安井省人

「みんなが自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい方、働き方の…

安井省人

「みんなが自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい方、働き方の多様性を探求しています。 株式会社スカイベイビーズの代表です。クリエイティブや編集の力でさまざまな課題解決と息苦しさの解放をめざしています。 https://www.skybabies.jp

マガジン

  • 自然体経営

    全員兼業・100%在宅ワークを推進するクリエイティブ・カンパニー、スカイベイビーズの代表 安井が、「自然体で、生きる」を実現する組織・経営とはなにか?を、考えます。

  • スカイベイビーズ オープン社内報

    全員兼業・100%在宅勤務を推進する、クリエイティブ・カンパニー 株式会社スカイベイビーズのオープン社内報です。よくあるWeb制作会社、Webプロダクションとはちょっと異なる、スカイベイビーズの「組織」、「働き方」、「仕事実績」など、いろんな情報をお届けします。

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理念、「自然体で、生きる。」の背景にある社会課題

こんにちは。クリエイティブ・カンパニー、株式会社スカイベイビーズ代表の安井です。 今日は、当社の理念「自然体で、生きる。」が生まれた背景について、お話ししたいと思います。 私たちは、Webを主な切り口としたあらゆるコンテンツをクリエイティブする会社です。そんなクリエイティブ・カンパニーの理念が、「自然体で、生きよう。」です、とお伝えすると、驚かれることがあります。「何ですか、それ?」と。 そこでまず、理念の前提にある「課題意識」をお話しします。 この図を見てください。

    • スカイベイビーズ、10期が始まりました!

      これまで以上に「ウェルビーイング」を軸とした事業展開へと注力する2024年7月から、スカイベイビーズは10期目に突入しました。(私が会社を引き継いでから10期目。正確には23期目) スカイベイビーズでは「自然体で、生きる。」という理念のもと、「ウェルビーイング」の向上を重視した事業展開を行っています。 とくに昨期からは「ウェルビーイング&ブランディング」をコンセプトに新たなサービスの開発へと力を入れ、クライアントの自然体な魅力を引き出す『ソラミドブランディング』や、ウェル

      • 人々のアイデンティティが”統合”され、どこでも、ありのままの姿で価値を発揮できる環境とは│後編【目指せ!自然体組織】

        前編では、統合の必要性について書きました。 後編では、人が自分自身を”統合”し、ありのままに価値を発揮できるような組織を実現するために、スカイベイビーズで私が意識していることや、実際に取り組んでいることを書きたいと思います。 前編はこちら。 レッテル貼りをしないまず前提として、自分自身のアイデンティティを統合していくためには、「本当の自分とは何か?」という問いに対して、整理し、発見し、自覚的になることが必要です。それには、自分自身の内省や自己分析が求められます。 会社の

        • 人々のアイデンティティが”統合”され、どこでも、ありのままの姿で価値を発揮できる環境とは│前編【目指せ!自然体組織】

          自分の”演じ分け”、疲れませんか?人は、複数の異なるコミュニティにおいて、すべて同じ自分でいるのはなかなか難しいものです。例えば、私の場合はスカイベイビーズの安井と、兼業先のジャンプ株式会社やアソブロック株式会社の安井とでは、それぞれ性格や振る舞いが少しずつ違っているという自覚があります。「親の前では何歳になっても子どもとして振る舞わねば…」とか、誰でも無意識のうちにその時々に合わせた自分を演じるようなことって、あるのではないでしょうか。 でも、そうやって演じ分けるのって、

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        理念、「自然体で、生きる。」の背景にある社会課題

        • スカイベイビーズ、10期が始まりました!

