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コムジョの虚無ろぐ👻  虚無僧の幽霊、片羽です。 古典尺八楽愛好会代表。東京小金井市で…

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コムジョの虚無ろぐ👻  虚無僧の幽霊、片羽です。 古典尺八楽愛好会代表。東京小金井市でやってます。真面目に路上でコム活中♪

マガジン

  • コムジョの山散歩

    自然を愛でる備忘録📖

  • 芝居とコムジョ

    コムジョの裏職業は、舞台の裏方でございます。芝居に纏わるお話も時々🎭

  • コムジョの尺八歴史探訪📖

    尺八の歴史をマニアックに探究中✐ 虚無僧の実態を探ります!

  • コムジョの独り言

    日々思ってしまったことなど。

  • 文学と尺八📖

    古文書・地誌・狂言・詩集などに登場する尺八、虚無僧をご紹介♪

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古典尺八楽愛好会🎃10月の予定

4日(金)13:00〜15:00 9日(水)18:30〜20:30 23日(水)18:30〜20:30 東京都小金井市公民館 東センターにて。 部屋は入口の掲示板にてご確認下さい。 参加費500円 ご注意⚠️ 今月は第三週目の金曜日の稽古日がお休みです。 …というのもnoteにもお知らせしました、岐阜の劇団の公演のお手伝いのため遠征しておりますのと↓ 実はその週末の10月20日(日)に、これまた岐阜県岐阜市のサラマンカホールにて開催される、 「清流の国ぎふ」文

    • 東京檜原村☆ゆるめの川散歩

      暑い日は川へ。 いやはや、今年の夏も暑かった。 せっかくnoteのマガジンに「コムジョの山散歩」があるのに、最近山に行っていない…、 が、川には行きました。 ということで今年の夏から秋にかけての川歩き👣のご報告。 ウォーターウォーキングってやつです。 沢登りとまではいかないゆる〜い川散歩。 暑さしのぎにはもってこいです。 8月半ば。 都内は38℃という天気予報🥵 連日朝の9時には30℃超えの熱帯夜続き。 沢足袋と食料をザックに、エイヤッと電車に乗る。 武蔵

      • 岐阜劇団はぐるま主幹☆幕末動乱ミュージカル『霜夜に紡ぐ』10月公演のお知らせ

        「清流の国ぎふ」文化祭2024 【演劇の祭典】 合同公演(主幹:劇団はぐるま) 幕末動乱ミュージカル『霜夜に紡ぐ』 〜美濃国郡上凌霜隊ものがたり〜 公演は2024年10月19(土)、20日(日)。 あと1ヶ月後となります。 ワタクシ今回の公演で、舞台美術でお手伝いをしておりまして、その宣伝でございます。 チケット申し込みはこちら↓ この凌霜隊の「凌霜」とは、 さらには、 とのこと。 今年の6月に、改めまして岐阜県郡上八幡市に歴史調査に行って参りました。

        • 甲斐国の虚無僧寺明暗寺☆山梨県中央市の歴史講習会に行く🚃

          先日、山梨県中央市の生涯学習教育講座に参加させていただきました👣 歴史教室 虚無僧寺と中央市の文化財講師 伊藤久也先生 場所は永源寺本堂。 https://www.yamanashi-kankou.jp/rekitabi/jisha/spot/033.html 寺の周りにお掘りがあって川が流れています。 山門の脇には愛染明王と摩利支天 天白伊豫大権現さま 肝心の祠の写真がありませんが…。 いよいよ講習会! 尺八を持ってみえるのが伊藤久也先生。 諸星家の「

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        古典尺八楽愛好会🎃10月の予定

        • 東京檜原村☆ゆるめの川散歩

        • 岐阜劇団はぐるま主幹☆幕末動乱ミュージカル『霜夜に紡ぐ』10月公演のお知らせ

        • 甲斐国の虚無僧寺明暗寺☆山梨県中央市の歴史講習会に行く🚃

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        • コムジョの山散歩
          13本
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          10本
        • コムジョの尺八歴史探訪📖
          85本
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          51本
        • 文学と尺八📖
          17本
        • 虚無僧墓マイラーが行く★『探墓行』
          35本

