額賀澪

本紹介<13>【ランナー編Ⅲ】「タスキメシ 箱根】

昨日の「タスキメシ」という作品の紹介に引き続いて、本日はその二作目の紹介です。前作よりも主人公が大人になっていることもあり、「何も残せなかった自分の過去に意味があるのか」というテーマが描かれているように思います。読むまでは不思議なタイトルだと思ってしまいますが、読み終わるとこのタイトルに深い意味を感じます。本日は「タスキメシ 箱根」のご紹介です。

1.あらすじ/感動と爽快感のクライマックス

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とても嬉しいです!
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本紹介<12>【ランナー編II】「タスキメシ」

私の年始の楽しみの一つに駅伝があります。駅伝に関する小説もたくさんありますが、今日はその中でも特に「走り続けること」について書かれた「タスキメシ」を紹介したいと思います。爽やかで熱いスポーツ青春小説です。

1.あらすじ/兄弟×陸上×料理=青春

主人公は陸上の名門高校の長距離選手で、右膝の骨折という大けがを負いリハビリ中の眞家早馬(まいえそうま)という高校三年生です。思うように走れず手持ち無沙汰

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お読みいただいてありがとうございます!
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言葉の宝箱【努力が報われる奴はただ運がよかっただけなんだ】



『タスキメシ箱根』額賀澪(小学館2019/11/11)
大学卒業後、管理栄養士として病院で働いていた早馬は紫峰大学駅伝部のコーチアシスタント兼栄養管理として、部員たちと箱根駅伝初出場を目指すことになる。高校時代、大学時代も陸上の名門校で長距離走選手として期待されたものの怪我から思うような成績を残せなかった早馬。嫉妬、諦め、苦い思い。数々の挫折を経験した者として部員たちに寄り添い、食の大切さ、目

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ヤッホー! 愉しくやろう

言葉の宝箱【諦める勇気あったんだ。続ける恐怖なんて、きっと乗り越えられる】



『タスキメシ』額賀澪(小学館 2015/11/30)
主人公眞家早馬は高校三年生で長距離選手として将来を期待されていたが大けがでリハビリ中。担任の配慮で料理研究部と繋がりができ、父子家庭で偏食が激しい同じ長距離選手として将来を期待されている弟のために、たった一人の部員で料理上手の井坂都に料理を習うことにする。
復帰出来ても、高校最後の競技会には間に合わない、競技者としての葛藤、井坂も父子家庭で

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生きていくの苦手です?

言葉の宝箱【なりたかった自分になれなくてもがいてる】



『競歩王』額賀澪(光文社2019/9/30)
「天才高校生作家誕生!」という触れ込みでデビューした榛名忍。
2020年のオリンピックが東京に決まった頃に第1作は20万部売れたが、
その後大学生となった忍は思うような結果を残せず燻っていた。
そんな折、学内のテレビで流れるリオ五輪ハイライト番組で競歩の結果を目にする。独特な競技スタイルを不思議に思っていると背後で男子学生が号泣していた。その夜忍は

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つよないけど、そんなによわねぇ。言葉遊びがスキです
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新しい本、新しい自分との出会い。

最近、小説はあまり読まなかった。
どちらかというとビジネス書が多く、
How to本ばかりを読んでいた。

そんな僕が、こんな本を買ってしまうなんて。
多分、表紙をみただけでは、
「綺麗な表紙だな〜」と思って終わりだった。

だけど、みかさんの書評を読んだとき、
思わず共感してしまったのだ。

「高校吹奏楽部で金賞を目指す。そのハードルの高さを知っている人はどれくらいいるんだろう。」

僕は高校吹

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Thank you for your SUKI😎COOL!!
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○今日は 額賀澪 先生のお誕生日です おめでとうございます!1016

※この記事は2018年02月09日に書かれたものです。

額賀澪○ウズタマの主人公に投影された性悪人生に明るさなし
■高校時代の07年(灯亥)のDNA「調」の守護神支合年に、
第22回全国高等学校文芸コンクール小説部門で優秀賞を受賞。
12年(海辰)のありえないDNA「龍」の改良改革年には、
「俺とマッ缶の行方」で第24回舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞。
15年(草未)のDNA「石」年には、
「屋上

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○本当にありがとうございます♪この機会に自分を知ってみませんか?
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【本】額賀澪「ヒトリコ」

一人が似合う人を好きになることが多い。
大勢の中心にいても、友達がたくさんいても、あるいは部屋に閉じこもっていてもいい。ただ世の中には、「一人が似合う人」がいる。無理して一人を気取っているわけでも、本当は一人は嫌なのに一人でいなきゃいけないとかでもなく、ごく自然に一人である人。どこにでも一人で行けるし、誰かの存在を前提にしていないし、誰かのための場所を空けておいたりもしない。そんな人。
僕がそうい

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これからもよろしくお願いします!
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近刊情報|沖晴くんの涙を殺して



2020年9月18日に、双葉社より『沖晴くんの涙を殺して』が発売されます。

あらすじ

北の大津波で家族を喪った沖晴は死神と取引をした。
悲しみ、怒り、嫌悪、恐怖を差し出して独り生還したという。残された感情は喜びだけ。
笑うだけの不思議な高校生は、余命わずかの音楽教師・京香と出会い、心を通わせていく――。
ありふれた日常と感情が愛おしくなる喪失と成長の物語。

書籍情報

*書店予約時はこち

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ありがとうございます。
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白いクリームソーダ

白いクリームソーダ。
緑でも青でも黄色でもなく。白。

たまの休日、自分へのご褒美として作るのが白いクリームソーダだ。

私を人生のどん底から救いあげてくれた大切な本。
『さよならクリームソーダ』のレシピ。

アイスをグラスに入れてから、無色の炭酸水を入れる。
これには強炭酸を使うのが好き。

炭酸とバニラアイスが混ざり合って、真っ白な泡がぽわぽわ浮かび上がる。
白いクリームソーダ。

甘くて舌が

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