higu4696

小説/エッセイ/詩/外国文学/自己啓発/ビジネス/哲学/心理学/経済学/科学/戦争史/…

higu4696

小説/エッセイ/詩/外国文学/自己啓発/ビジネス/哲学/心理学/経済学/科学/戦争史/数学/地政学/教養/芸術/論理学/医学

最近の記事

神に愛されていた/木爾チレン

「夢を見るから、人生は輝く。ーーーモーツァルト」(p.1) 「神に愛された特別な才能があると。十七年しか生きていないのに、この世の全てを知り尽くしたつもりでもいた。」(p.29) 「けれど、なにもかもを知らないことは強い。なにもかもを知っているより、ずっとずっと強い。でも、それさえも私はまだ知らなかった。」(p.29) 「もしかしたら人は、愛を受け取ってから、誰かを愛し始めるのかもしれない。」(p.53) 「いつも。どんな状況にいても。自分には特別な才能があると信じて生きてい

    • 悲しがる君の瞳/銀色夏生

      「私たち二人の関係が 私たち二人にしかわからない理由で ずっと続いていきますように」(p.0) 「ひと思いに さよならと 言ってくれれば よかったのさ」(p.8) 「マシュマロみたいで好きなんだ。」(p.16) 「ごめんね。すきだったけど。」(p.31) 「ぼくたちが、もう二度と、会えないなんて、ウソだよね。」(p.31) 「夢の話をしようよ。」(p.35) 「素敵な恋愛とは、自分にとってのラッキーボーイをみつけることではないかと思う。たとえ他の人には何の作用もおよぼさなくて

      • 涙にも国籍はあるのでしょうか/三浦英之

        「事実ーーーこの国はまだ東日本大震災における外国人の犠牲者数を知らない。」(p.3) 「東日本大震災の直後の一年間、私はこの港町で人々と暮らした。震災翌日に津波被災地の最前線に入り、多くの遺体と、それを遥かに上回る泥の上で泣き崩れる人々を見た。自転車にまたがったまま体の半分が泥に埋まった野球帽の少年や、汚泥の上にアヒル座りして「ここで娘が見つかりました。私がやってあげられたのは、いつも歯磨きでしているように娘の口から泥を搔き出してあげることだけでした」と泣き叫ぶ若い母親や、顔

        • セレナーデ/Uru

          「この笑顔を守るために、私は生きているのだ。」(p.26) 「いつか命が尽きると知っているからこそ、その限られた時間が尊く、誰かを愛したり何かに打ち込んだり、精一杯人生を全うして生きたいと思うのだ。」(p.74) 「あなたは、自分の寿命を自分で決められるとしたならば、永遠に生き続ける事が出来るとしたならば、永遠に生き続ける事を選びますか。自分で死を選ぶ事もなく、その間、ずっと「生」を楽しむ事はできると思いますか。それとも自分で期限を決めて、その限られた時間を生きる事を選ぶと思

        神に愛されていた/木爾チレン

          センス入門/松浦弥太郎

          「僕にとって「センス」とは、まず最初に、「選ぶ」もしくは「判断する」ということだと思います。」(p.12) 「世の中や社会、自分のまわりに対しては、どんなことでも受け入れる姿勢をもって、すなおな透明な目で見たいものです。」(p.14) 「あなたが生きて、じっさいに出会ったり見たりするものというのは、どんなものであれ、どんな人であれ、必ずひとつやふたつはいい所があるはずなのです。」(p.14.15) 「頭と心の使い方のバランスがよいのです。」(p.17) 「人というのは、ちょっ

          センス入門/松浦弥太郎

          東京を旅する異世界喫茶店めぐり/空想喫茶トラノコク

          「その時間はまさに人生の余白そのもの。」(p.18) 「心穏やかに自分の時間を楽しむことが、日々の暮らしの充実につながるのだ。」(p.55)

          東京を旅する異世界喫茶店めぐり/空想喫茶トラノコク

          塩一トンの読書/須賀敦子

          「ひとりの人を理解するまでには、すくなくも、一トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ。」(p.9) 「「自分で読んでみる」という、私たちの側からの積極的な行為を、書物はだまって待っている。」(p.11.12) 「わかいころ私たちは、あらゆることにおいて、自分の選択が、人生の曲り目を決定していくと信じていた。プラトンを読んだり、小説を書こうとしているジュゼッペにもそんな時代はあったはずだ。しかし、人間はある年齢になると、自分の選択について、他人にも、自分にたいしてさえも、説

          塩一トンの読書/須賀敦子

          パラドックス大全/ウィリアム・パウンドストーン

          「実は、確かにそうではないと証明する方法はないのだ。」(p.14) 「「水槽の脳」は、哲学者が「知識問題」〔知っているとはどういうことか〕と呼ぶものを絶妙に図解したものである。要点は、われわれが水槽に浮かぶ脳だというあまりありそうにない可能性ではなく、想像もつかない形で騙されているかもしれないということだ。」(p.19) 「自分自身の心が存在することを疑うとしよう。自分が疑っていることも疑うことになるーーー結局、疑っているのだ。その疑いを行なっている何かがなければならない。い

