中田弘司【なかたこうじ】イラストレーター

奈良県出身。1989よりフリーランス、イラスト・絵本制作と講師。 絵本や町歩きの雑誌コ…

中田弘司【なかたこうじ】イラストレーター

奈良県出身。1989よりフリーランス、イラスト・絵本制作と講師。 絵本や町歩きの雑誌コラム等ではイラストに合わせて文章も作成。低山ハイク・観光・仏像・民俗学・昔話・役行者がスキ。「note」ではスキを文字や絵で発信。 http://www.nakatakoji.com/

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『絵本』 どんぐり もんだい

どんぐり もんだい作•絵 なかたこうじ ことしの あきは、 いつもより どんぐりが すくなかった。 くまの おかあさんは たべものを さがして あさはやく やまを おりてきました。 そして、 のねずみくんは きょうも リュックを せおって どこかへ でかけるようです。 のねずみくんは、 どんぐりが たくさん ある ばしょを みつけたので ともだちの たぬきくんに おしえたかったのです。 「た、ぬ、き、くーん! どんぐりを

    • |低山ハイク|汗だく3.5時間、文殊東尾根〜金剛山〜伏見峠

      2024年7月20日 近鉄富田林駅発の金剛バスは廃止されていた。 現在は、金剛ふるさとバスが運行しているが、 金剛山登山口までは、乗り継ぎが必要なようだ。 また葛城山との間の水越峠、葛城登山口の方向は 手前の東水分までしか通じていない。 なので、 河内長野からの南海バスを利用する。 近鉄、南海「河内長野」駅 9時15分頃、着 バス停には、先発の別行きのバスが停まっているが、 結構な数の金剛山行きを待つ人がいる。 気づくと、 後ろにも沢山の人が待っている。 9:3

      • 【展覧会の絵と文】♯25

        人に災いなす青鬼と赤鬼は、役行者に打ちのめされ改心した。 その後生駒の山中、暗峠の付近髪切山「慈光寺」にて、頭を丸め 前鬼・後鬼となり、役行者のお供し仕えたという。

        • :妄想歳時記:ヘンコツ連れて 花火見物

          日に日に蒸し暑さが増し、夏休みは始まる。 交通規制、溢れる男女、かいわいはハレの場。 チンチキチンと軽やかな、おはやしが響く中、 ヘンコツ者と連れだって「天神祭」。 エイヤーサーと可愛い子どもたちの掛け声、 カンカン照りを神輿が練り歩き、船渡御、奉納花火。 もうそのころには、人波で身動きがとれない。 「祭りはテレビで見る方がええ」と、ヘンコツ者。 ちょいちょい居てます、こんな人。 小腹が減っても、出店や屋台は粉もんばかり 「大阪の食べ物はそれしかないんか」と

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        • |低山ハイク|
          29本
        • 【展覧会の絵と文】
          25本
        • :妄想歳時記:
          12本
        • 「八十八面観音巡礼」コンプリート
          7本
        • 『絵本』いろいろ
          6本
        • 〈寺社巡礼〉
          12本

        記事

          生駒の神仏「磐船神社」*府民の森(くろんど園地→ほしだ園地)〜天野川、私市駅『交野.2』

          2024年6月29日  JR学研都市線「河内磐船」駅から 竜王山を経て、くろんど園地までは 前回の記事『交野.1』に 休憩所から 少し歩いて くろんど園地を出て、 磐船神社へは ゴルフ場の中を通る。 12:20 ハイキングコースの 案内はあるが 途中、 ゴルフ場施設の 入り口からは 車道が続く。 コースが 正しいが 不安だったが くろんど園地から 同じコースを 歩いている 慣れていそうな ハイカーと、 男女のトレランの人が いたので 少し安心。 しばらく 単調な

