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コムジョの独り言

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日々思ってしまったことなど。
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良い季節。

良い季節。

桑の実が色づき始めました。

…と、写真と共に5月に投稿したかったのですが、もうとっくに6月半ば。しかも、もう夏日が始まっている。

(六十六部聖調査に時間がかかっておりました汗)

でも、桑の実は一気に熟さないため、順番に色づいてます。まだまだ人間含め、他の動物も桑の実を楽しめますね。

岐阜の実家の母は「桑の実」の事を「桑苺」と言います。ベリーの仲間ってことですね。

母の子供の頃、桑はお蚕さ

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20分の奇跡☆下北沢コム活

20分の奇跡☆下北沢コム活

下北沢と言えば、演劇、音楽、アート、古着屋など、サブカルの街、そして若者が集まる街で知られている。

若い頃は、ライブを聞きに行ったり、自分も個展をやったり…、芝居は今でも観に行ったり時々しておりますが、最近はもっぱら虚無僧でお世話になっている。

改札口すぐ横のいつもの場所に陣取ると、

左の方からは、ギターか何かを弾いて歌っている声、

右の方では「6時から無料お笑いライブやってま〜す」の声(

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托鉢の鐸の音が聞こえる☆上野にてコム活

托鉢の鐸の音が聞こえる☆上野にてコム活

チーーーーーーーン

チーーーーーーーン

と、鐸(鈴)の音が聞こえる。

近くに托鉢僧がいるらしい。

来るときには姿は見えなかったが、ここ上野駅前は、ものすごい人通りなので隠れていたか。

いや、目立つはずだが。

このまま虚無僧の格好で確認しに行くのもなんだし…、
来たばかりだから止めるのもなんだし…、

吹き続けてみるか…。

向こうも聞こえているだろうけど、どうなんだろう。

銀座で会っ

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Breathe in, breathe out(吸って、吐いて)

Breathe in, breathe out(吸って、吐いて)

ちょっと休憩…

Balming Tiger - Trust Yourself

最近ハマっているBalming Tiger

彼らの歌のTrust Yourselfの歌詞にある、

Breathe in, breathe out

(息を吸って、息を吐いて)

が、

尺八にリンクするな〜

と関連付けて勝手にほくそ笑んでいます。

ただそれだけです笑

グッズが手に入らないので、仕方ないので、

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歩く供養塔☆の話

歩く供養塔☆の話

最近、あちこちにある石塔やら石仏やらを調査していたら、自分もなんだか石塔やら石仏になったような気がしてきた。

時代錯誤も甚だしい格好で、江戸のかけらも無い真新しい街中に立っていると、虚無僧は石塔並みかも知れない。

ということで、

ワタクシ石塔です。

なんて気持ちで吹いていた。

この日は吉祥寺駅周辺エリア。

すると珍しくいつもより反応があった。

年齢層の幅も広く、若い人から年配の方まで

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さよなら卯年🐰

さよなら卯年🐰

今年もウサギの事を思い出す間もなくピョンピョンピョンと終わってしまいました。

今年一年、皆さんのおかげで尺八活動を続ける事ができました。多くの皆々様に感謝です🙏

さて、今年の目標は達成出来たのかというと、尺八関係の目標は何とかボチボチ達成できているのですが、2年ほど前からやりたいと思っていることが中々着手出来ない。

それはメルカリ。

メリカリならしょっちゅうやってるんですけどってオチを毎

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尺八奏法「玉音」の(どうでもよい)話

尺八奏法「玉音」の(どうでもよい)話

尺八奏法に玉音という音の出し方があるのですが、それについてのお話です。

前回のnoteに「鶴の巣籠り」の話がありましたので、そのついでにと思いまして。

玉音とは、尺八を吹きながら(音を出しながら)喉を鳴らすといった感じです。

「布袋軒伝 鶴の巣籠り」には全般的に玉音があり、「布袋軒 鈴慕」にも一部分の玉音がある。

玉音を出すのは難しいと言われていて、私もまともに出せるようになるには1年以上

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世を捨て道に出よう☆虚無僧になる生き方。

世を捨て道に出よう☆虚無僧になる生き方。

自己肯定が過ぎるコムジョの話

  

