とぅーむゅらす

古墳(英:tumulus)や遺跡巡り。中世の山城や鄙びた神社も好き。地形、環境、防災、…

とぅーむゅらす

古墳(英:tumulus)や遺跡巡り。中世の山城や鄙びた神社も好き。地形、環境、防災、古代史、民俗、古地名、音楽、動物などに興味あり。基本的に無宗教。オカルト信じません。 ツイッター https://twitter.com/tumulus0x0

マガジン

  • 音楽

    気になった音楽番組や動画、関連記事をまとめます。素人の戯言です。掲載した番組や動画の配信が終了したら、記事を削除することがあります。

  • 地形ヲタ、中世の城址にハマる

    高い所や凸凹地形が好きなので、(戦国武将には興味がないけど)山城を見つけたらとりあえず登ります。

  • 神奈川県の古墳・遺跡

    鶴見川水系流域以外の相模国、武蔵国の遺跡を集めました。

  • 杉山神社大集合!

    古墳巡りで出会った杉山神社。鶴見川水系を中心に40社ほどが存在する超ローカル神社。高台の上や崖の下や鬱蒼とした森の中にある鄙びた杉山神社たちをコレクション!

  • 鶴見川遺跡紀行

    鶴見川本流の地形や水理を感じながら、流域にある遺跡を自転車で巡ります。鶴見川が育んだ、古代から近世までの歴史の流れを体感したいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

歴史調べに役立つ地図のご紹介(2022/8/8更新)

皆さん、地図を見るのは好きですか? 私は一日中地図を眺めていられるほどの、地図大好き人間です。 調べ物の最中に、古地名の地点が何処なのかを確認したくなる時がありますよね。でも、現代地図ではイマイチ場所が分からなかったり、苦労することが多々…でも、大丈夫!(通販風) 今回は、歴史調べに役立つ地図閲覧サイトや地図系サイト・アプリのをご紹介。古地図と現代地図の比較閲覧サイトや古地名マッピングサイトが、あなたのお悩みを解決してくれますよ! 新しい情報が入りましたら、随時更新して

    • Barcarolle 〈舟歌〉

      晴れ渡った空の下、鶴見川の堤防道を自転車で走るとき、いつも頭の中に流れるのは、ショパンのピアノ曲「舟歌」。 軽快な8分の6拍子が、ちょうどママチャリを漕ぐのにピッタリなのです。 ショパンが技術の全てを緻密に織り込んで作った、最高傑作と謳われる高難度の曲。 舟を漕ぐリズム、波の揺らぎ、櫂から滴る水、きらめく水面 そこから急に、感情がほとばしるように流れが激しくなり 最後は、ゆっくりと収束してゆく。 病状が悪化し、恋人ジョルジュ・サンドとも破局。 失意の中にあったショパンが

      • 菅寺尾城址→菅寺尾台廃寺跡→菅古墳 散策!

        古墳と古代寺院と中世城址が、半径500m以内におさまる街 JR南武線の稲田堤駅で降り、少し歩いて府中街道に出ました。 (久しぶりに稲田堤駅に降りたのですが、かなりキレイになっていましたね) 菅の由来この地域は「菅(スゲ)」という地名です。 全国的によく見られる地名ですが、複数の由来あります。 植物由来 漢字から類推できる、分かりやすい由来です。 地形由来 スゲやスガ地名には、次のような説があります。 ▪️低湿地 ▪️川崖 確かに地形図を見ると、低湿地も川崖も当ては

        • 杉山神社コレクション 2

          鶴見川水系に40社ほど存在する、謎多きローカル神社の杉山社。 未だに、どの社が総本社(延喜式内社)か不明です。 総本社の候補(論社)ではないけれど、魅力的な杉山神社を巡るシリーズ第2弾! 今回は、橘樹郡(横浜市神奈川区と川崎市幸区)の杉山社をご紹介します。 第一弾はこちら↓ 杉山神社をまとめたマガジンはこちら↓ アド街風のBGM、お好きな曲でどうぞ! 片倉町杉山神社片倉の地名 『小田原記』の天文6年(1537)の項に「片倉」の記録があり、地名研究で「集落の片方が崖

