m13

読書のきろく

m13

読書のきろく

最近の記事

黄金比の縁 石田夏穂

めっちゃ理系〜〜〜 そんな採用の仕方ある!?って感じだけど…会社の不利益のためにならどんなエネルギーをも使って、、すごいな 会社の不利益のためだとしても、結局会社のために働いちゃってるじゃん!って私なら思うし、そこまで労力使うのが勿体無いと思うけどな それほど負のエネルギーがあったんだろうな。 根性すごいし、合理性だし、主人公のこと結構好き。私は 完全同意!考え、感覚が同じ人といた方がラク 違う人の考えももちろんタメになるけど、同じ人の方に行っちゃうよね たしかに目

    • 生命式 村田沙耶香

      村田沙耶香ワールド 言葉を選ばずに言ったら、気持ち悪い! でも合理的で納得できてしまうんだよ!!! “今”の常識とは?“正常”とは? もう読んでいると訳わからなくなってくる。 でもその気持ち悪さを摂取したがる(笑) 私のお気に入りは表題作の生命式と、最後の孵化 本能もこの世の常識と一緒に変化していくのか… 食用の虫を食べる世界になったら、慣れたら、いつか「これが本能だよねー」って言うのかな、なんて考えてみたり 本当にそう、大共感 何であんなに安心するんだろう 人は誰し

      • 私の家では何も起こらない 恩田陸

        丘の上に建つ古いお屋敷の話 ノスタルジックで懐かしさも感じながら、でも不穏な空気もあり… ゴーストホラー好きなので楽しかった 文体がスッと私に入ってこないことも多々あり… まあでも読めなくはないし、なによりこの雰囲気が好き 読んでて共感した部分。 まさかこの本を読んでて共感する部分があったとは

        • 世界の美しさを思い知れ 額賀澪

          いやーーーー読み終わるのが本当に寂しかった でも、スッキリ?もした。スッキリという言葉で合っているのかは分からないけど 遺された側は逝ってしまった人のことを分かってあげる事はできない。 でも、それでも、エゴかも知れないけど、 逝ってしまった人の存在意義を証明することで悲しみを消化することはできるのかな 貴斗のした旅を無駄だと思わない、むしろ亡くなった人のためにできるって素敵だな 世界旅行も一つのテーマだと思うんだけど、出てきた国全てが素敵なんだろうな〜〜と 出てきた地

        黄金比の縁 石田夏穂

          六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成

          めっちゃくちゃ面白かった。犯人が二転三転、というか作者に転がされてるな〜〜って感じ。誰が悪い人っていうのを自然に擦り込まれてるのも怖い、第一印象で決めるのは良くないと思った とは言えども、人間第一印象で決まることもあるし、人は見かけによらずって言葉もあるし、 人間の本質を見抜くって難しい。 実際私もこの犯人と同じように、会社の上層部はちゃんと人の事見れているのか?って疑問を抱いてたこともあったし、今も思ってる だって、上層部には見せてない顔を同僚には見せているからね。

          六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成

          嘘をもうひとつだけ 東野圭吾

          サスペンスにはサスペンスなんだけど、誰が犯人かを辿っていくというより、人の嘘を見抜いていく、っていう方に重きを置いてて面白かった! 短編集なので読みやすい。 中でも「狂った計算」が好き。愛ってなんなのかと漠然とした疑問にもなったけど 動機でヒトの嫌なところに思いっきり触れた方のがよりリアル、そんな背景が…って身近に感じられた。ここに出てくる被疑者と同じ感情になることもあるからなあ 嘘はいけないもの。そんなのは分かりきっていて、 ただこの中に出てくる嘘は、故人のためか、自分

          嘘をもうひとつだけ 東野圭吾