劇団☆新感線が「邦画」と「舞台・演劇」ジャンルにやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
嬉しさのあまり勢いでビートルズの名盤を雑にオマージュしてしまいましたが、この「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の部分、さっぱり意味が分からないのに喜びが伝わってきて最高ですよね。映画部の宮嶋です。
私にとってはそのくらい嬉しい出来事ということです、劇団☆新感線さんとのお取り組み!エンタメ好きならご存じの、超人気劇団「劇団☆新感線」。
映画好きならきっとご存じの「ゲキ×シネ」。新感線さんの作品を20台もの高画質カメラで撮影し、映画フォーマットにした作品群で、音も映像もめちゃくちゃ大迫力!全国の映画館で上映されます。
「ゲキ×シネ」は今年20周年。ありがたいことに、アニバーサリープロジェクトの一環としてご一緒に何かしましょう、ということになりまして、せっかくのライブ感覚いっぱいの作品たちですので、まずは「ライブ配信」でみんなで同時に楽しめる場を設けましょう、と。どうせなら、どーんと盛大にいきましょう、と。
そんなわけで、3月から6月にかけて、まさかの15週連続でライブ配信させていただいていました。毎週土曜の20時からはXの同時視聴イベントで楽しい裏話も教えていただきつつみんなでゲキ×シネを観る、というリズムの楽しい2024年春、だったのでした。
そして、ライブ配信の3カ月が終わり、7月7日、七夕の日に通常のレンタル配信でどーんと15作一挙配信スタート!
わーい、壮観!カッコイイ!嬉しい!!
せっかくなのでここいらで私のおススメ作品をご紹介しようと思ってはいるのですが…いやぁ、選びきれるかなぁ…絞れるかなぁ…(ホクホク)
まずひとつが、私が初めて劇団☆新感線を観たのは、映画館で拝見したこのゲキ×シネ作品!
演劇好きの友だちに誘ってもらって行ったんですが、めちゃくちゃカッコよくて大興奮でした!
タイトルから想起できる通り、人間の心の闇が描かれています。15年以上前の制作ですし、物語自体も昔話のかたちを取っているのですが、今回改めて観て、主人公の心の闇の発露というか、行動規範が、2020年代的だなって思ったりもしました。
そして初めてリアルに劇団☆新感線を観た、思い出の作品はこちら!
新感線さんのチケットってなかなか取れないんですよ!入手できて嬉しかったなぁ~。古田新太さん、堤真一さんもすごく粋なんですが、私は何と言っても高岡早紀さんの艶やかさ、所作のしなやかさにやられました。
そしてこの作品については脚本が宮藤官九郎さん。軽く笑えるところと、ぎゅっと締めるところのメリハリ。「うーん、うまいっ!」ってなります。
それから、今回の配信のお取り組みで初めて観て「うわー!面白い!最高!」って思ったのは…どれも面白かったので難しいのですが、あえてふたつに絞るとすれば(ひとつに絞れなかった)
裏切られ無実の罪を着せられた男・上川隆也さんと、なぜか彼の復讐をサポートする刺客・堺雅人さんの演技合戦。恨みと怒りがみなぎる演技と、微笑みながら人を刺す残酷の演技!最後も切ない…。
平将門って、私は首塚のおどろおどろしいイメージだったんですが、彼をめぐる物語をここまで壮大で、むしろ清々しい物語にできるなんて!主演の天海祐希さんの凛々しさ、そしてお芝居のダイナミズムがすんごい。ドラマでもおなじみですが、やっぱり舞台で経験を積んだ方なんだなぁと唸ってしまいました。
いやぁ、他にも好きな作品、おすすめしたい作品が多くて困ります。ちょうど福岡で幕があけたばかりの今年の本公演『バサラオ』のおふたり、中村倫也さんと生田斗真さんががそれぞれ主演された『狐晴明九尾狩』『偽義経冥界歌』も推しておきたいですしね~!(『バサラオ』も楽しみだなぁ!)
結局、なんだかんだ全作品ご紹介したくなって困ってしまいます!いわゆる普通にファンのムーブですね笑
20年前、演劇と映画というジャンルを軽やかに超えたという意味でも貴重な「ゲキ×シネ」。未体験のかたにはぜひ体感していただきたいという思いです。ぜひこちらの特集からどうぞ!
U-NEXTゲキ×シネ特集:https://video.unext.jp/browse/feature/FET0009961
【おまけ】
U-NEXT、実は舞台・演劇ジャンルも着々と充実しております!映画ファンと親和性が高そうな演劇作品では…たとえば
加藤拓也さんの劇団た組。による『在庫に限りはありますが』
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんのナイロン100℃による『百年の秘密』
根本宗子さんの劇団・月刊「根本宗子」による『今、出来る、精一杯。』
なんていかがでしょう?
それから、私も大好きなヨーロッパ企画さん!たくさんあります!
U-NEXTヨーロッパ企画特集(舞台・演劇):
U-NEXTヨーロッパ企画特集(映画):
U-NEXTで映画を観てくださっているかたには、映画に限定せず「エンタメ全般が好き」という方が多いように感じます。
ぜひ様々なジャンルを楽しんで、U-NEXTを使い倒していただけたら嬉しいです!
©松竹/ヴィレッヂ
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