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#2021年のおすすめ映画

人気の記事一覧

オペラティック・アクション映画『レイジング・ファイア』には香港映画の全てが詰まっている

クリスマス・イブの日にひとりで映画を見ている人がいたとする。ポップコーンは買わず、ドリンクホルダーに置かれたMサイズのコーラの紙コップには水滴が浮かんでいる。その人は、物寂しい人に見えるかもしれない。孤独な人に見えるのかもしれない。しかしひとつ確かなのは、悲しい人ではないということだ。何故なら、その人はほぼ間違いなく『レイジング・ファイア』を見ているからだ。そう、『怒火 レイジング・ファイア』を見ているのだ。 あらすじドニーさんはキレた! だが闇堕ちしたニコラス・ツェーはも

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映画賞を乱暴にブレンドして、2021年の「いい映画」を炙り出してみる

U-NEXT映画部の林です。いよいよ2021年度の映画賞レースも大詰め。今日3月11日には日本アカデミー賞が発表されます。TV放送もされて一般的な認知は高い賞ですが、日本には重要な映画賞が他にもたくさん存在します。 今回はそんな各映画賞の結果を無理やり得点化して、2021年の日本映画を興収軸ではなく、評価軸でまとめてみたいと思います。 映画業界内で「権威がある」とされていたり、ある程度の歴史があったり、受賞者が喜んで授賞式に訪れたり、という点を考慮して、あくまでも独断で8

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今年見た230本の映画から10本選んでみた。

今年も映画を沢山見ました。 見たものはFilmarksでなんらかの感想を書いているので、数を数えてみましたがざっと230本というところでした。多分、去年も同じくらいだったのではないかと思います。 基本的にDVDかサブスクで見ていて、劇場に足を運んだのは1本もありません。そのせいで新しいものはほぼ見ていないですし、時代も国も関係ないのですが、見たものの中から私の心に刺さったものを10本選んでみました。 中にはシリーズとかもあるのですが、選びきれなかったのでご容赦。順不同です

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2021年度観てよかった映画10選

2021年に公開した映画をランキングしました。あなたの観た映画は入っているでしょうか。 ブログでは惜しくも選外となった作品についても解説しています。 1位 シン・エヴァわが青春に終止符をうってくれてサンキューな。庵野秀明。 2位 ラストナイトインソーホー ベイビードライバーと同じくらいの映画作ってくれて、サンキューな。 3位 グンダ驚きの視点で集中させてくれて、サンキューな。 4位 リトルガール子どもを尊敬しなければならないと再認識させてくれて、サンキューな。 5

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手のかからない子供だった私のほんとうの事

いわゆる、「手のかからない子」だった。 今でも、その通り生きようとしていた幼い頃の私にすこし支配されているような気がする。 ********* 好き嫌いせずなんでも食べて、よく眠る 手のかからない大人しい赤ちゃんだった、 と母は言った。 お利口さんで慎重派で、お調子者の男の子の世話を焼きたがる面倒見のいいお姉さんみたいな幼稚園生だった、と父は言った。 なんでもひとりでできる手のかからない生徒だから安心してたわ、 と中学のテニス顧問の先生は、わたしとの面談で言った。

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2021年映画ベスト10

今年も死ぬほど面白い映画がたくさん揃いました。毎年こんなたくさん死ぬほど面白い映画を公開して面白資源が枯渇しないか心配です。 10位:ゴジラVSコング2021年で最も知能の低い脚本を書いたのは間違いなくゴジラVSコングだ。 実際に3歳児が人形遊びをしながら書いたか、大人の脚本家が酒と大麻を同時にキメて人形遊びをしながら書いたのは間違いない。 こんな映画を楽しめるのは3歳児か、酒と大麻をキメた人だけだろう(私は3歳児のほうです)。 9位:ラーヤと龍の王国メチャクチャな王道に

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個人的・2021年映画ベストテン

皆さんこんにちは。 日本アカデミー賞が発表され、もうすぐキネマ旬報ベストテンも発表されるなど、昨年の映画の振り返りの時期が始まりました。 そこで、私も、昨年公開された映画のベストテン、そして各賞を発表していきたいと思います! まずは候補作一覧から! ・『花束みたいな恋をした』 ・『すばらしき世界』 ・『あの頃。』 ・『14歳の栞』 ・『街の上で』 ・『あのこは貴族』 ・『映画大好きポンポさん』 ・『ドライブ・マイ・カー』 ・『子供はわかってあげない』 ・『キネマの神様』 ・

