中国の内陸。楽山大仏

2012年楽山大仏。近代以前に造られた仏像では世界最大らしい。確かにすごく大きかった。

足元の人と比べるとすごい大きさ。

顔を真横から拝む。

後頭部。大仏さんだと知らなければこれだけで一つの観光地になりそうな山。

やや上から。鼻の長さだけで5m以上はあるので人がミニチュアに見える。

大仏さんのおひざ元にこういう階段があって足元に降りられる。中国の山あるあるの岩を削り出した階段でちょっとガ

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下末吉散歩(2)真福寺(末吉不動)

本尊は不動明王、慈覚大師円仁が開創したと言われています。
真福寺は天文11年(1542)の開創で、旗本久志本家の菩提寺です。

仁王門

本堂
准秩父三十三観音霊場」第17番札所で十一面観世音を祀っています。

不動堂
慈覚大師が八尺五寸(約255センチ)の不動尊を作って、納められています。

奥には車が入れる、木の茂った急な坂道がありました。

イチョウ(名木古木指定)
まだ黄葉していませんでし

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羅漢寺へ参る

退院してから一週間経った。ようやく散歩も出来るようになったので羅漢寺に参った。入院中にふっと浮かんできた羅漢がいて、その後咳き込みがぴたりと収まって救われたということが二度あって、そのお礼を言いに…。

入り口の仁王の一人。先の三連休に紅葉ライトアップがあって、相当の人が集まったようだ。それが終わると羅漢寺境内も冬に入るのだろう。

家を出る時は曇って寒かったが、羅漢寺に着くと柔らかい光が降ってき

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青木 理 「誘蛾灯」(講談社 2013年11月)

当時有名であった女性による鳥取連続不審死事件のルポである。
著者が、疑問に感じ、又、当局などの関係者に対して批判の先を向けたものは;

30代半ばの小柄で肥満体の女・美由紀(ホステス)に多くの男はなぜ溺れ、金を貢ぎ、家庭や社会的地位を棄てて破滅に向かっていたのか。
→女の魅力でもなく、その数々の大ウソに騙されたのでもなく、溺れて行った原因は、それぞれの男が自分の中に抱え込んだ業やシュクアのようなも

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吉村昭「黒船」(中央公論社1991年)

通訳としてペリー来航時に参加した堀達之介の生涯をえがいた作品である。重厚な内容になっているのはいかにも吉村作品。

その後のロシア艦隊との交渉が達之介の運命を狂わす。
プロシア商人ルドルフからの国交開設要請書を奉行宛になっているにもかかわらず、私人の書簡として取り次がなかった責任を問われ、何と江戸送りになって4年半の入牢を余儀なくさせられる。彼を救ったのが蕃書調所頭取古賀であった。達之介は教授職を

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大城立裕「琉球処分」

明治5年、琉球の実情調査を行う明治政府の官員の一人として伊地知の姿があった。
余りにも日本内地とかけ離れた琉球の実情が語られる。
大名と言われる王子、按司、親方はいずれも領地を所有する封建領主である。
物語は、彼らとその息子たちを一方に置き、対極に琉球の日本化、皇国化を図らんとする伊地知、その後の松田等の政府を配置する。その中間には、士族と称される特権階級とその支配に甘んずる百姓がうごめきながら、

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大城立裕「カクテルパーティ」

大城さんが先日亡くなられた。だいぶ前に読んだ彼の作品を2点、ご紹介したい。最初は、 芥川受賞作(1967年)となった本作品である。

復帰前の沖縄が舞台で、アメリカ人のパーティ(中国語を話す米人、中国人=孫弁護士、日本人の自分と新聞記者の小川が主体)の席上、沖縄の固有文化論を中心に当時を反映した会話が進展する・・・・。

 後半がこの作品の眼目。私(小説では後半お前と言われる)の娘が、部屋を貸して

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「ペリー艦隊遠征記」(下)

 琉球政府への要求
・米国人が市場で自由に物資を購入する権利を認めること。支払いはする。
女子たちが米国人を見て逃げ惑うことをしないように。
密偵制度(米国人への監視・尾行)の廃止。
・ ペリーの2回目の日本来航が早まったのは、仏蘭西やロシアの動きが気になったか?
・ 琉球人と日本人との類似性を、身体的特色や言語上の類似点などから論じている(91頁以下)
・ 琉球女性は社会的地位が低く、単なる家畜

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「ペリー艦隊遠征記」(上)  (2009年 万来舎)

・ 本論に先立って序論が面白い。
① 本書はペリーの日記を始め乗員の日記や記録などを全て海軍命令で提出させて編纂したものである。編纂者ホークスは勿論、ペリーの意向を十分忖度反映すべく編纂したことであろう。
② 日本に関するそれまでの欧米諸国の理解像が見られるのも面白い。日本人の起源や政治上の機構、宗教、過去の日本と欧米人との接触の歴史、産物や産業、文化(音楽、絵画、印刷、工芸品)と教育、など広範な

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富田武「シベリア抑留者たちの戦後」

 富田武「シベリア抑留者たちの戦後」を読み終える。深い沈鬱な気持ち。今もって真相に迫れないもどかしさ。そして時間だけは容赦なく過ぎ去っていく…。
抑留の実態にはあまり触れず、中心は、引揚者が帰国後どのような環境に置かれ(生活苦や入植等の面よりも冷戦構造の中で踊らされた個々人を描写)、米軍とソ連との監視下で、国会その他でいかなる証言を行い、いかなる個人的な経験を遺したか、といった点に注力されている。

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