新ドラマ『合理的にあり得ない』『ペンディングトレイン』『ケイジとケンジ』
刑事ドラマほどではないにせよ、探偵が主人公のドラマも少なくなく。今期ですと、ＮＨＫで放送中の『探偵ロマンス』、前クールにも『霊媒探偵・城塚翡翠』がありました。
そんな探偵ドラマ『合理的にあり得ない ～探偵・上水流涼子の解明～』が、4月期のカンテレ・フジ系月曜10時枠で放送開始。主演は天海祐希さんで、バディー役に松下洸平さん。柚月裕子さんの小説原作で、脚本は『監察医朝顔』『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』『正直不動産』の根本ノンジさん。
頭脳明晰で変装の達人でもある探偵・上水流涼子（天海さん）が、IQ140の相棒・貴山伸彦（松下さん）とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆に解決していく。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、痛快エンターテインメント。
『東京ラブストーリー』の坂元裕二さんから、『silent』の生方美久さんまで、「フジテレビヤングシナリオ大賞」出身の脚本家の活躍は、今も昔も続いています。今期も『100万回 言えばよかった』の安達奈緒子さんや、『6秒間の軌跡』の橋部敦子さん、『大河ドラマが生まれた日』の金子茂樹さん。
そんな出身者の一人が金子ありささん。当初は『ナースのお仕事3』（2000年）や『サプリ』（2006年）、映画版『電車男』などフジテレビ系が中心でしたが、近年は『中学聖日記』（2018年）や『恋はつづくよどこまでも』（2020年）など、TBSでの活躍が目立ちます。
そんな金子さんのオリジナル新作『ペンディングトレイン－8時23分、明日 君と』が、4月期のTBS金曜ドラマ枠でスタート。主演は、現在大河ドラマと月9を掛け持ち出演している山田裕貴さん。しかし、天海さんの作品といい、タイトル長っ。
同じ電車に偶然乗り合わせた、見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに、水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能のヒューマンエンターテインメント。
現在放送中のドラマ『インフォーマー』に、デビュー21年目にして連ドラ単独初主演している桐谷健太さん。意外ですが、その前に『ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜』（2020年）という作品で、東出昌大さんとＷ主演していました。間の悪いことに、そのタイミングで例の件が明るみになり…。
あれから3年、続編となる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』が、桐谷さん主演で4月期に始まります。脚本は前回に引き続き、『HERO』『ガリレオ』シリーズや、大河ドラマ『龍馬伝』＆朝ドラ『まんぷく』の福田靖さん。
所轄と地検と裁判所の24時… その知られざる世界を、元体育教師という異色の情熱刑事・仲井戸豪太（桐谷さん）を中心に、サスペンス＆コミカルに「事件にまつわる全ての人々」を群像劇で描く刑事ドラマ。
最後は、公式による情報解禁前のドラマ情報を二つ。まずは、昨年社会現象となった『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久さんが、10月期のフジ系木曜ドラマ枠で再タッグを組むと「週刊女性」が報じています。続編ではないようです。
次に、これまたフジテレビ系ですが、7月期に額賀澪さんの小説原作で『転職の魔王様』が放送され、小芝風花さんと成田凌さんが共演すると、これまた「週刊女性」が報じています。お仕事ドラマに、恋愛が絡む感じでしょうか。
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