        • 人々のアイデンティティが”統合”され、どこでも、ありのままの姿で価値を発揮できる環境とは│後編【目指せ!自然体組織】

        • 人々のアイデンティティが”統合”され、どこでも、ありのままの姿で価値を発揮できる環境とは│前編【目指せ!自然体組織】

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        • 自然体経営
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        • スカイベイビーズ オープン社内報
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          「自然体組織」とは何か?定義してウェルビーイングな組織に向かう【目指せ!自然体組織】

          スカイベイビーズでは、自然体経営を推進しています。 スカイベイビーズの場合、私がこれまで会社員として働いてきたなかで感じた、社会や組織に対するモヤモヤを解消できるような会社にしたい、という思いが原点になり、自然体な組織をつくりたいと考えるようになりました。 自然体経営を選択するに至ったナラティブについては別の記事で詳しく書いているので、よければぜひご覧ください。 人それぞれに自然体があるように、組織にもそれぞれの自然体があると思います。それでも、必要な要件はある程度定義

          「自然体組織」とは何か?定義してウェルビーイングな組織に向かう【目指せ!自然体組織】

          私がスカイベイビーズで“自然体経営”を選択した理由【ナラティブ後編】

          今回は、私の思想がスカイベイビーズの“自然体経営”にどのように影響しているか、どんな理想のもとスカイベイビーズの経営に携わっているかについて、書いてみたいと思います。 これまでの原体験について書いた前編を先に読んでいただくと、より納得感を持ってもらえるかと思うので、ぜひ前編もご覧ください。 人前に立つのが苦手な経営者私は2015年にスカイベイビーズを引き継ぎました。 今は経営者という立場ゆえに会社の代表として振る舞うことがあったり、こうやってnoteでも発信したりしては

          私がスカイベイビーズで“自然体経営”を選択した理由【ナラティブ後編】

          私がスカイベイビーズで“自然体経営”を選択した理由【ナラティブ前編】

          私はずっと、自分を弱い人間だと思っています。特徴があるわけでもなければ、特別スキルに長けているわけでもない。自分ができる人だと思った瞬間は、ほとんどありません。 だから、私と同じように自信を持てなかった人たちや、多少の弱さがある人たちが、自分の価値に気付き、力を発揮し、活躍できる場を、スカイベイビーズで実現したいと考えています。 そして、凸凹した人たちが、凸凹したまま長所を生かしたり、互いに支え合ったりして生きていける世の中を目指したい。そんな思いを持ちながら、スカイベイ

          私がスカイベイビーズで“自然体経営”を選択した理由【ナラティブ前編】

          「共同体感覚」は幸福になるための必須要素だ

          私たちは皆、共同体に属して生きています。 家族も、会社も、地域も、共同体です。今は家族と離れて暮らしていたとしても、両親の存在がなければこの世に生まれることができません。近隣の人と交流がほとんどなかったとしても、そこで暮らしている時点で地域のインフラやサービスに支えられて生活することになります。 人は決して一人では生きられない生き物なのです。そして、共同体の一部として生きることが当たり前のはず。 これはアドラー心理学でいうところの、「共同体感覚」と同じことです。人々は社

          「共同体感覚」は幸福になるための必須要素だ

          子どものウェルビーイングを追求するために親ができること

          スカイベイビーズでは、メンバーや周囲の人が「自然体で生きる」ことをテーマに掲げています。 「自然体で生きる」は、単にあり方だけでなく生き方も対象にしていますが、ウェルビーイングの実現と捉えていただいた方がまずはわかりやすいでしょう。 日々、自分自身や周囲の人の自然体、そしてウェルビーイングについてあれこれ考えを巡らせるなかで、幼少期の体験や価値観形成の影響の大きさを感じています。 私自身も小学生の子ども2人を育てる父親であり、子どもが将来自然体で生きられるようにするには

          子どものウェルビーイングを追求するために親ができること

          これからの会社経営は、ボーダーレスな「コミュニティデザイン」だ

          私はスカイベイビーズを、ボーダーレスに広がるコミュニティにしていきたいと考えています。そして、新しいコミュニティの概念を作っていきたいと考えています。そのためには、「社内」「社外」といった境目を限りなく薄くしていく必要があります。 なぜ、会社をボーダーレスなコミュニティにしたいと思うようになったか。それは、自分自身の経験から実感してきたことが大きな理由のひとつになっています。 学びや成長の機会があるのは、社内だけじゃない私は、アソブロックという会社で編集者の仕事を始めまし