          生駒の神仏「磐船神社」*府民の森(くろんど園地→ほしだ園地)〜天野川、私市駅『交野.2』

          |低山ハイク|河内磐船駅〜かいがけ道、竜王山〜府民の森(くろんど園地)『交野.1』

          大阪府、北河内地域の 交野(かたの)市。 奈良県生駒市に隣接し、 京都府にも近い 交わる野。 2024年6月29日  JR学研都市線「河内磐船」駅、 9時頃着。 駅前にはコンビニあり、 手前に案内あり。 由来があった。 北へ、 須弥寺の入口には 「警護観世音菩薩」警護? 「古代陽石崇拝遺跡」 少し歩くと、 住宅地に 「弥生時代住居遺跡」? 右折し、ゆるい上り坂、 昔からの街並みが続く。 寺灯篭の辻。 江戸時代に、 各寺社の講によって 建てられたそうだ。 愛

          |低山ハイク|河内磐船駅〜かいがけ道、竜王山〜府民の森(くろんど園地)『交野.1』

          【展覧会の絵と文】♯24

          その神と、 私の信じる物は同じですか

          『絵本』 ハニーポッサム 【それぞれのやり方で21世紀もいてほしい絶滅の恐れのある奇妙な動物について】より

          とても小さくて、花粉と蜜しか食べない。 夢のような毎日だから、 死んだように眠り、夢を見る余裕もない。 オランウータン↓ キーウィ↓

          『絵本』 ハニーポッサム 【それぞれのやり方で21世紀もいてほしい絶滅の恐れのある奇妙な動物について】より

          大和十三仏霊場[長弓寺]、富雄駅〜王龍寺〜神武天皇聖蹟 鵄邑(とびのむら)顕彰碑〜白庭台

          長岳寺から、まわり始めた「大和十三仏霊場」 前回伺った「霊山寺」と 富雄川でつながり、 北にある「長弓寺」へ。 「富雄」とは、 古事記には「登美」であり、 日本書紀では「鳥見」だそうだ。 そして「鵄(とび)」は 富雄の名前の由来、 2024年6月15日 8時半過ぎ、近鉄「富雄」駅着、 富雄川沿いを 北へ、 川沿いの道 良い風が通る。 曇天は 暑すぎず ありがたい、 左折で 王龍寺への 石碑があるが 住宅地の道は 複雑そう。 Googleマップは、 少し先で、

          大和十三仏霊場[長弓寺]、富雄駅〜王龍寺〜神武天皇聖蹟 鵄邑(とびのむら)顕彰碑〜白庭台

          :妄想歳時記:雨風(あめかぜ)と戦う、小さな歯神さん。

          6月4日は虫歯予防デー。 茶屋町辺り、呑んだお店でもらった、やらかいアメちゃん。 アルコールも甘い物も大好きな、両刀使いの雨風だから レロレロしてると奥の銀歯がくっつき、はずれた。 帰り道、ヘップファイブの裏、ユニクロの隣。 いつもは見過ごす、小さく真っ赤な歯神社。 居られますのは歯の神様、なで石なでてお賽銭。 次の朝、シトシト降るは、はしり梅雨。 ジクジク疼くは昨日の奥歯、 今日はこのまま梅雨龍り。 押したり引いたり、痛みの合間、 ウトウトすると、枕元には見知

          :妄想歳時記:雨風(あめかぜ)と戦う、小さな歯神さん。

          大和十三仏霊場[霊山寺]、富雄駅〜長髄彦を祀る?添御県坐神社、葛上神社〜奥之院

          前回の長岳寺から、 まわり始めた「大和十三仏霊場」 その中の「霊山寺」へ参拝。 2024年6月8日 11時過ぎ、近鉄「富雄」駅着、 霊山寺のある 「富雄」とは、 古事記には「登美」であり、 日本書紀では「鳥見」だそうだ。 改札を出ると 南へ、 住宅地を抜け しばらく歩くと、 左手に 少し上ると、 右手に 石仏、 左手にも 少し大きい石仏、 どなたでしょうか? 添御県坐神社(そうのみあがたにいますじんじゃ) 長髄彦(ながすねひこ)がご祭神さて、公式情報には

