脱成長

To have or To be

To have or To be

『持つこと』と『あること』。 6月に会社の同期が亡くなった翌日に、会社を休んでふと寄った本屋で出会った哲学者エーリッヒ・フロムの本。 最初は意味が分からなかった、『持つこと』と『あること』。 カール・マルクスは『君が”ある”ことが少なければ少ないほど、それだけ多く君は”持ち”、それだけ多く君の生命は疎外される』と言っているけど、これもあまり意味が分からなかった。 ただ先日ふとしたとき(パラアスリートの写真を見たとき)に、『パラリンピックがオリンピックより面白く感じたのは、ア

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最近買った本
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最近買った本

母親から6000円分のQuoカードをもらったので、気になっていた本を何冊か買いました。飽き性で、1冊の本を一気に読み終えることがなかなかできないタチなので、数冊を並行してぼちぼち読み進めていこうと思います。 1冊目「なぜ、脱成長なのか(The Case for DEGROWTH) 」ヨルゴス・カリス、スーザン・ポールソン、ジャコモ・ダリサ、フェデリコ・デマリア 「99%のためのフェミニズム宣言(Feminism for the 99% A Manifesto)」を読んで、

「資本主義」という「言葉」をやめよう

「資本主義」という「言葉」をやめよう

1 「資本主義」はマボロシ  大ヒットした斉藤幸平氏を筆頭に、多くの方々が地球規模の多重的な危機を論じておられることに強い共感を抱いているのだけれど、その議論の中で「資本主義」という言葉がキーワードとして用いられることに、共感が強い分、同じくらいの違和感を禁じ得ない。  なぜなら、「資本主義」など存在しないし、マボロシにしか過ぎないからだ。  だから、「資本主義」というキーワードを乗り越えていかない限り、危機を克服する道は見えないはずなのだ。  資本主義とは何か、という問

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「人新世の資本論」斎藤幸平著 書評
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「人新世の資本論」斎藤幸平著 書評

<概要>これまで注目されていなかった晩期マルクスの思想に基づき、気候変動問題を根本的に解決するためには、資本主義の延長線上にあるSDGsのような安易な対策ではなく、資本主義そのものから脱却して、脱成長の全く新しい社会主義=脱成長コミュニズムを目指すべきと提言した著作。 <コメント>新しい社会主義=脱成長コミュニズムを提唱した画期的な著作で、ベストセラーになっているということで、私も興味津々で早速通読してみました。ストーリー展開が明確で、一貫性があり、読みやすいので一気に読了

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脱成長とその可能性
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脱成長とその可能性

菅首相が総裁選不出馬の意向を示し、様々な候補が乱立していることに、仕事が増えるのではないかと、少し落胆しているじゃがいもです。 さて、総裁選や選挙にももちろん興味はありますが、今年も経済対策が行われると言われています。今年の経済対策は新型コロナ対策をはじめ、脱炭素化やデジタル化への投資を柱に、経済の底上げを図るものとされています。 また、総裁選に向けて多くの候補が上がっていますが、すでに出馬を表明している岸田氏は「成長と分配」をテーマとした「令和所得倍増」を掲げています。

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インパクト大 デ・グロース「脱成長」とは

インパクト大 デ・グロース「脱成長」とは

こんばんは。山下涼子です。 最近、ニュースでよく見かける「脱成長」というワード。 「成果を出すとこだわるのであれば、自分を成長させることが大事」とずっと教わってきた身としては、この言葉ドキッとします。なかなか慣れないですね。 成長を脱するとはどういうことなのか、、、よくよく調べてみると背景が分かりました。 「脱成長」というモデルとは!? 色々なニュースを見ているところ、要は、格差、分断を生み出す資本主義から脱した「脱成長社会」を実現しようという考え方のようです。 こ

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慣習を壊す、未来が見える

慣習を壊す、未来が見える

今日あったこと。 社員数数千人規模の会社が10年以上慣習としてやってきた”無駄”を1つ、ぶっ壊してみた。 『それって意味あります?こっちの方がよくないですか?残業時間も減るし分かりやすいし地球のエネルギーも消費しませんよ?サステナブルじゃないこと、やめません?時代錯誤、やめません?今、令和っすよ。DXって、知ってます?』と畳みかけるように爆笑しながら詰めていったら、 最初はすごい困惑され、難色を示されたので、『責任者は?誰に許可貰えばいいですか?』と更に詰め寄り、秒速でグロ

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成長戦略を捨てることが、イノベーションの第一歩です。

成長戦略を捨てることが、イノベーションの第一歩です。

私は貧乏性なので、買った本はできるだけ最後まで読みたいのですが、 今までに何冊かだけ、途中で読むのを断念したことがあります。 2016年ごろのことなので、もうだいぶ以前の話になりますが、 地方創生に興味のあった私は、「老いる東京、甦る地方」という本を、 そのタイトルに惹かれて手にしてみたことがありました。 ・・・が、書かれている内容がまったく的外れで、 最後まで読むことさえできなかったんですね。 そこで、なんでこんなに読むのが苦痛なのか、を考えました。 そのとき私が思

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脱成長社会と子ども(拙考)
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脱成長社会と子ども(拙考)

前回は日本が脱成長していくことをお伝えしました。今回は脱成長社会に生きる子どもたちにどんなことが必要なのかを考えてみます。これは大人、親も真剣に取り組む価値の十分にあるテーマだと思います。 前回とやや重複しますが、エネルギー利用は増加の一途。地球資源は有限なので、増加を維持できないことは明白です(下図3つ全て『現代社会はどこに向かうか』より)。 人口増加はエネルギー利用の限界にあわせ、ピークアウトすると予測されます。 私たちは(下図)③の時代をとおり越し、子どもたちは④

『脱成長』をまた考えてみる

『脱成長』をまた考えてみる

本日は重要なテーマとして考え続けている『脱成長』について思う所のupdateを残しておこうと思います。 『脱成長』を考える、再び『脱戦略』は、2021年に入ってから既に6回も記事にしてきたテーマです。時代のキーワードとして、しばしば話題になることばになってきています。『脱成長』=”成長することを諦める”、”成長することを敵視する”、というネガティブな態度と受け取られ、誤解と反発を巻き起こす微妙なことばであることを改めて思いました。 今回、もう一度フラットに考えてみようと思

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