タスキメシ　額賀澪　読書感想

怪我で陸上部をリタイア寸前の早馬
担任に調理実習室へ野菜を持っていくよう言われた時に、井坂都と出会い料理を教えてもらう
早馬の弟・春馬は偏食の為に料理をしようと考える
春馬は陸上を諦め料理をする兄に対して苛立っていた

陸上部に所属する兄弟
兄は故障し、弟は才能があるが兄に続けてほしいと思っている

兄と弟
家族と上手くいっていない都
都の幼馴染で早馬の友人であり同じ陸上部の助川
別の学校でライバルだった藤宮

駅伝という舞台に、それぞれのやり切れない気持ち、熱い気持ちが描かれている

弟が自分を追い抜いていくかもしれない
でもそれを理由に走るのをやめられない
怪我はやめる理由となった
早馬に対してリハビリやれ！がんばれ！と言える人はなかなかいないだろう
言えるのは結局自分の希望を叶えたい人だけだった
それでも後悔しない生き方を早馬が選ぶことが出来てよかった
後悔なく生きるのは難しい

箱根駅伝は毎年いろんなドラマがある
これを読んでまた応援したくなる