          大和十三仏霊場[霊山寺]、富雄駅〜長髄彦を祀る?添御県坐神社、葛上神社〜奥之院

          |低山ハイク|柳本駅〜龍王山、石仏と大和十三仏霊場「長岳寺」

          2024年5月26日  JR「柳本」駅、9時着。 駅前や道筋には人々、 地域の掃除の日のようだ。 東にまっすぐの道 左手に 黒塚古墳、 三角縁神獣鏡などの古墳展示館がある。 帰りに寄ろうと思っていたが、忘れていた。 突き当たり付近がバス停、 左折、すぐ右折すると また、まっすぐの道。 てくてくマップ奈良12を案内に、 龍王山展望コースを歩く。 道路脇には、石仏が集められている。 山辺の道に、繋がる。 右折し、 距離が長めの南(崇神)ルートを上る。 右側には、

          |低山ハイク|柳本駅〜龍王山、石仏と大和十三仏霊場「長岳寺」

          |低山ハイク|大国見山コース・桃尾編、桃尾の滝、竜福寺跡〜大国見山(桃尾山)〜岩屋の磨崖仏

          2024年5月11日 JR「天理」駅から石上神社までは、 以前の記事、大国見山コース•布留編に 石上神社から少し歩くと、笛の音が聞こえてきた。 桃尾の滝道路側入口付近には東屋があるが、 そこで笛の練習中の方有り。 あまり近づけないので、奥の方へ。 左側沿いから滝の側に、 如意輪観音 不動明王 滝の奥には、お不動さん。 落ちる水は、 光を含み 「布留(ふる)川」を流れて、 石(いそ)の上(かみ)へ。 2018年、 2010年にも訪れていた。 道路側には、 白

          |低山ハイク|大国見山コース・桃尾編、桃尾の滝、竜福寺跡〜大国見山(桃尾山)〜岩屋の磨崖仏

          |低山ハイク|南海紀見峠駅〜のんびりダイトレ、岩湧山〜滝畑ダム

          2024年5月18日  南海「紀見峠」駅、9時半ごろ着。 標高223m 本日は、時々一緒に歩く、仕事仲間のカメラマンの方と、 南海の案内を参考に、 Aコースを逆方向に歩く。 駅から外を見る。 すぐに案内版あり、 左へ 橋本市、もうここは 和歌山の北端だ。 踏切渡り、集落を過ぎ、 地元の人、数名挨拶 トンネル手前左折。 沢沿い、広い林道、歩きやすい 単調な道に飽きた頃に、 ルート外のコースの案内、 ダイトレに繋がる道 ダイトレとは、 ダイヤモンドトレールの通

          |低山ハイク|南海紀見峠駅〜のんびりダイトレ、岩湧山〜滝畑ダム

          奈良、仏三昧の日

          平日の昼間なら 混雑は大丈夫だろうと 空海展へ。 仕事の途切れた狭間、 やる事もやらずに 「負い目」と二人連れで、 奈良に着く。 まずは、ここ ▼ 奈良県立美術館 特別展「小川晴暘と飛鳥園 100年の旅」入場料:1,200円が 空海展のチケット見せて200円引き 1,000円 仏像の本や 飛鳥園のクレジットの小冊子など、 いつの間にか 見たことのある写真がたくさんあった。 また、知り合いの 仏像好きのデザイナーさんより 奈良仏像カレンダーを 時々、送っていただいた

          〈寺社巡礼〉大国見山コース・布留編、宗教都市.天理〜石上神宮(布留社)〜石上神社

          2024年5月11日  JR「天理」駅、9時前着。 駅前はイベントの準備中のようだ。 てくてくマップ奈良11を案内に、 大国見山コース約15kmを歩く。 駅を出て、大きな商店街を東へ 9時過ぎ、まだ早いのか、 お店ほとんど開いていない。 天理教の黒いハッピ姿の方 数名歩いている。 ようきや(陽紀家)「陽気」 独特のデザインの建物、 おやさと書店「親里」 この商店街は、天理教の信者さんが多いのだろう、 信者さんに馴染む言葉の店名が続く。 書籍、神具、お土産、飲食

          〈寺社巡礼〉大国見山コース・布留編、宗教都市.天理〜石上神宮(布留社)〜石上神社