          これからの会社経営は、ボーダーレスな「コミュニティデザイン」だ

          これからの時代、"個の力"じゃ生きていけない

          日本の労働環境の中で集団主義から個人の自立や自己実現を重視する価値観へシフトが見られるようになり、"個の力"が注目されるようになってずいぶんと時間が経ちました。 スカイベイビーズのメンバーも、ほぼ全員が何かしらの分野のスペシャリストでもあり、まさに個の力をつけた人々が集まった組織だといえるのではないでしょうか。 個としての力を磨いた結果、フリーランスを選択する人も多い時代ですが、フリーランスとして仕事をしてきた人がスカイベイビーズに参加するパターンはとても多い。フリーラン

          これからの時代、"個の力"じゃ生きていけない

          「自治力」が高まれば、人はもっと自然体で生きられる。

          スカイベイビーズには上下関係がありません。メンバー全員が対等な関係です。そんなフラット組織では、ヒエラルキー組織とは対照的に、上司や特定の司令塔といった存在がいません(チーム内での役割として"キャプテン"は存在していますが)。ですから私自身、代表取締役という立場ではあるものの、あくまでも「経営者という役割を担っている」のであって、"トップ"ではないのです。旧態依然的な慣習にとらわれることなく、年齢もキャリアもさまざまなメンバーたちが、お互いにリスペクトの気持ちを持って関わり合

          「自治力」が高まれば、人はもっと自然体で生きられる。

          「脱成長」のために私たちができることは何か

          私はここ数年で、資本主義社会の限界みたいなものを感じています。 大量生産大量消費をしながらひたすら上を目指すといった社会構造によって、体調を崩す人、心を病む人が増えたように感じます。 あくまで私個人の肌感ですが、私が仕事をし始めたころは「うつ病」や 「適応障害」などはかなりめずらしいもので、ほとんど耳にすることがなかったと思います。でもここ数年で、それこそ"歩けば棒に当たる"くらいの勢いで、そういった病を経験する人が増えているのを実感しています。これは資本主義のせいだけで

          「脱成長」のために私たちができることは何か

          今いる場所は本当に幸せか。大企業という恵まれた環境にいる人にこそ、考えてみてほしい

          自分らしく価値発揮できる場所は、ここなのか?スカイベイビーズはメンバーが20名程度の小さな会社ですが、クライアントには大企業も多いです。さまざまな仕事をご一緒させていただくなかで、大企業のパワーを感じることがあります。 大企業が様々なチャレンジをして新しいものを生み出し、世の中を引っ張る。もちろん、ベンチャーでも革新的な取り組みの数々が行われていますが、世の中に大きなインパクトを与えられるのは、やっぱり大企業であるケースが多いと思います。そういう意味では無くてはならない存在

          今いる場所は本当に幸せか。大企業という恵まれた環境にいる人にこそ、考えてみてほしい

          地方移住の誤解。生き方・考え方を変えずに、住まう場所だけ変えるのは危険

          私は山梨との二拠点生活をしています。基本的に、平日は東京を拠点に仕事をして、週末に山梨の自宅に帰る、といった生活スタイルです。 そもそもどうして私は二拠点生活をしているのか? なんてことは、また別の機会にじっくり書かせてもらうことにして……。 今回は、“田舎暮らしへの憧れ”が孕む危険性について書いてみたいと思います。 ”田舎暮らし“のイメージは?都会で暮らすみなさんは、“田舎暮らし”にどんなイメージを持っていますか? 自然豊かな土地でゆったりと生活する。畑で野菜を育て

          地方移住の誤解。生き方・考え方を変えずに、住まう場所だけ変えるのは危険

          ウェルビーイング経営のススメ

          背景昨今、「ESG経営」や「人的資本経営」と表現されるように、「人の価値が企業の価値になる」という考えが世の中のスタンダードになりつつあります。統合報告書などでも自社の「人材」に対する取り組みを明らかにする必要がでてきました。従業員一人ひとりが自分らしく生きることができるようサポートすることは、企業命題です。 スカイベイビーズでは、一人ひとりが自分らしくより良く生きることができる状態のことを「ウェルビーイングな状態」だと捉えています。そして、これからの企業は「ウェルビーイン

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