大学授業一歩前

大学の授業の「一歩前」になる場を構築中で、総勢約200名の方に記事を寄稿して頂いており…

大学授業一歩前

大学の授業の「一歩前」になる場を構築中で、総勢約200名の方に記事を寄稿して頂いております。 現在、私自身が社会人大学院生になる過程を綴る「大学院授業一歩前」もマガジンで始めています。 関心は「政治理論」、「構造的不正義」、「規範的政策分析」、「都市」、「再開発」等です。

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  • 大学院授業一歩前

    大学院進学の準備について綴っています。

  • 大学授業一歩前

    先生方のインタビューを記事にして学びの空間をココに作っていきます!!

  • 神保町一歩前

    コロナ禍、大学のオンライン授業化に伴い学生と学生街の距離が離れてしまった中、それを繋ぐプラットフォームの構築を目指しています。

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続・大学授業一歩前事始め

はじめに 上記の第150講で一端終了と宣言しておりました「大学授業一歩前」ですが、この度、記事の連載を再スタートいたします。今回の記事で何故、このような決断に至ったのかその経緯と今後についてまとめます。 コロナ禍を超えて 世の中はコロナが終わったという雰囲気になっており、一見すると日常に戻りつつあるように思われます。私自身は未だに後遺症に苦しめられており、コロナ禍は終わってないわ!と声を大にして言いたいのですが、それでは、コロナ前に戻っている側面は否定できない所もあります。

    • 大学院授業一歩前(第10講)

       9月の記録を残したいと思います。今月はすごく久々に関東圏から出て沖縄まで旅行をして、勉強以外でも学びがあった月でした。 ・ナオミ・ザック 著・髙橋隆雄 監訳・阪本真由美、北川夏樹 訳(2020)『災害の倫理 災害時の自助・共助・公助を考える』勁草書房。 ・金善美著(2018)『向島エスノグラフィー「下町らしさ」のパラドックスを生きる』晃洋書房。 ・太田和彦・吉永明弘(編著)(2024)『都市の緑は誰のものか 人文学から再開発を問う』図書出版ヘウレーカ。 ・杉谷和哉(202

      • 規範的政策分析や政治理論、開発倫理学を学んでいる身としてなかなか難しい気持ちにもなる現実の開発援助や都市政策ですが、それでも0.001ミリぐらいは正義の視点を反映できてると嬉しいなと思います。

        • 最近思うのが響きの良い言葉って怖いなって。 難しい漢字やカタカナを乱用すると私達の思考をもそれらの言葉に支配されて「結局何言いたいの?」になりかねるなって。 論文もESも提案書も伝わらないと意味がないと痛感してます。

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        続・大学授業一歩前事始め

        • 大学院授業一歩前(第10講)

        • 規範的政策分析や政治理論、開発倫理学を学んでいる身としてなかなか難しい気持ちにもなる現実の開発援助や都市政策ですが、それでも0.001ミリぐらいは正義の視点を反映できてると嬉しいなと思います。

        • 最近思うのが響きの良い言葉って怖いなって。 難しい漢字やカタカナを乱用すると私達の思考をもそれらの言葉に支配されて「結局何言いたいの?」になりかねるなって。 論文もESも提案書も伝わらないと意味がないと痛感してます。

        マガジン

        • 大学院授業一歩前
          11本
        • 大学授業一歩前
          158本
        • 神保町一歩前
          18本

        記事

          大学院授業一歩前(第9講)

          8月も暑く仕事も大変でしたが、今月の記録を残しておきます。 Iris Marion Young, 2000, Inclusion and Democracy: Oxford University Press. Jonathan Wolff and Avner De-Shalit, 2024, City of Equals: Oxford University Press(序章から2章). 森正人(2024)『誰が場所をつくるのか ポストヒューマニズム的試論』新曜社。 川名洋

          大学院授業一歩前(第9講)

          大学院授業一歩前(第8講)

           暑い7月ですが、何とか手術は乗り切ったのですが、コロナの後遺症で相変わらず調子は悪いです。もはやこれがデフォルトなのでしょうか。と言いつつも、7月のまとめを残しておきます。 ジェイン・ジェイコブズ著・山形浩生訳(2010)『アメリカ大都市の死と生』鹿島出版会(読了)。 宮内泰介 (2024)『社会学をはじめる 複雑さを生きる技法』筑摩書房。 原口剛(2016)『叫びの都市 寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者』‎ 洛北出版。 鹿子生浩輝(2019)『マキャヴェッリ 『君主論』

          大学院授業一歩前(第8講)

          手術を終えて感じたこと

           初めての手術を先週の土曜日に終えました。想像の100倍痛く、ICUの独特な空気も辛かったです。  一方で、医師の方、看護師の方など様々な方に助けて頂き、改めて「ケア」って凄いなと痛感しております。ナースコールを押せばすぐ来て頂けるその安心感に何度救われたことか。  明日、退院し仕事にも復帰予定ですが、「人を労る」姿勢は私も大事にしていきたいです。

          手術を終えて感じたこと

          大学院授業一歩前(第7講)

