額賀澪

スポーツ小説を書くための備忘録

授業で「スポーツ」をテーマに小説を書く課題を出しました。

意外と苦戦する受講生が多かったので、普段スポーツ小説を書いている自分の今後のためにも、備忘録的にスポーツ小説を書くためのポイントをまとめようと思います。

描き出すポイントを探る

スポーツ小説の醍醐味といったら、臨場感たっぷりの競技シーンです。

当然、選手の行動描写や心理描写、対戦相手の描写、周囲の人・場の描写、時間経過、移動、その競

もっとみる
ありがとうございます。
5

課題テーマ「スポーツ」|皇帝のペースメーカー

某大学の実習の授業で、「額賀も受講生と一緒に課題に取り組む」というのにチャレンジしています。

こちらは前回の課題。

今週も課題にチャレンジしてみました。テーマは以下の通り。

【テーマ】
スポーツ(実際のレースや試合のシーンを必ず入れる)
【原稿規定】
・400字詰原稿用紙で15枚以内
・A4の紙に縦書きで、40字×36行のレイアウトにする
・額賀は制限時間180分

皇帝のペースメーカー

もっとみる
ありがとうございます。
10

箱根駅伝小説2 額賀澪『タスキメシ 箱根』(小学館)

しばらく前に、自分の読んだ箱根駅伝に関する小説のまとめみたいなことをしたが、その時にまだ読めていなかった額賀澪『タスキメシ 箱根』(小学館)を読んだ。

前作に続けての栄養科学的アプローチから見る箱根駅伝。前作では、故障中に同級生の都から料理の手ほどきを受け、走るためのエネルギーを作る食事を強く意識するようになった眞家早馬が、走ることを諦めないまま栄養科学の道をより強く意識し、箱根駅伝の世界に戻っ

もっとみる
読んで下さってありがとう♪♪♪
6

読者を楽しませる“構成”を考える

この記事の3つのポイント

①読者像を「やりたいこと」から導き出す
②読者に説明するのではなく実感させる
③物語の適切な長さと形を見極める

小説の構成を考える上で、「読者を楽しませるものになっているか?」という視点は書かせません。そのために特に大切な三つポイントについてここでは書きたいと思います。

誰に読んでほしいのか?

小説の構成を考える上で、想定読者の設定が重要になります。要するに、「こ

もっとみる
ありがとうございます。
19

課題テーマ「異国」|草原のチェロ

某大学の実習の授業では、「額賀も受講生と一緒に課題に取り組む」というのにチャレンジしています。

こちらは前回の課題。

今週も課題にチャレンジしてみました。テーマは以下の通り。

【テーマ】
異国(行ったことのない国を舞台に書く)
【原稿規定】
・400字詰原稿用紙で10枚以内
・A4の紙に縦書きで、40字×36行のレイアウトにする
・額賀は制限時間90分

草原のチェロ

 ウランバートル市内

もっとみる
ありがとうございます。
10

どうして視点がぶれるのはNGなのか

この記事の3つのポイント

①読者は読みながら「目の位置」を決める
②視点が定まらない=ストレスになる
③視点のブレは混乱を呼ぶ

普段小説を書いていると、ときどきうっかりミスをして編集者から、

「ここ、視点がぶれてますよ」

と指摘されることがあります。

以前書いた「人称と視点」の話題に引き続き、視点が定まらないのはどうしてNGなのかという話をしていこうと思います。

「視点が定まらない」は

もっとみる
ありがとうございます。
15

“未知の存在”を書くために

先日、学生に対し、「仕事」をテーマに小説を書く課題を出しました。

「仕事」をテーマにしたのは、大学生からすると少し通い存在=自分の引き出しだけで書こうとすると選択肢が少なくなってしまいがちな題材を作品にどう落とし込むか、という点に注目してもらいたかったからです。

自分の引き出しの中にあるもので物語を作る、というのが小説を書くスタートラインだと思います。必然的に自分と同じくらい(もしくは自分より

もっとみる
ありがとうございます。
11

【書評】努力が報われなかった自分を受け入れる~『タスキメシ 箱根』(額賀澪)

先日書評を書いた『タスキメシ』の続編です。

小説でも映画でも、1作目を超えるインパクトを与えるのはなかなか難しいと思うのですが、この本に関しては、はっきりと「前作以上だな」と感じました。『タスキメシ 箱根』額賀澪さん。

※書評一覧の目次はこちら

1、内容・あらすじ

前作に引き続き、主人公は眞家早馬(まいえそうま)。

高校時代、長距離選手として将来を期待されながらも、故障によって結果を残せ

もっとみる
わざわざ押していただき、ありがとうございます!
6

額賀澪『競歩王』読了。
スランプに陥った元・天才高校生小説家の主人公の台詞や内面描写の数々が、文章を書くことを仕事にしている自分にも、刺さったなあ・・・私も「書くこと」を諦めたら、何者にもなれない身だ。頑張ってみよう

課題テーマ「仕事」|跳躍とパスファインダー

某大学の実習の授業では、「額賀も受講生と一緒に課題に取り組む」というのにチャレンジしています。

こちらは前回の課題。

今週も課題にチャレンジしてみました。テーマは以下の通り。

【テーマ】
仕事(仕事をしているシーンを必ず入れてください)
【原稿規定】
・400字詰原稿用紙で10枚以内
・A4の紙に縦書きで、40字×36行のレイアウトにする
・額賀は制限時間90分

跳躍とパスファインダー 

もっとみる
ありがとうございます。
11