「職人仲間を連れてきた。船大工もおるぞ」 アントニオは当面の間、カラカラの街建設に協力してくれる事に。 今では、バルセロから逃れた難民のまとめ役。 「その代わりに…」 「なんでちか?」 オスマン帝国の首都イスタンにある、アヤソフィア大聖堂を見たい。 建築家らしい願いだった。
「マリカしゃんは、アッシュ姫に尽くすと誓った騎士でち」 「茶化さないの!」 悪ノリするシャルロッテ。はにかむマリカ。 すると、自称ドンキホーテが意気揚々と。 「ならば若人よ、もっと先へ。プルス・ウルトラじゃ!」 「イスパニアの国是だそうです」 世はまさに、大航海時代。