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岐阜劇団はぐるま主幹☆幕末動乱ミュージカル『霜夜に紡ぐ』10月公演のお知らせ

激動の時代、美濃国(岐阜県)の郡上藩では、国元と江戸で藩論が割れる中、”凌霜”の精神の元に幕府への「義」を貫き、会津に向かった藩士たちがいた。

戊辰戦争、明治維新、歴史的変動の波に翻弄された郡上藩凌霜隊の苦悩と悲劇の歴史

高橋教雄著「郡上 凌霜隊」



「清流の国ぎふ」文化祭2024

【演劇の祭典】
合同公演(主幹:劇団はぐるま)

幕末動乱ミュージカル『霜夜に紡ぐ』


美濃国みののくに郡上凌霜隊ぐじょうりょうそうたいものがたり〜


公演は2024年10月19(土)、20日(日)。

あと1ヶ月後となります。

ワタクシ今回の公演で、舞台美術でお手伝いをしておりまして、その宣伝でございます。


チケット申し込みはこちら↓



この凌霜隊の「凌霜りょうそう」とは、

「凌霜」という言葉は李白の漢詩「鳴雁行客居煙波寄湖呉凌霜雪触毛体枯」や略賓王の秋月譜「凌霜柱影寒」また「耐雪凌霜」や南朝宋の謝恵連の甘賦中の次の詩「質ニシテおもヒ風ヲ、性耿介こうかいニシテしのグ霜ヲ」が引用され、とくに辞書には「霜をしのぐ、霜を冒して咲く菊などをいう。転じて操の堅固なたとえ」とある。

高橋教雄著「郡上 凌霜隊」


さらには、

「凌霜」は菊と霜の関係が強調され、この菊を家紋とした郡上青山氏の家中の政治行動規範の象徴とした。

高橋教雄著「郡上 凌霜隊」


とのこと。



今年の6月に、改めまして岐阜県郡上八幡市に歴史調査に行って参りました。

郡上八幡城

日本最古の木造再建築だそうです。



お城からの景色。


お城の中にも、凌霜隊についての説明があります。



凌霜隊士の慰霊碑

城山岸剱神社にも「凌霜隊」慰霊碑があります。


郡上八幡博覧館

こちらにも凌霜隊の説明パネルあります。


それにしても、郡上の街中を流れる川、長良川の支流の吉田川ですが…、

美しすぎ。

こんな綺麗な川を毎日眺めていたら、人生観変わりそうです。



郡上と言えば、全国的に有名なのが、郡上徹夜踊りですね。

郡上八幡博覧館で、踊りの実演があり体験させて頂きました。踊りに10種類あるそうです。

私の出身は岐阜県各務原市ですが、同じ美濃国のという事で、小学校の運動会では、春駒を踊りましたよ。高校生の時に浴衣を着て友人と郡上の徹夜踊りにも行きました。電車で行って朝帰りですよ、女子高生が。郡上踊りは朝帰りも許される。


そして今年初めて、東京青山の”郡上おどりin青山”にも行ってきました。

秩父宮ラグビー場にて。

踊りも観光物産もオール郡上でした。

東京で、こんなに盛り上がっているなんて、知らなかった…。

マジで郡上踊り覚えてちゃんと踊りたい。と思いました。


名宝ハムと明方ハム

どっちも美味しい。

岐阜人ぎふじんならこの二つのハムやさんの歴史は知っているはず。

一応、貼っておきましょう。



郡上八幡のイメージキャラクターGJ8マン

”郡上おどりin青山”で会えます。


東京青山の梅窓院墓苑内には、郡上藩主 青山家歴代の墓があります。



幕末のことに詳しく無くても、『霜夜に紡ぐ』の脚本には、『凌霜隊』についての事や時代背景など、全てが物語に詰まっているので大丈夫。

恥ずかしながら、ワタクシは、岐阜県出身のくせに凌霜隊の歴史を何も知りませんでした。

いつもながら物語にずいずいと引っ張り込まれて行くいずみ凛氏の脚本を読んで、一気に知識も世界も広がりました。

しかも今回は、日高哲英氏作曲の幕末動乱ミュージカル♪

楽しみです。


歴史をさらに詳しく知りたい方は、この本にぎゅっと詰まっております。



さらにさらに!


注目すべきは、チラシのスタッフの名前を見てみますと、

尺八に人間国宝の野村峰山氏の名前が!

お〜!楽しみ〜。


因に、その下に記載のある、装置プランのモリサチコという人は、ワタクシです。

こんなところで名前が並ぶとは!笑&汗


10月12日までに予約をすると、タブレット端末などによる字幕観劇が可能だそうです。

詳しくは劇団はぐるままで↓



10月は気候も良いし、秋の旅に歴史ミュージカル鑑賞はいかがでしょう🎵


古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