経済成長と資本蓄積は異なる概念であり、資本主義においては、資本蓄積が本質的である。だから、脱成長理論は、何ら資本主義を脅かすものではない。資本主義にとって、脱成長理論はたんなる退屈な「安全な議論」にすぎない。つまり、資本主義に対する批判は、資本蓄積に対する批判でなければならない。
この社会の人口は減少しているけれども、ある程度のところで、定常状態になるのだろうし、GDPも減少していくけれども、いずれは定常状態になるのだろう。すると、超長期的には、資本主義を放棄しなくても、テクノロジーも進歩するし、グリーン成長はないが、気候中立なグリーン定常経済はあるかも。
斎藤幸平氏作.人新世の「資本論」読了温暖化対策のこと、未来のことが書かれている。😊 脱成長へ向けて、世界は少しずつ動いている。 エコバッグより大切なこと、考えていきたいと思う。📚読書メモ・11🔖