アナキズム

栗原康『大杉栄伝/永遠のアナキズム』

☆mediopos-2301  2021.3.5

アナーキズムという言葉は子どもの頃には知らなかったし
『唯一者とその所有』のシュティルナーのことを知ったのも
シュタイナーを知ってから後のことだけれど
大逆事件で処刑された幸徳秋水と同じ高知県中村で生まれたこともあり
その関係で大杉栄のことも小さい頃からわりと近しく感じていた

名前を知っていることとじぶんの信条とは無関係だし
とくにじぶんをアナ

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アナキズムとは、強制のない世界:村山由佳『風よ あらしよ』(集英社)

今年の吉川英治文学賞を受賞した、村山由佳『風よ あらしよ』(集英社)を、ちょうど読んでいたところだった。
関東大震災直後、アナキスト大杉栄とともに、憲兵隊の甘粕正彦大尉に虐殺された伊藤野枝の28年間の生涯を描いた小説。

4年位前に栗原康『村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝』(岩波書店)を読み、野枝の人生をたどりながら、激しく自分語りをしている作者に衝撃を受けた。評伝に、こんなに自我を出して、

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是非他の投稿も読んで下さいね!
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シン・アナキズム――連載「アナキスト思想家列伝」by ディオゲネ子(重田園江)

 デイヴィッド・グレーバーの著作をはじめ、いまあらためて注目されているアナキズム思想について、その繊細さと多様性を保持しながら魅力を伝えていく「列伝」形式の連載。今回は1人目「ジェイン・ジェイコブズ」の2回目です。※前回「ジェイン・ジェイコブズ1」を読む方はこちらです。

ジェイン・ジェイコブズ2

グリニッジ・ヴィレッジの救済

 『アメリカ大都市の死と生』第5章で、ジェイコブズは公園というのは

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今後ももっともっと「スキ」していただける記事をご用意します!
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無政府主義の幼蟲(下)

『實は僕も署には居ますが、大い

に自分では大杉さんあたりの思想

は研究してゐるんです。只、政府

が變に怖れたり、氣持惡がつたり

するんです。あなたをお調べした

のも僕が刑事といふ生活上の職業

から來る、已むを得ない事情から

です。大杉さんの家へ出入りする

人々のことを只参考のために尋ね

て置くことになつてゐますから。』

 僕は嘘つけと思つた。参考のた

めは笑はせる。實はそれが

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ありがたう!
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[Podcast]Ep.3 スペインのアナキズムから協同組合へ ゲスト:長谷川さん

Writer: katoken

こんにちは、気流舎運営メンバーの katoken です。

コロナでお店も開けられず、気流舎も運営の危機に瀕しています。オンラインでも何かできることを、ということでポッドキャストを始めました。毎回ゲストを呼んで本にまつわる話をしたいと思います。

第三回のゲストは共同運営メンバーの長谷川さん。スペインのアナキズムから協同組合の話になりました。

上記 Anchor

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アナキズムノート

アナキズムとは実践的夢想家であり攻撃されない限りの非暴力主義者であるとここで定義する。
では 何を考える人々か?
とりあえずまず、目次式に列挙してみる。
今の世の中の形、自分の生活する様式がこの形以外にありうると知っている。
どのようなことであれ、他人から、意見されるのは良いが命令されること、特に、尊敬もできないような輩に従わねばならないような、そしてましてやそれがある期間続くような社会形式、マル

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MBAホルダーが薦める絵本2000選(52冊目)

【題名】そうべえごくらくへゆく (童心社の絵本)

【作者】たじま ゆきひこ (著)

【評価】★★★★☆(72点)

【感想・寸評】

1,関東人には読み聞かせがつらい

 名作じごくのそうべいシリーズ第2作。前作では、地獄に行きましたが、今作品では極楽へ行くというお話し。総関西弁でお話しは続きます。

 作者の田島先生は、大阪府堺市出身。ということで、これは河内弁なのでしょうか?

 関東人

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どうもーどうも、どうも!ありがとうございます!
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今日の新聞[2021.2.1]

「文化の扉 見直されるアナキズム; 文壇の社会批判「一丸でバラバラに生きろ」」(朝日新聞2021.2.1, p.19)が目に入った。「一丸」と「バラバラ」って反対語じゃない?と思ったから。

アナキズムについて体系的に解説してくれている記事だった。「アナキズム=無政府主義」という知識しかない私には、学ぶところが多かった。ここではふわっとした理解しかできなかったけど、欄外に紹介されているサイト、村松

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スキありがとうござます。

シン・アナキズム――連載「アナキスト思想家列伝」by ディオゲネ子(重田園江)

 デイヴィッド・グレーバーの著作をはじめ、いまあらためて注目されているアナキズム思想について、その繊細さと多様性を保持しながら魅力を伝えていく「列伝」形式の連載。今回は1人目「ジェイン・ジェイコブズ」の1回目です。※前回を読む方はこちらです。

ジェイン・ジェイコブズ1

俯瞰するモンテスキュー、徒歩で行くルソー

「アナキスト思想家列伝はじめます」宣言をしておきながら、ちっともはじまらないじゃな

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多謝! 励みになります。涙
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