夢を渡る小説家イーノ

氷河期世代でADHDの作家&ライター。オリジナル小説や二次創作、PBWの解説や攻略記事を書いてます。アイコンなどはPBWで発注したものを使わせて頂いてます。

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    マガジン

    • よき歩行者のRPG -ベナンダンティは拡張現実の夢を見る-

      2020年春、あの疫病は夢の世界にも異変を起こした。夢渡る蝶たちは、見えない天井に阻まれ墜落した夜の街で「拡張現実の夢」を形作った。そこは不安と怒りと、寂しさが渦巻くマッドシティ。RPGの未来を救おうとするおっさんと、彼を信じた田舎娘のドンキホーテ物語。

    • PBW関係

      プレイバイウェブに関する記事です。

    • ベナ拡スペシャル版

      ジャンププラス原作大賞への応募用に、小説「ベナンダンティは拡張現実の夢を見る」の序盤を大幅再編集した特別なバージョンです。自分なりに、少年漫画風に寄せてみました。

    • セイコ・ウドック -エルルちゃん農業日誌-

      私の頭の中には、妖精さんが住んでいる。 名前は、エルルちゃん。

    • エルルちゃん聖剣日記

      エルルちゃん、女神の修行をはじめる。不定期更新。

    最近の記事

    ベナ拡第11夜:石工のお仕事

    恐ろしきチーズ?「ゾーラさん、あなたはもしや…」 「ふははは、我輩は大魔王ゴルゴンゾーラである!」 闇市の主、山椒太夫がなぜかゾーラから視線をそらしつつ、恐る恐る問いかけると。明らかに冗談と分かる返答で、場をなごませようとするゾーラ。 地球人プレイヤーの多くも、彼女を直視しないようにしていて。ゾーラは思わず苦笑いを浮かべた。 「大丈夫っすよ!ゴーグルで邪眼を封じてるっすから」 チカラを使えば、恐れられる。ゾーラの祖先は昔、故郷で怪物扱いされ迫害を受けた。それでも、捨て

      • またノベルマリット様に講評をお願いする際、必要なので #ベナ拡 改稿版1〜3話と、4〜10話までの文字数をカウント。 52,414字でした。シーズン1の範囲で、確実に10万字超えるでしょう。

        • ベナ拡第10夜:庭師の逆襲

          愛の猪突猛進私が拡張現実の夢に巻き込まれた直後から、孟信とはいろいろ縁があった。追う者と追われる者。マキナの「宿敵」たちの包囲から外に出れば、どこかで再び対面するのは必然だったけど、この展開は予想外だ。 (やはり、想定外の状況に投入した弊害が出ていますね) 夜の松戸南部市場で、電柱の上から宮殿の窓を覗きこむ人影。ガーデナーの道化人形だ。視線の先では、孟信がユッフィーを口説いている。 「いきなり外国人にナンパされた気分ですの…!」 「かつて俺には、将来を誓った姫がいた。だ

          • 1975年。スクエニ新社長は、私と同年生まれだそうだ。 D&D発売の翌年で「およげ!たいやきくん」がヒットした年。 いま、鉄板の上で焼かれて嫌気が差しているのは誰だろう。

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          • ドラクエウォークの謎
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          記事

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            私のRPGへの理解。 ノベルメイクRPGとは何ぞや? それは、作家が頭の中でプレイしてるRPG。

            現実世界で、●●という「実在の」出来事があった。その裏側には、■■という「幻想的な」出来事があった。 私の得意な創作のパターンですが、元ネタは「ナルニア国物語」の導入部。時は第二次世界大戦、ロンドン大空襲を避けて疎開した子供たちはある屋敷でタンスの奥からつながる異世界へ迷い込む。

            ベナ拡第9夜:ユッフィー、志を立てる

            恋のライバル?「馬子にも衣装ではないか」 宴会場の奥から、大柄なイノシシの獣人がのっしのっしと歩み出て。小柄なユッフィーを見下ろした。身長差は倍近くもありそうで、手にした長柄の偃月刀がさらに体格差を強調している。ユッフィーの槍より、もっと長い。 「いや、馬子ではないな。ユッフィー姫だったか」 巫女服姿のドワーフ娘に向ける表情は、明らかに上機嫌だった。てっきり、格下に出し抜かれて雪辱に燃えてると思っていたが。 ユッフィーの脳裏に、先日の追いかけっこの光景が浮かんでは消え

            #ベナ拡 に登場する「トヨアシハラ」は、十二支の獣人たちが暮らす和風世界。 メインキャラでは兎人の姫将軍アリサ、猪人の将孟信が該当します。 …馬人はウマ娘みたいのがいるんでしょうか?知らんけど。

            それでも、幸せな人生だった。いろいろあったけど。 私が生きてるうちに、私のお葬式で読んでもらうメッセージを用意しときます。 お話作りの基本は、結末を最初に考えること。

            かつて人類は「幻想拒絶」のヒュプノクラフトを無意識のうちに編み上げ、全ての神秘、魔法と怪物を地球から追放した。 それから数百年。科学の発展は、新たな種類の幻想を生み出した。VRやAR。地球の夜に、魔法と怪物が帰ってきた。

            いいかRPGってのはな、ダイバーシティそのものなんだよ。 たったひとつの攻略法が「正解」で、それ以外を排除するような設計のゲームには「多様性」がない。ガチャ産アイテムの接待なんぞやってる場合か。

            プレイヤーがゲームマスターに反逆する。 ひとつのゲームを、複数の運営で奪い合う。 そんな空想をしたくなるほど、世の中は「失敗した運営」であふれていると思いませんか。

            ノベルメイクRPGとは?

            ほんとうのRPGは、作家の頭の中にあります。 それは能動的、かつ臨機応変で、多くの制約から自由なもの。 作家がお話を考えているとき、頭の中では多くのキャラクターがそれぞれに自己主張をしているでしょう。その状態が、RPGなのです。 これは、私の独創ではありません。先人たちが意識せず自然とやってたことに名前を付け直し、整理整頓したものです。 ゲームソフトのRPGは、ひとりで好きなときに遊べます。 テーブルトークRPGは、即興で臨機応変にシナリオを変化させられます。 PBWは

            「プレイヤー」と「ゲームマスター」で遊ぶRPGが合わない人には。 「作者」と「編集者」でお話を作る「ノベルメイクRPG」はいかが? ゲームソフトのRPG、TRPG、PBW全てを総合して考えた、古くて新しいRPGです。

            #ベナ拡 では、地球と異世界の両方が同時進行で舞台になりますが「生身での行き来」は通常できません。極めて危険で困難な荒業。 そこで「アバター」の出番です。リモート時代のファンタジー。

            真のRPGは、最初からゲームソフトの枠に収まらないモンスター。 代用品のRPGは、先人が悪戦苦闘の末に広大なダンジョンから持ち帰ったわずかな宝物。 今の時代で、より深い迷宮へ挑む冒険者はいませんか?