ刺さり」と重なる作品はありましたか?

年間1,000本以上の映画が劇場公開される日本。昨年は1,278本と例年より多かったそうで、製作される映画は増加傾向にあるようです(出典:http://www.eiren.org/toukei/)。撮影機材をそろえるハードルが下がったこと、デジタルの世界で作品の発表の場も増えてきたことが影響しているのかもしれませんね。そんな環境の中から、かつてなかったような斬新な作品が生まれてくるのでは、とワクワクしています。

私たちも、作り手の皆さんの作品発表の場として貢献できるように、映画産業が盛り上がるように、そして、映画ファンの皆さん(含む:自分たち)の心にぶっ刺さる映画をしっかり大切にお届けできるように、来年も頑張っていきます。

2022年もたくさんの素晴らしい映画と出会えますように!



(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会