        記事

          アルゼンチンから尺八奏者ルイズさんがやってきた🇦🇷🇧🇷

          古典尺八楽愛好会に、Luiz Lepre(ルイズ・レプレ)さんがご参加下さいました。 ルイズさんは、ブラジル出身で今はアルゼンチンに在住。 フルートメーカーさんであります。 20種類の笛を作っているとのこと! 尺八との出会いは、どこかで聞いた尺八の音色にインスピレーションを受けたんだそうです。 ブラジルでは、日系の山岡先生に習っているとのこと。インスタグラムにはその写真も沢山載せられています。https://www.instagram.com/taichibambo

          アルゼンチンから尺八奏者ルイズさんがやってきた🇦🇷🇧🇷

          尺八と中毒性

          前回の独り言で、尺八と中毒性についてはまたの機会に…、なんて書きましたが、 それについて全然関係ない方向から考えてみた。 まず、 中毒とは 辞書によって色々書かれていますが、簡単に… 中毒代表と言えば、やはりタバコでしょうか。 ニコチン中毒はけっこう怖い。 止めようと思ってもそう簡単に止めれるもんじゃない。 タバコといえば、西岡恭蔵の「プカプカ」を思い出す。 「遠い空から降ってくるって言う幸せってやつがアタイに分かるまで、アタイ煙草をやめないわ」 期間限定「や

          尺八と中毒性

          古典尺八楽愛好会🌀9月の予定

          6日(金)13:00〜15:00 11日(水)18:30〜20:30 20日(金)13:00〜15:00 25日(水)18:30〜20:30 部屋は入口の掲示板にてご確認下さい。 NPO法人 市民の図書館・公民館こがねい 参加費500円 暑い暑いと言っていた夏もようやく終わり、台風の季節、真っただ中ですね。 今後も災害など心配ですが、被害の少ないことを祈るばかりです。 小金井市にも野川と言う、多摩川に合流している川が流れていて、普段はこどもたちが中に入って遊べるよう

          古典尺八楽愛好会🌀9月の予定

          雅楽書「體源抄」の尺八☆其の三📖最後のまとめ

          これまでの『體源抄』は、前半はインドに始まる尺八の起源、猿の鳴き声に感銘を受けてその音を尺八に写したことや、骨の話。そして猿の鳴き声に関する漢詩。中盤は聖徳太子、慈覚大師円仁、平安時代後期の雅楽家清原助種、室町後期の雅楽家の豊原家、田楽師の増阿、聞阿のことなど、主に日本での尺八奏者の事が書かれていました。 今回は国会図書館所蔵『體源抄』630頁、一休禅師作といわれている詩から始まります。 この詩は、宇治吸江庵に住んでいたとされる朗庵が作者であるとか、朗庵と親交のあった一休

          雅楽書「體源抄」の尺八☆其の三📖最後のまとめ

          四代目歌川広重による『江戸府内絵本風俗往来』の普化僧(こもそう)

          某日、西荻窪の古本屋で『江戸府内絵本風俗往来』という文庫本を見つけた。 (四代目広重なんて人がいたのねぇ) なんて思いながらパラパラとめくって見ていると、虚無僧の絵があるではないか。 この風俗絵本には江戸の年中行事から日常風景、商売人や路上の人々がその説明文と共に生き生きと描かれている。 明治38年に刊行された本だ。 時代の激変ぶりに差異がありすぎるかもしれないが、ちょうど今頃に昭和の風俗絵本を刊行するくらいな時代差だろうか。 四代目歌川広重という人は、1849(嘉永2)

          四代目歌川広重による『江戸府内絵本風俗往来』の普化僧(こもそう)

          今年も🙏終戦記念日によせて「鎮魂の歌」を吹こう

          終戦の日に思うこと。 昨年投稿したから今年はいいか、なんて思っていましたが、忘れ去られないように毎年同じこと投稿してもいいか、なんて思い直して、終戦記念日の今日15日も終わる頃に書いております。 「鎮魂の歌」とは 竹内史光師が作曲した尺八の曲です。 詳しくはこちらを読んでいただいて、一度尺八で吹いて頂ければ幸いです↓ さらには、人類が核廃絶、恒久平和を克ち取る日迄「鎮魂の歌」を作って吹こう!とのこと。 曲を作るのはハードルが高いけど…。 とりあえず、史光師の作った

