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古代尺八のその後☆猿楽篇📖 『世子六十以後申楽談儀』
正倉院にある尺八は、 節が三本あり、前に五つ、後ろに一つの計六孔。
古代尺八、もしくは雅楽尺八と称されている。
その頃の尺八は、盛唐期の宴饗楽・讌楽用の楽器の一つとして我が国に伝えられ、これによって吹奏された音楽は当時の中国音楽・唐楽であり、其の演奏者は大陸からの渡来人や帰化人とその系統の楽人であった。
大陸から遠路はるばる日本にやってきて演奏していたということだ。
古代尺八は、前に投稿した
吉川英治の名作『鳴門秘帖』を読む📖隠密虚無僧☆法月弦之丞!
吉川英治作、長編時代小説『鳴門秘帖』とは。
大正15年8月から翌年の昭和2年10月まで、354回にわたって大阪毎日新聞に連載された、吉川英治の前期の代表作のひとつ。まだ大衆娯楽機関のあまりなかったその頃、「鳴門秘帖」のたぐいない面白さに、夕涼みのお内儀さんから使い走りの小僧さん、また花柳界の女性まで夕刊を待ちわびて愛読したそうな。
主人公は、多情多恨の青年剣士である法月弦之丞。
あらすじ