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鹿児島の野ぼとけ17

「野ぼとけ」と言っていいのか分からない。
なぜならこの石像は実在した僧侶の姿を表したものだからだ。

彼の名は頼昌法印。
1600年代後半~1700にかけて活躍した僧侶である。
この地域でこのような像が造られているのは頼昌だけ。
しかも墓塔が3つも建立されているなど、よほど慕われていたことが分かる。

「仏」ではないが、もう「準仏」でいいと思えてしまう。
それほどの名作である。

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