U-NEXT映画部/ユーネクスト

動画配信サービス「U-NEXT」で映画ジャンルの買い付けや特集づくりを担当するスタッフ…

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動画配信サービス「U-NEXT」で映画ジャンルの買い付けや特集づくりを担当するスタッフたちが、今見てほしい映画を愛たっぷりに綴ります。( https://video.unext.jp/

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夏だ!海だ!サメだ!!!

こんにちは!映画部・齊藤です! うだるような湿気と暑さに早くも夏バテ気味ですが、そんな夏の到来とともにみんな大好き「サメ映画」の季節が今年もやってまいりました。 そんな中、記念すべき「第1回東京国際サメ映画祭」が開催され、ありがたいことにご招待いただきました! 池袋HUMAXシネマズを会場に7月12日(金)〜15日(月)の4日間で行われ、国内外全11作品の選りすぐりな「サメ映画」を上映されました! 初日にお伺いしたのですが、会場は満員!老若男女のファンが集まり、中には中

    • 劇団☆新感線が「邦画」と「舞台・演劇」ジャンルにやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

      嬉しさのあまり勢いでビートルズの名盤を雑にオマージュしてしまいましたが、この「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の部分、さっぱり意味が分からないのに喜びが伝わってきて最高ですよね。映画部の宮嶋です。 私にとってはそのくらい嬉しい出来事ということです、劇団☆新感線さんとのお取り組み!エンタメ好きならご存じの、超人気劇団「劇団☆新感線」。 映画好きならきっとご存じの「ゲキ×シネ」。新感線さんの作品を20台もの高画質カメラで撮影し、映画フォーマットにした作品群で、音も映像もめちゃくちゃ大迫力

      • 都知事選直前!選挙に興味が持てる映画3選!

        みなさんお久しぶりです。 あっという間に暑い夏がやってきました。 お祭り大好きな自分としては最高の季節です。 海、プール、お祭り…と楽しみなイベントが目白押しですが、そんな中でも都民の私が忘れてはいけない大事なイベントが7月7日東京都知事選挙! ということで今回は選挙や政治に興味が持てる映画をセレクトしてみました。 東京都民じゃない方も是非これを機に少しでも政治や選挙に興味を持っていただければと思います。 申し遅れました、映画部のパーティ男、君嶋です。 1.選挙(2006)

        • 無駄に悲しくなってしまわないように『PERFECT DAYS』を観る

          U-NEXT映画部・林です。唐突ですが、人間って油断すると、どこまででも悲しくなれる生き物です。その気になれば、自分の人生のすべてを、いくらでも悲観し絶望することができる。その悲しみをもって内に向き続ければどんどん危うい精神状態になるし、悲しみの刃がひとたび外に向けばどんどん他罰的になってしまう。悲しくなる方向に突き進むのはいいことではないので、どこかでブレーキをかける必要があります。 例えば僕の場合、ひとりの夕食時、しょーもない番組やら動画やらを眺めてニヤつきながら、白飯

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          本を読むように観ている。ドキュメンタリー映画の話

          先月の話なのですが、『人間の境界』という映画を劇場で観て衝撃を受けました。映画部の宮嶋です。 ポーランドとベラルーシの国境で翻弄される難民たちや支援活動家、国境警備隊員の群像劇なんですが、観ていて「あれ、これドキュメンタリーだったかな」って思うほど真にせまっていて、衝撃を受けました。 「実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優をキャスティングした」(公式HPより)というリアリティもあり、構成の巧みさもあり。 実際にあったことを、実際にそれを経験した人たちが、劇映画

          本を読むように観ている。ドキュメンタリー映画の話

          映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~後編~

          こんにちは!映画部・齊藤です。 マラソン企画のファンの皆様、大変お待たせいたしました。 前回から期間がだいぶ空いてしまいましたが、後編をお届けいたします。 改めまして、サザエさんシリーズは全10作品。 『サザエさん』(1956年) 『続・サザエさん』(1957年) 『サザエさんの青春』(1957年) 『サザエさんの婚約旅行』(1958年) 『サザエさんの結婚』(1959年) 『サザエさんの新婚家庭』(1959年) 『サザエさんの脱線奥様』(1959年)  『サザエさんの

          映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~後編~

          激熱!MADがMAXな映画たち3選

          あっという間に5月が過ぎてもう6月です。 温暖化の影響もあって強い日差しと高い気温で気分はもう夏で体温もテンションも激熱でございます。 お久しぶりです、映画部の夏男、君嶋です。 激熱といえば、先日、『マッドマックス フュリオサ』を劇場で鑑賞してきました。 映画ファンが大好きな傑作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフということで、シャーリーズ・セロンが演じた人気キャラであるフュリオサの背景を描く物語です。 主演のアニャ・テイラー=ジョイも悪役のクリス・ヘムズワー

          激熱!MADがMAXな映画たち3選

          映画ファンはもう絶対観て! 天才・二ノ宮隆太郎監督の新作『若武者』始まりました!

          U-NEXT映画部・林です。New Counter Films第1弾作品『若武者』、ついに劇場公開されました。世界同時公開、そして映画館に行きづらい方にも今すぐご覧いただけるように、U-NEXTでも税込1,900円で配信開始しています。(※New Counter Filmsについては後述します) 『若武者』を無理矢理にジャンル分けすると、青春映画、ということになるのかもしれませんが、通常のザ・青春映画とは全く違っていて……だから一言でのご紹介が本当に難しいのですが、ただただ

          映画ファンはもう絶対観て! 天才・二ノ宮隆太郎監督の新作『若武者』始まりました!