          今年も🙏終戦記念日によせて「鎮魂の歌」を吹こう

          薬師如来法要☆虚無僧尺八献笛@青梅東禅寺

          かつての虚無僧寺総本山、鈴法寺の薬師如来が安置されている青梅の東禅寺にて、8月10日に薬師如来法要がありました。 この薬師如来の法要は鈴法寺時代から続いているそうです。 数年前までは、鈴法寺の薬師堂が東禅寺敷地内に移築されてあったのですが、今は『鈴法庵』として新たに立派な薬師堂兼ねた礼拝堂が建立されています。 この、8月に行われる薬師如来法要では、『青梅の尺八文化をつなぐ会』の虚無僧有志の皆さんが献笛をしているということで、会の岡本昌己先生からのお誘いを受けた神田可遊師

          薬師如来法要☆虚無僧尺八献笛@青梅東禅寺

          第五回古典尺八楽愛好会の集い☆ご報告

          今年もやってきました発表会。 年に一度の発表会です。 今回は、ひとりにつき独奏一曲、連奏二曲を選曲し、それに加えて六月に神田可遊師に習った『大和楽』を一人づつ独奏、さらには「暗譜チャレンジ☆参加自由型」を加え、最後に「余興☆参加自由型」という盛りだくさんなプログラム。 この「独奏一曲、連奏二曲」というのは、岐阜の竹内史光師門下で半年に一度行っていた『尺八本曲愛好会』の時と同じことをやりたくて、人数が少ないにもかかわらず、無理矢理に計画したのではあります。 初めましての方

          第五回古典尺八楽愛好会の集い☆ご報告

          雅楽書「體源抄」の尺八を読み解く☆其のニ📖飛鳥〜室町時代

          『體源抄』とは、1512年(永正9年)成立された、雅楽書のこと。 都の楽人、豊原統秋(1450ー1524年)が家芸の伝承の為に撰述したとされています。 前回の其の一では、尺八の起源が書かれています。「昔々、インドにいた猿の鳴く声に感銘を受け、その音を尺八に写したと言われている。云々…」 今回は、日本の聖徳太子が吹いていたという話から。 国立国会図書館所蔵の『體源抄』628〜630頁の赤いカッコの中の文を、分割して読み解いていきます。 昔は一体誰によって吹かれていたのか

          雅楽書「體源抄」の尺八を読み解く☆其のニ📖飛鳥〜室町時代

          古典尺八楽愛好会🍉8月の予定

          9日(金)13:00〜15:00   14日(水)18:30〜20:30 23日(金)13:00〜15:00 28日(水)18:30〜20:30 部屋は公民館入口入ってすぐ横の掲示板にてご確認下さい。 NPO法人 市民の図書館・公民館こがねい 参加費500円 8月2日は、第五回☆古典尺八楽愛好会の集い(という名の発表会)やります♪ さて、 夏と言えばスイカ🍉 最近、スイカのみならず、果物が高いですね…。以前少しは安かった輸入の果物も諸々値上がり。貧乏虚無僧家族は

          古典尺八楽愛好会🍉8月の予定

          『舞踊と音楽は人間自身が発明した最初にして最も初期的な快楽である』アダム・スミス

          『Shall we ダンス?』という映画を最近初めて観た。 監督・脚本 は周防正行。役所広司、草刈民代、原日出子、竹中直人、渡辺えりらが出演した、1996年の日本のロマンティックコメディドラマ映画。 今からおよそ30年前の映画だ。 当時、若者であった私は、トキントキン(鋭いという意)に尖っていたお年頃で、この映画が話題になっていたのは知っていたが、オジさんオバさんが見る映画なんか観ない。(あくまでも若者の意見です) 先日ゆーちゅーぶで初めて観たのでした。 役者の演技

          『舞踊と音楽は人間自身が発明した最初にして最も初期的な快楽である』アダム・スミス

          1400年代の雅楽書「體源抄」を読み解く☆其の一📖猿と尺八🐒

          古代尺八(雅楽尺八)の孔が六孔あったのに、いつの間にか尺八は五孔になってしまいます。 その五孔となったのがはっきりと確認出来るのは1512年(永正9年)成立の『體源抄』に描かれた尺八の図。 これは都の楽人、豊原統秋(1450ー1524年)がみずから家芸の伝承の為に撰述した雅楽の書。 『體源抄』の編纂意図は、統秋が応仁の乱(1467−1477年)などによる乱世を嘆き、芸能伝承を書き残したものとされています。 『教訓抄』(1233年)、『楽家録(1690年)』と並び、三大

          1400年代の雅楽書「體源抄」を読み解く☆其の一📖猿と尺八🐒