【大極殿】 平城宮大極殿(第一次・第二次とも)が火災に遭ったという記録はありません。 いっぽう平安宮大極殿は平安中期以降、火災による焼失と再建を繰り返しました。最後も火災(太郎焼亡/1177年)で焼失し放棄されました。 この平安宮の度重なる火災には、何か異様なものを感じます。
【古代の響き】 ウチの宗派の法相宗(現存する日本最古の仏教宗派)では色々なお経を読みますが、私が普段よく読んでいるのは『薬師経』です。 『薬師経』は奈良時代に盛んに読まれ、独特のリズム感があって、いわば「古代の響き」です。 皆さまが健康で平安な日々を過ごされますように。^_^
中村元氏の聖徳太子が面白い! 十七条憲法が読みたくて借りたけど、太子の頃や奈良時代のコスモポリタンっぷりが息遣いと共に伝わってくる。唐の僧の案内でベトナム僧とインドの僧正が訪日して奈良の大仏の開眼供養をしただとか 太子は世界規模で思想史上の偉人であるとか 中学生にぜひ読んでほしい
【令興福力】 南都六宗のひとつ、法相宗(ほっそうしゅう)の大本山である奈良の興福寺の寺名の由来は、維摩経にある「令興福力」(福力を興さしむ)の語から。 それは、 「自身の心の中に眠っている幸せになる力を呼び起こす」 という意味。奈良仏教(南都六宗)は他力本願ではないのです。
【女帝の時代】 日本古代史において、 第41代 持統天皇(在位690〜697年) 第43代 元明天皇(在位707〜715年) 第44代 元正天皇(在位715〜724年) この時代は我が国が国家としての形を整えた時代。それは女帝(男系女帝)の時代だったと言えるのかも知れません。