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悲しがる君の瞳/銀色夏生

「私たち二人の関係が 私たち二人にしかわからない理由で ずっと続いていきますように」(p.0)
「ひと思いに さよならと 言ってくれれば よかったのさ」(p.8)
「マシュマロみたいで好きなんだ。」(p.16)
「ごめんね。すきだったけど。」(p.31)
「ぼくたちが、もう二度と、会えないなんて、ウソだよね。」(p.31)
「夢の話をしようよ。」(p.35)
「素敵な恋愛とは、自分にとってのラッキーボーイをみつけることではないかと思う。たとえ他の人には何の作用もおよぼさなくても、自分にだけはとても強い力をもっていて、その人といると元気がでるようないいことをたくさん思いつくような関係。」(p.40)
「人と人との出会いは化学反応です。」(p.40)
「私たちはいつからでも、素敵な恋ができるはず。」(p.40)
「恋する女の子を、だまして泣かせて傷つける世界中のヒドイ男よ、みんなみんな今すぐに地獄へ落ちろ。」(p.42)
「毎日は、楽しいことと悲しいことの繰り返しともいえる。楽しくも悲しくもないことがたくさんあるけれど、頂点をとればたぶんそうなるだろう。そうすると、楽しい時点では幸せで悲しい時点では不幸と思うだろう。でも時は止められないから、楽しい時はあっというまにすぎて悲しいこともまあまあいつのまにかすぎていく。そして人は、今、現在の瞬間の気持ちしか実感としては味わえないのだ。たとえ過去、美しく、めぐまれて、お金もあって、人に好かれて、大切にされて、人を愛して幸せに暮らしてきたとしても、今、悲しいことがあったらその人は自分を不幸と思うだろう。幸せは貯金できないし、不幸は前もって避けることはできない。」(p.44)
「愛さなかったから愛されなかったのだ」(p.50)
「その花の色は 咲いてみなければ決してわからない」(p.82)
「恋するものに抱きしめられるということはなんて気が狂うほどうれしいのかと毎日毎日実感する
そしてそのことがたった自分の心だけで可能ということがもう知ってしまったから何もいらない」(p.92.93)
「なぜ人は人を愛すのだろう
なぜむすばれる恋だけをしないのだろう
なぜ片思いが存在するのだろう」(p.139)
「感情の前に知識は無力だ」(p.139)
「なぜあの人は私に恋をしなかったのだろうなぜ私は好きになってくれない人を追いかけるのだろう」(p.139)
「僕たち二人の関係は 僕たち二人にしかわからない理由で いつか終わっていくだろう」(p.153)

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