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嘘をもうひとつだけ 東野圭吾

バレエ団の事務員がバルコニーから転落死、事件は自殺処理の方向に向かっている。だが、同マンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女に殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…
人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

嘘をもうひとつだけ


サスペンスにはサスペンスなんだけど、誰が犯人かを辿っていくというより、人の嘘を見抜いていく、っていう方に重きを置いてて面白かった!
短編集なので読みやすい。
中でも「狂った計算」が好き。愛ってなんなのかと漠然とした疑問にもなったけど


動機でヒトの嫌なところに思いっきり触れた方のがよりリアル、そんな背景が…って身近に感じられた。ここに出てくる被疑者と同じ感情になることもあるからなあ

嘘はいけないもの。そんなのは分かりきっていて、
ただこの中に出てくる嘘は、故人のためか、自分のためか、、正当化できるものではないけれど、その嘘に愛はあったんじゃないのかな


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