あんときの猪木
アントニオ猪木さんが亡くなられて ほぼ一年が過ぎた。
昭和40年代から50年代はプロレス中継はゴールデンタイムに観ることができた。
りゅう坊のじいちゃんが大のプロレス好きで、
アントニオ猪木さんの新日本プロレス。
ジャイアント馬場さんの全日本プロレス。
その曜日の時間になるとじいちゃんがチャンネル権を独占した。
力道山の影響か。
アントニオ猪木が悪役レスラーをフォールし、レフリーのミスター高橋が
「ワン、ツー、スリー」とリングの床を叩くリズムにあわせ、じいちゃんの体も揺れる。
逆にアントニオ猪木がフォールされると、叩くテンポが遅くなる。
特に「ワン、ツー・・・・・・ス」で猪木が肩を上げる。
そんな影響もあり、学校で流行ったのが、
「なんだこのやろう!」
「まんじがため!」(卍固め)アントニオ猪木さんが編み出した業
を友達に掛ける。
「ほっぽぁ~」馬場チョップ!
りゅう坊は誰が好きだった?
「ジャイアント馬場より アントニオ猪木だったな」
「あと、ミル・マスカラスとか、ロードウォリアーズとかかっこよかったよね」
ロードウォリアーズかぁ 懐かしいなぁ。ヒーローからヒール役がいっぱいいたな。 タイガージェットシンとか。
「ばあちゃんはそれがうまく言えなくて、タイガーゲットきん って言ってたよ」
そう、そう、家のアルバムからこんなのが出てきたぞ。
「おぉ~ あんときの猪木だぁ」
地方巡業に来てくれたときの写真だ。
「なに注文したんだろ?」
「手前のおねいさん だれ?」
わかんねぇよ。
ほら、もう一枚あったぞ!
「おぉ~ そんときのふじなみだぁ~」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?