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        歴史調べに役立つ地図のご紹介(2022/8/8更新)

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        記事

          小野路宿 鶴見川遺跡紀行(25)

          近藤勇が駆け巡った青春の道 前回からの続きです。 関屋の切通し小野路城を後にして尾根筋を東方向に進みます。 農園を越えて、都道156号(町田日野線)に出ました。 そこから、農道のような細い道を進むと… 標識が見えた! その先にはクランクが… おぉ!くねくねしてる 左手の壁、赤茶色の土はローム層のようで結構な厚さがある。途中に見える白い層は軽石層?下の方に穴がボコボコ開いて苔むしている。地層の境目で透水層? ここが関屋(関谷)の切り通し 布田道?どこに行くんだ

          小野路宿 鶴見川遺跡紀行(25)

          小野路城址 鶴見川遺跡紀行(24)

          歴史が詰まったタイムカプセル「小野路」 前回からの続きです。 今回は、すごくチートして車で来ました。 (投稿日は7月ですが、散策したのは冬場です) 野津田公園地形を利用した自然豊かな公園で、バラ園や湿生植物園、各種グラウンドやコートのほかに、FC町田ゼルビアのホームグラウンド・町田GIONスタジアムも有しています。 公園の駐車場に車を止めるだけが目的で、ここに来たのではありませんよ。 村野常右衛門生家(移築) 前回、前々回の記事でもちょこちょこ取り上げていた、多摩

          小野路城址 鶴見川遺跡紀行(24)

          民権の森 鶴見川遺跡紀行(23)

          自由民権の郷・多摩 武相荘を見た後… その足で自由民権資料館に行ったら臨時休館だった(けど、後日再訪した)話 からの続き 以下、自由民権資料館を見ていない状態での散策が続きます。 今日の収穫は武相荘だけか… 電車賃と時間をかけた割には取れ高が少ないなぁ ふと、資料館でもらった散策地図を開いた。 民権の森というわけで、頑張って野津田神社までやって来ました。 神社脇の階段を登って行くと… すると、突然看板が出てきた。 「多摩・自由民権運動の祖」石阪昌孝 これ

          民権の森 鶴見川遺跡紀行(23)

          自由民権資料館 鶴見川遺跡紀行(22)

          前回からの続き 鶴見川上流風景再び鶴見川沿いに戻ります。 高いビルが増えてきた。上流域で久しぶりに遭遇する鉄道駅。 この先は鉄道路線が無い地域。周りの風景も急激に変わってきます。 奥の方に、緑豊かな山が見えてきました。 白洲正子が、多摩丘陵を「多摩川を渡った所に、丘というにはあまりに高く、山と呼ぶには低すぎる…」と表現していて、まさに言い得て妙。 町田市大蔵町の鶴見川河床は「鶴川層」の旧模式地。泥勝ち砂岩・泥岩互層の地層です。現在は河川改修により、鶴見川右岸の大蔵町

          自由民権資料館 鶴見川遺跡紀行(22)

          武相荘 鶴見川遺跡紀行(21)

          「従順ならざる唯一の日本人」の安らぎの家 今回も小田急線鶴川駅からのスタート。まずは、鶴川街道を北上します。 能ヶ谷香山古墳群?グーグルマップによると、たぶん、左側の高台に能ヶ谷香山(のうがやかごやま)古墳群があるはずなのだけど…入口が不明。 どうやら、古墳は香山園(庭園美術館)という施設内にあるようですが、現在は閉鎖中です。仕方がない、地図でも見るか…ん!? 標高56mの丘陵頂部から円墳が2基、下の斜面から横穴墓20基を発見!横穴墓群は7世紀前半~8世紀初頭の築造で

          武相荘 鶴見川遺跡紀行(21)

          岡上廃寺・三輪南遺跡 鶴見川遺跡紀行(20)

