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大学院授業一歩前(第10講)

 9月の記録を残したいと思います。今月はすごく久々に関東圏から出て沖縄まで旅行をして、勉強以外でも学びがあった月でした。

・ナオミ・ザック 著・髙橋隆雄 監訳・阪本真由美、北川夏樹 訳(2020)『災害の倫理 災害時の自助・共助・公助を考える』勁草書房。
・金善美著(2018)『向島エスノグラフィー「下町らしさ」のパラドックスを生きる』晃洋書房。
・太田和彦・吉永明弘(編著)(2024)『都市の緑は誰のものか 人文学から再開発を問う』図書出版ヘウレーカ。
・杉谷和哉(2024)『日本の政策はなぜ機能しないのか?EBPM (エビデンスに基づく政策)の導入と課題』光文社(4章から終わりまで)。
・小野紀明(2022)『政治思想史と理論のあいだ「他者」をめぐる対話』岩波書店(序章~8章)。
・Jonathan Wolff and Avner De-Shalit, 2024, City of Equals: Oxford University Press(3章から4章).

 noteでつぶやきもしたのですが、現行の再開発に対して私は批判的な立場を取りたいと思いつつも、再開発によって街のインフラが整備され良い側面もあることを日々痛感しており、自分の中でどのような立場を取れば良いか結論がでていないです。
 ただ、ジェントリフィケーションそれ自体が悪なのでは無く、街がきれいになったことで投機的な取引の対象になったり、以上なまでに地価が上がり、去らざるを得ない人びとがいるということが問題だと考えております。このようなことを起こさない再開発は一体可能なのか。長い長い探求が必要なようです。

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