          最近の嬉しかったお仕事話つらつら。(日本映画批評家大賞授賞式/演技への畏怖の話/企画段階から惚れ込んでいた作品について)

          アイルランド出身の個性派俳優バリー・キオガンとディズニー・チャンネルから生まれたポップスター、サブリナ・カーペンターが交際中というゴシップを知り、「何なのその、ロマコメ映画並みにロマコメ感のあるカップルは…!!」とテンションがあがって以来、安心してバリー・キオガンを観られるようになりました。映画部の宮嶋です。 バリー・キオガンって、狂気じみていたり薄幸だったりする役柄のお芝居があまりにもうますぎて、普通に気持ちを入れて観ていると、役柄とご本人のキャラクターの境目が曖昧に感じ

          最近の嬉しかったお仕事話つらつら。(日本映画批評家大賞授賞式/演技への畏怖の話/企画段階から惚れ込んでいた作品について)

          【追悼】巨匠・ロジャー・コーマン氏に思いを馳せて

          こんにちは。映画部・齊藤です。 GWも明け、重い腰を上げながら社会復帰に勤しんでいる中、残念なニュースが飛び込んできました。 「B級映画の帝王」として知られ、数百本以上の作品を手がけた映画プロデューサーであるロジャー・コーマン氏が亡くなりました。享年98歳、大往生です。 普段B級映画を観ない映画ファンの方でも、その名は一度でも耳にしたことはあるのではないでしょうか。 https://www.cinematoday.jp/news/N0142946 彼の手がける低予算映画で

          【追悼】巨匠・ロジャー・コーマン氏に思いを馳せて

          チャップリン、はじまりました。

          皆さん、お久しぶりです。映画部君嶋です。 あっという間に5月に突入してしまいまいた。 GWはいかがお過ごしでしたでしょうか? 僕はあえて旅行にはいかず映画観たり友達とボードゲームをしたりマーダーミステリーをしたりととインドアな休日でございました。 家でやる趣味は無限にあります、映画部のインドアマスター君嶋です。 さて、GWの時期にU-NEXTでは沢山の最新作が配信開始しました。 先日部長の林が取り上げた『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』などは先行レンタル独占配信です

          チャップリン、はじまりました。

          「めっちゃ泣いた」のその先へ。『あの花〜』鑑賞後には絶対これを観てほしい

          U-NEXT映画部・林です。昨年末公開された超話題作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、いち早くU-NEXTで配信開始されました。 1945年にタイムスリップした現代の女子高生が特攻隊員の青年に恋をして…という物語が中高生を中心とした若年層に刺さり、当初の予想をはるかに超えて興収45億円を突破した本作。 若者に届いた要因は「とにかく泣ける」という宣伝であり、「めっちゃ泣いた」という口コミでした。となるとやはり、戦争を美化している、特攻隊をただ「泣ける」で消費させ

          「めっちゃ泣いた」のその先へ。『あの花〜』鑑賞後には絶対これを観てほしい

          セリーヌ・ソンとアピチャッポンを観て、「静かだけれど雄弁な映画」について思いを馳せた。

          声に出して言いたい映画監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン。面白がってるわけじゃなくて、こちらの表記、タイ語の発音を日本語カナでどう表記するかでかなり揺れて、結果的にご本人の発話をもとに「アピチャッポン・ウィーラセタクン」に統一されたそうです(wiki情報)。思わず大事に声にだしてみたくなりません?名前というアイデンティティに関わるものだからこそ、異言語での表記の仕方って難しいし、ご本人の発音を尊重したいし、そりゃ日本語表記の微調整も必要になぅちゃうよなぁ…と思った次第です

          セリーヌ・ソンとアピチャッポンを観て、「静かだけれど雄弁な映画」について思いを馳せた。

          映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~前編~

          こんにちは!映画部・齊藤です。 前回の開会式で予告した、シリーズものを一気見するという名の映画マラソン企画。 記念すべきマラソン企画の第1弾ということもあるので、読者の皆様に楽しんでいただけるようなインパクトのある選定にしようと欲張った結果、『サザエさん』を完走することに。 映画部内の会議でも「サザエさんマラソンにしま~すwww」と能天気に宣言していたのですが、これがまあなかなかハードなマラソンとなることは知る由もありませんでした。 まず手が伸びない。最新作が日々U-N

          映画マラソン企画vol.1「サザエさん」シリーズ~前編~

          原作読む派!?読まない派!?映画好き達の永遠の悩みについて

          こんなキャッチーな書き出し思いつける生涯を送ってきたかったです。 突然失礼致しました、皆様お久しぶりです。 最近はひょんなことから部長の林さんに純文学を教えてもらい、どっぷりハマっております。映画部の人間失格、君嶋です。 上記の通り、勝手に純文学勉強期間の手始めとして太宰治を読むことにしたのですが、見事にハマってしまい気付いたら短編・長編含めて20冊以上を読破。 更に彼の生涯についてもネットなど調べ、すっかりにわか太宰オタクです。 しかしそこは根っこは映画好きなのです。次に

          原作読む派!?読まない派!?映画好き達の永遠の悩みについて

          2024年の興行を牽引する映画はこれ!そしておそらく日本一早い年間興収予想発表!

          U-NEXT映画部の林です。2024年の第1Qが終わりました。ということで、スーパー気が早いですが、今年の年間興収はどこまでいくのでしょうか?昨年はGW明けにやったこの乱暴企画を、1ヶ月半早めてよりワイルドに決行します! 昨年は2421億円と予想して、結果は2214億円でした。9.1%の誤差、うーん微妙。後半の失速を読み切れなかったのは、ハリウッドのストのせいにしておきましょう。ちなみに、昨年の映画興行概況についてはこちらにまとめてあります。 2024年の100億円突破候

          2024年の興行を牽引する映画はこれ!そしておそらく日本一早い年間興収予想発表!