          しばらく更新が滞っておりましたが…気合を入れて、ここからゴールまで一気にラストスパート! 流れ的には、こちらの記事の続きとなります。 さて、鶴見川はここで大きく西へと変えて、源流へと向かっていきます。 この地図上では源流域と区分されていますが、全く源流感はありません。むしろ、ますます都市感が増しているようにも思えます。 いかにも「サイクリング中です」的演出ですが、本当はチート(電車移動)しています。だって、鶴見川はこの当たりから勾配が急上昇だし、人力チャリでこれから先

          岡上廃寺・三輪南遺跡 鶴見川遺跡紀行(20)

          すこぶるアガる?…階段の話

          階段、それは人類史上の最小の建造物。 お気に入り番組「すこぶるアガるビル」(解体キングダムやウルトラ重機も好き。オタクなんです) 前回の放送は目黒区総合庁舎。 生命保険会社の社屋だったものが目黒区に売却され、改修を経て2003年に庁舎としてオープンしました。 中央には楕円状螺旋階段があり、その有機的で開放的な空間は、区民にとって親しみやすい雰囲気を醸し出しています。 設計は村野藤吾。 日生劇場なども手掛け、階段の魔術師の異名をもつ建築家。 人々に登りを苦役と感じ

          すこぶるアガる?…階段の話

          お気に入りのTシャツの話

          Tシャツのシーズンになりました。今日は暇なので、私が所有しているTシャツを晒します! 三内丸山遺跡の縄文Tシャツ コロナの頃、地域クーポン券なるものがありました。各地域の宿泊した宿でいただけるのですが、期間中に現地で消費するという制限があり、使える店舗が限られていたため、使い切るのが大変だった記憶があります。 多くは食べ物に使っていたのですが、三内丸山遺跡博物館の売店でこのTシャツと縄文クッキーを見つけた時にビビビときて、「ここで使わずにいつ使う!」と購入を即決。 質の

          お気に入りのTシャツの話

          杉山神社コレクション

          鶴見川遺跡紀行に引き続き、これまた放置気味の杉山神社シリーズ。 鶴見川流域に40社以上(神社合祀前は最大70社以上)も存在し、周辺の歴史を語る上で避けて通れない杉山神社とその謎。 延喜式神名帳に記載された「杉山神社」が一体どこなのか?流域に広がった理由とは? その謎に迫るため鶴見川を遡り各社を巡り続け、これまでに有力候補とされる数社(論社と呼ばれる)について個別の記事にしてきました。 しかし、それ以外の杉山社については記事にすることもなく、写真は未だ我がスマホの中に眠っ

          杉山神社コレクション

          で、鶴見川遺跡紀行は今どうなってるん?

          2021年6月より連載を続けている鶴見川遺跡紀行。 2022年12月の上流編記事を最後に更新が止まっております。いよいよ、これから源流域に入るというところで、一体どうしたのか? 「主はもう遺跡散策に飽きてしまったのでは?」 「新たな推し活を始めたんじゃね?」 などど、思われる向きもあるかもしれません。 (蛇足ですが…うちのPCが古いせいか、「おしかつ」と入力すると「お死活」と変換されます) いえいえ、そんなことはありません。 我が心には、鶴見川沿いの遺跡への熱い思いが溢

          で、鶴見川遺跡紀行は今どうなってるん?

          Amaging Perfomances of J.S.Bach's Chaconne with Japanese traditional stringed instruments

          Maya KIMURA Japanese stringed instruments have good chemestry with Bach's music I thought. Today, I found a video of my favorite piece Chaconne played by Maya Kimura on KOTO, Japanese harp. It makes so melanchory sounds but very beautiful

          Amaging Perfomances of J.S.Bach's Chaconne with Japanese traditional stringed instruments

          馴染みの花屋

          この歳になって、馴染みの店ができた。 花屋である。 いや、こちらが一方的に馴染みと思っているだけで、向こうからすればただの客である。 その花屋のことは、前々から気になっていた。 アーケード商店街を通り抜けた先にある、間口2間ほどのとても小さい店。いつも店の反対側の路肩に配達用のカーゴが並んでいる。きっとお寺や学校、式場が主な得意先なのだろう。それでも、小さな店内には色とりどりの花々が整然と並んでいて、小売もしているようだ。 昨年末、買い物帰りに思い立って、正月用の花