          パラドックス大全/ウィリアム・パウンドストーン

          僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい/まさを

          「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」(p.2) 「君は”幸せとは何か”を考えたことはある?」(p.27) 「幸せというものは結局、過去の時間の中でしか見つけることができないんじゃないかと僕は考えている。でも、過去の中だとしても忘れない限り、ずっとそこにあるから別にそれは不幸なことではないとも思う。」(p.27) 「僕は、幸せとは何種類もあると思う。好きな食べ物を頬張るとき、気がつかなかった思いにハッとするとき、君と何もしないで寝そべっているとき

          僕は君の「大丈夫(嘘)」を見破りたい/まさを

          百年の泉/平芳幸浩,京都国立近代美術館

          「とはいえ、本書は、「《泉》とは何か?」という問いに対して正解を出すものではありません。男性用小便器が、なぜアートとなるのか。《泉》の何が後代のアーティストや研究者や批評家、あるいはアート好きを魅了してきたのか。その謎に触れてもらうためのケーススタディ集なのです。さしずめ『《泉》過去問題集2017-18年版』といったところでしょうか。答えはまだ出ていないかもしれませんし、とっくに出てしまっているかもしれません。あるいはデュシャンなら、こう言うでしょう。「答えなんてないさ。なぜ

          百年の泉/平芳幸浩,京都国立近代美術館

          憎悪の科学/マシュー・ウィリアムズ

          「私たちはみな偏見を抱えているが、すべての人が街に繰り出してヘイトクライムに走るわけではないからだ。相手が特定の集団に属しているという理由でその人を傷つけたり殺害したりするには、偏見を超える何かが関与している。この状態を表す言葉として通常使われるようになったのが“憎悪(ヘイト)”だ。」(p.28) 「憎悪についての科学的な研究では、“憎悪”という言葉はしばしば、相手の世界観が自分のものと対立しているため、または対立していると感じとれたために、その集団全体を除外したいと望む感情

          憎悪の科学/マシュー・ウィリアムズ

          すばらしい医学/山本健人

          「誰もが一年でも長くこの世界に生き続ける意味があると信じ、人類は知恵と技術を磨き、医学を進歩させてきた。」(p.343)

          すばらしい医学/山本健人

          行動経済学 経済は「感情」で動いている/友野典男

          「経済は感情で動いている。」(p.3) 「経済は心で動いている。」(p.4) 「「この世界には現実のハムレット、マクベス、リア王、オセロがいる。教科書に出てくるのは、すべて冷徹で合理的なタイプであるが、この世にはもっと様々なタイプの人がいる」アマルテイア・セン『経済学の再生:道徳哲学への回帰』(徳永、松本、青山訳、麗澤大学出版会)」(p.9) 「「身を切るような体験を通して、わたしたちは学びました。合理的に思考したからといって、社会生活に生じる問題がすべて解決できるわけではな

          行動経済学 経済は「感情」で動いている/友野典男

          できる人は必ず持っている一流の気くばり力/安田正

          「「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」の重要性は、ビジネスパーソンなら誰でも知っていますよね。でもこれ、若いビジネスパーソンのうち、「求められているホウレンソウ」をできている人はどれくらいいるか、知っていますか? 30%?20%?いえいえ、とんでもない。実は、1%もいないのが現実です。なぜ、これほどできていないのでしょうか。その理由は明快です。 そのホウレンソウに「何を期待されているか」まで考えて、それに応えられている人は、驚くほど少ないからです。」(p.27) 「「自分は次

          できる人は必ず持っている一流の気くばり力/安田正

          20代で得た知見/F

          「努力は報われない。信じていた言葉には裏切られる。永遠だと思いたかったものはどうやら永遠ではなかった。いや、ほんとうは大切ななにかがいつか消える予感も香っていた。それを肺一杯吸い込んで、承知しようとしていた。どうでもいいものこそどうでもよくないもので、いとおしいのだと、本当は内心気付いていながら。」(p.3) 「二十代は最悪の時代で、寂しさの時代で、引き裂かれる時代ではなかったか。」(p.3) 「一人の人間の人生は、ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間

          20代で得た知見/F

          「意思決定」の科学/川越敏司

          「わたしたちの人生は選択の連続です。」(p.3) 「この期待値が最大になる選択肢を選べばよいという考え方を最初に明確にしたのは、ブレーズ・パスカル(1623-1662)です。」(p.15) 「一般に、多くの所持金を持っていればいるほど、同じ賞金額を得ることに対して感じる効用の増加分は少なくなると考えられます。この背景には「限界効用逓減」という心理的な法則性があるためだと考えられています。」(p.22) 「このように、ベルヌーイは限界効用逓減の法則を満たすような効用関数を導入し

          「意思決定」の科学/川越敏司