           来週の月末は手術のため少し早いですが、6月の記録を残しておきたいと思います。 ジェイン・ジェイコブズ著・山形浩生訳(2010)『アメリカ大都市の死と生』鹿島出版会。 玉野和志(2024)『町内会 コミュニティからみる日本近代』。筑摩書房。 Iris Marion Young, 2000, Inclusion and Democracy: Oxford University Press(2章後半~4章まで). 神崎正哉・Daniel Warriner(2020)『TOEIC

          大学院授業一歩前(第7講)

          大学院授業一歩前(第6講)

           長かった5月も終わり、梅雨の時期が近づいてきました。今月も肺気胸と診断されたり、コロナの後遺症に引き続き苦しめられたりと辛い月でした。そんな中での、今月の活動報告です。 山脇直司(2024)『分断された世界をつなぐ思想 より善き公正な共生社会のために』北海道大学出版会。 中川瑛(2023)『ハラスメントがおきない職場のつくり方 ケアリング・ワークプレイス入門』大和書房。 マイケル・サンデル著・鬼澤忍訳(2011)『公共哲学』筑摩書房。 田中 拓道(2020)『リベラルとは

          大学院授業一歩前(第6講)

          労働という監獄でケアを叫ぶ。

           労働は「悪」であると言いたいが、ご飯を食べるためにはしなくてはいけないものだろう。だが、一日の約半分は労働及び労働に関係することに使われている。ならば、この半日では可能な限り、安心して仕事をしたいものである。  しかし、新自由主義(厳密な使用法では無いので「的」としておく)的価値観が広がる中で、同じ会社内でも常に競争に晒されてしまっている。現に私もまたその一人である。たとえ、チームプレーだとしても、可能な限りに自分の手柄にしたくなるのは、この経済的な空気からすれば仕方ないだ

          労働という監獄でケアを叫ぶ。

          早く走れなくなった。今日その日から。

           久々にnoteでエッセイ的な短文を書きたいと思う。理由は私自身の身体にちょっと衝撃的なことが起きたためである。  先日「肺気胸ですね」と医者から言われた。所謂、肺に穴が開いてしまう病気である。幸い、私は早期に発見できたのだが、早歩きや走るといった息の上がる行為は禁止となった。  その結果まだ一日しか経っていないのだが、一日というか一時間が長い。朝は走れないので、どんどん周りの人に抜かされる。夜も早歩きができないので、階段などで抜かされる。改めて思ったが、みんな早く生きていい

          早く走れなくなった。今日その日から。

          大学院授業一歩前(第5講)

           今月も備忘録を兼ねて読んできた本を記録したいと思います。新年度が始まった4月もなかなか忙しく、コロナにも二回目の罹患で、後遺症に現在も苦しんでおります。体調はいつ良くなるのやら。。 マイケル・ウォルツァー著・大川正彦・川本隆訳(1996)『解釈としての社会批判』風行社。 山田祥子(2023)『グローバルな正義と民主主義 実践に基づいた正義論の構想』(実践依存アプローチに関する章のみ再読)勁草書房。 𠮷原直樹(2019)『コミュニティと都市の未来』筑摩書房。 玉手慎太郎(2

          大学院授業一歩前(第5講)

          【読書会の実施】 ご無沙汰しております。5月11日の土曜日に、本の長屋(X:@honnonagaya)さんで都市史にまつわる読書会を実施いたします。トシシ様との合同開催でございます。是非、お申込み下さいませ。

          【読書会の実施】 ご無沙汰しております。5月11日の土曜日に、本の長屋(X:@honnonagaya)さんで都市史にまつわる読書会を実施いたします。トシシ様との合同開催でございます。是非、お申込み下さいませ。

          大学院授業一歩前(第4講)

           2023年度も今日で終わりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は仕事で色々とあり、3月前半は良かったのですが、後半を失速気味でした。さて、今月読んだ本を記録していきます。 ミランダ・フリッカー著/佐藤 邦政監訳・飯塚理恵訳(2023)『認識的不正義 権力は知ることの倫理にどのようにかかわるのか』勁草書房。 原武史(2012)『団地の空間政治学』NHK出版社。 朴承賢(2019)『老いゆく団地 ある都営住宅の高齢化と建替え』森話社。 岡村圭子(2019)『団地へのまなざ

          大学院授業一歩前(第4講)

          ようやく読み切りました。社会人になってから久々に洋書を丁寧に読み切るという経験ができました。 読み切りことで得られる自信を大切にしたいです。

          ようやく読み切りました。社会人になってから久々に洋書を丁寧に読み切るという経験ができました。 読み切りことで得られる自信を大切にしたいです。

          大学授業一歩前(第159講)

          はじめに 今回は世界史を教えてらっしゃる「みんなの世界史」様に記事を寄稿して頂きました。是非、今回もご一読下さいませ。 プロフィールQ:ご自身のプロフィールを教え下さい。 A:はじめまして。公立高校で教員をしています。そのかたわら、2018年からnoteで「みんなの世界史」を運営しています。 関心と研究テーマQ:現在、研究している内容とご自身の関心を教えて下さい。 A:まずなんといっても日常的に授業をどうつくるかということ、これが研究ですよね。昨年度は世界史Aと世界史

          大学授業一歩前(第159講)