11月なのに昼間は汗ばむ暑さだったかと思ったら急に冬が来た。

…と、油断して風邪を引いた。

そんなこんなで、
とある虚無僧日和に思った、
とあること。

最近よく聞く「自己肯定感」。

Googleトレンドでは2017年頃から右肩上がりになっていたそうだ。

最近でもなかった...。

コムジョは色々遅れているのでご容赦いただきたい。

書籍も「自己肯定

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路上の人々★

路上の人々★

駅前で何か活動をやっている人というと、募金活動や署名活動、政治家の辻立ちや、物販、演奏活動やパフォーマー等々。

あとは、宗教活動者だ。

誰でも見たことのあるキリスト教系の二人組、富士山の写真のチラシを配る人。

虚無僧なので私もそのひとりになるのかも知れない。網笠に絡子、偈箱の「不生不滅」は仏教感あふれている。

先日、とある女性が話しかけてきた。

「あなたはもしや2〜3年前、吉祥寺でも活動

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男の人と、男の子。

男の人と、男の子。

最近のコム活ばなし。

とある駅前で、吹いておりました。

仕事帰りではなさそうな感じの(編み笠からは足元しか見えませんが、サラリーマンぽくないゆるい格好の)男性たちが、どこの居酒屋に行こうか相談しているようだった。  

しばらくして私に気がついて、目の前で立って聞きはじめた。

一曲吹き終わっても、立っている。

これは吹きつづけた方がいいのかな、

ともう一曲、短めの「大和調子」を吹いてみる

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蟻の弔い

蟻の弔い

先日、我家のベランダに植えてあるアズキの花の蕾に、小さな蟻の行列がやってきた。

アズキとはあの小豆のアズキで、蔓性なのでグリーンカーテンの為に植えているのだが、これがとても強くて丈夫で、虫もあまりつかないのだ。

六月頃に種を植え、ゴーヤやキュウリが終わった九月過ぎの頃にも旺盛に葉っぱが生い茂り、花が咲き始める。

最強のグリーンカーテンにはなるが、葉をそれだけ広げているという事は、茎も幹くらい

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木幡吹月『尺八古今集』名言集☆『尺八の世界性』

木幡吹月『尺八古今集』名言集☆『尺八の世界性』

木幡吹月の尺八哲学とは。

昭和26年(1951年)に刊行された月刊『尺八』に掲載されたコラム、『尺八古今集』というものがある。著者は木幡吹月。10回に渡り連載されたようだ。

それをコピーして一冊にまとめた小冊子が、見出し画像左側で、岐阜の師匠、故藤川流光師に譲って頂いたもの。
(表紙の木幡の名前が小幡になっている汗)

これは竹内史光師が作ったもので、当時の門下に配ったもののようです。史光師は

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夜の虚無僧☆中央線・総武線篇

夜の虚無僧☆中央線・総武線篇

高円寺〜大久保〜新宿〜飯田橋

普段はあまり夜は虚無僧しませんが、この8月は夕方5時過ぎても30℃超えが続き、流石に日が沈んでから行くことにする。

何故、夜やらないかって、

編笠かぶった全身黒尽くめの格好をした虚無僧が夜、駅前に立ってたら怖い。

周りにマンションあるような駅だと通報されやすい。

朝3時半起きしている。

というわけで、

夜は周辺に住宅のない賑やかな駅を選びます。

神楽坂

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尺八界あんな人こんな人☆『貴風会』の演奏を聴きにいくの巻

尺八界あんな人こんな人☆『貴風会』の演奏を聴きにいくの巻

井の中の蛙、尺八海ならぬ、尺八界という大海を覗いてみる。

『尺八界あんな人こんな人』シリーズ其の五、今回は三橋貴風氏の巻。

先日、貴風会の演奏会に行ってきたのです。

三橋貴風氏といえば、尺八界の重鎮といったイメージ。近所の図書館にも貸出CDの邦楽コーナーに、彼のアルバムが置いてあったりします。

この「貴風会」を知ったのは、尺八愛好家の中国の知人から。

彼に尺八を手放したいという私の知人を

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