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2021年下半期 わたしを救ってくれた10本の映画 +年間ベスト10

今回は去年の映画についてです。 2021年の下半期(7月〜12月)で個人的にこの映画に出会えてよかった! と思った映画10本。 劇場で見た新作映画91本の中から選んでみた。 サブスクも入れたら少し順位が変わるかも?なんだけど、 「映画館で映画を見る」ということが自分にとってどれだけ大切か改めて認識した1年でもあったので、やはり劇場鑑賞作から選ぶことにした。 やはり映画に命を救われている。 そして映画館に救われている。 映画館に行くという行為、 仕事やデジタル機器から

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キネマ旬報ベスト・テン 短評・日本映画編

2月2日、キネマ旬報ベスト・テンの各賞が発表されました。 さらに2月4日発売のキネマ旬報特別号で、日本映画、外国映画、文化映画のベスト・テンが発表された。個人的には納得の結果でした。 以下、ベストテン各賞の作品名・個人名が書かれているため、まだ結果を知らない人は、ぜひ本誌を読んでから、この記事を読んでいただきたいです。 〇日本映画ベスト・テン 第10位 『花束みたいな恋をした』  ベスト・テンに入ってくれて本当に良かった。理想的な出会いから始まる若者2人の5年間にわたる恋

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2021年に初めて鑑賞した旧作映画BEST3

皆さん明けましておめでとうございます。 毎日がハッピーニューイヤー男、君嶋です。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 さて、年末のタイミングで我々映画部で個人的に自分にぶっ刺さった映画を紹介した記事を公開しました。 去年はコロナも少し落ち着き、洋画も勢いを取り戻してきた印象だったので、映画館に通う洋画マニアとしては嬉しい限りでした。 個人の鑑賞記録としては社会人になって一番多くインプットをした年でもあり、 劇場鑑賞数:137本 自宅含めた総鑑賞数:約700本 と「お前本

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エンドロールじゃ纏まらない。

これは、 とある映画を観たわたしの気持ちの記録である。 エンドロールの数分じゃ纏まらなかった気持ちが 日にちを重ねてやっと言葉になった気がしているから ここに残しておきたいと思う。 ネタバレを含まないよう、綴りたい。 この映画を観て感じたのは こういった、たまらなく温かい感情だった。 この先生きていく上で心に留めておきたいことばかり。 人にはそれぞれ幸せのカタチが存在していて、 親がシングルだから、幸せじゃないだとか 実の家族じゃないから愛がないだとか そんなこ

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”ぶっ刺さり映画”に入れたかった10選

2022年もよろしくお願いいたします。U-NEXT映画部・林です。 U-NEXT映画部は今年も、映画ファンの皆さん、映画文化に携わる皆さんに寄り添いながら、ここでしか観られない「いい映画」を新旧問わず、大小問わず、お届けすることに邁進していきます。ちなみに今、U-NEXTで観られる見放題の映画は13,051作品(2022年1月6日時点)。「いい映画」を揃えるには3万本くらい必要だと思っていますので、これはまさにライフワーク。これからもしばらくは、 「あ!これが入った!」 「

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電車を降り損ね、キリンになった男の #2021年映画ベスト10

 光陰矢の如し、あっという間に年の瀬がやってきた。  流行り病の影響をモロに受け、残業時間の増加に相まって鑑賞本数が激減。話題作も軒並み延期が続き、大手配給会社も続々と配信に舵を切ったために、観たかった作品が日本にやってきた頃にはYoutubeに違法アップ動画が蔓延する。そんな一年を生き延びた今、それでも楽しかったと思えるのはちゃんと”狂えた”作品に出会えたからだろうか。  人生の半分を捧げ熱狂した神話がエンドマークを打ち、灰になった心と身体は再生産された。そんな一年の振

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劇場版「きのう何食べた?」がもたらしてくれたもの

日頃自宅での家事は母任せ、まともに料理をすることのなかったわたしが急に料理をしたいと思い立ち先月から料理を始めた。 ”今年こそ料理を覚える!”と毎年の抱負に掲げながら達成されることなく月日が流れ、2021年も終わりの気配を感じ今年も叶うこともないのか…と思っていたこのタイミングで。 劇場版「きのう何食べた?」を観たのがその大きなきっかけだ。 街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士・ 筧史朗 【シロさん】 (西島秀俊)とその恋人で美容師・矢吹賢二【ケンジ】(内野聖陽)。同

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【年末企画】2021年、われらの“ぶっ刺さり映画”3選

今年も残すところあと数日。SNSのタイムラインに「2021年ベスト映画」が次々と表示される季節になりました。 U-NEXT映画部メンバーも、仕事として日々映画に接しているとはいえ、プライベートでは(プライベートでも?)、気になる映画をリサーチして胸をときめかせながら劇場公開を待ち、なんとか時間をやりくりして劇場に足を運び、劇場で観られなければ配信を待ち、いそいそと視聴しては心動かされている、シンプルに“映画好き”なだけの面々。 というわけで、このタイミングでそれぞれに極私

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2021年よかった映画10選

せっかく2021ベスト10をツイートしたし去年は人生で一番映画を観たので(2019年も同じこと言ってる)、久しぶりにnoteにまとめることにした。 ベイビーわるきゅーれ好きすぎて去年2回観た映画。 高校卒業したて社会不適合殺し屋女子のバディシスターフッド映画。あずまんが大王みたいなゆるっとした日常がかわいくて永遠に観ていられる。それだけでも満点なのにそれだけで終わらないのがこの映画のすごいところで、近年稀に見る大迫力のアクションシーンにびびらされる。CGや効果をガンガンに使

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【2021年】私が選ぶ映画トップ10

みなさまあけましておめでとうございます。 ぼーっと生きてたら2021年が締まりましたので、例年どおり映画館で観賞した映画をnoteに記載します。 2020年は映画界にとってビジネス構造を見直す転換期ともなりましたが、2021年はその延長みたいなものでしたね。新型コロナウイルスによるパンデミックは夏頃にピークを迎え、デルタ株に続きオミクロン株の出現はあれど年末には落ち着いてきました。 一方で2020年のような大規模な映画館の自粛などは発生せず、多くの人が再び映画館へと足を

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今年1年を映画で振り返る

今年の映画は物語を楽しもう *************** 今年は遠のいていた小説も、休止していたゲームも、みたいなーとだけ言っていた映画もとりあえず、全部味わってみようと思って行動した1年でした。 どうしてそうしたかというと、仕事に関係する本や情報ばかりを取り入れているんじゃ?と気がついたから。 人の回復というのは好きなテーマだし、仕事の役にも立つからと本にしろ映画にしろ次々と摂取していました。それらのコンテンツは確かに私の血肉となっている。 けれど私の心は満たされ

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2021年

ちょっと出遅れたけど、2021年に出会った素敵なものたちを書き残しておこうかな〜。noteを書いてる人も周りに増えてきた。もともとマメに書いてたわけじゃないけど、覗いてみたら2018年に名盤まとめみたいの書いてた。そんな感じで、思いつくままに並べてみます。 ◉音楽・『MONSTER』『Smoke!! 』/ TENDOUJI TENDOUJI、今年のリリース量とスパンがえげつなかった…!!!豊作すぎ!!!そしてどれも本当に良かった。新しい曲が出るたびにうわ、これ今までで一番

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【映画感想】大切な人との、あたたかい食卓

ドラマ化&映画化され、今巷でブームを起こしている”きのう何食べた?”。 お恥ずかしながら原作はまだ少ししか読んでいないのですが、ドラマ版が大好きで、もう何度もリピして各話15回くらい見ています(笑) シロさんやケンジをはじめとする魅力的な登場人物はもちろん、ほっこり&ちょっぴりせつないストーリーに癒される日々。 「今日ちょっとご飯作るのだるいな…」 と思ったときにあのドラマを見ると、自然と料理欲がムクムク湧いてくるから不思議です。 もはや何食べ無くして生きていけない身

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