きよしちゃん

写真やら絵画やら手芸やら文章やら、創作が好きです。 発表したい欲に負けてnoteを始め…

きよしちゃん

写真やら絵画やら手芸やら文章やら、創作が好きです。 発表したい欲に負けてnoteを始めました。 いつか飯が食えるといいな。

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「承認欲求」を乗りこなす〜自己紹介文として〜

「Noteは承認欲求をお金に変えるSNS」なのかもしれない。 全く。承認欲求なんて誰が名づけたのだろう? 承認欲求と言われると、せっかくあった戦意のようなものを喪失してしまう。 書こうというキモチに「水をさす」のである。 いい波を見つけて、乗りこなす 私は今、承認欲求をサーフボードのようにうまく使いこなしたいと思っている。 目立ちたい、好かれたい、なんならモテたい。それ自体は悪いことではない。当たり前の感情である。 承認欲求をサーフボードのように道具として使う。 コンクー

    • 先生と言われるほどの馬鹿でなし

      先生より先生らしい 昔、ある趣味のコミュニティの仲間に、元教師という高齢男性がいた。 その方は元教師であり、高学歴。そして惜しみなく知識を披露するので、当然のように皆は彼を「先生、先生」と呼んだ。そのコミュニティの中でも最高齢ぐらいだったのもある。 先生と呼ばれるその方が、あまりにも先生らしくて、私は思わず「ほんと、先生、って感じですよね〜」となんの気無しに言った。 すると、その方は、 「先生と言われるほどの馬鹿でなし」。 とおっしゃった。 この諺を知らなかった私は?だっ

      • 純喫茶日和(あるいは追い出され日記)

        ワンルームを夫婦でオフィス兼住居という生活 リフォームによって、事務所兼我が住居は、 ワンルーム+納戸になった(マンションの一戸です)。 夫婦で暮らしているので、小さな部屋がいくつかあるより、いっそのこと、と、海外のスタジオタイプのアパートのようなイメージでリフォームしたのだった。 とても快適ではあるのだが、 下手すると野球を3試合10時間ぐらい垂れ流されたりするので、 ヘッドフォンを新調した。 オンラインミーティング時は追い出される そして、夫が家で仕事していて、私

        • 食べ物のイラストを描くのが好きなわけ

          食べ物のイラストを描くことが好きだ。 昔は撮影するばっかりだったけれど、 最近はイラストにもすることが多い。 食べるのはもちろん大好き。 でも食べすぎると弊害が色々あるから、 描くことで味を思い出したり、 食べる代替え行為をしているのかもしれない。 こんなもの描いたところで、 写真にかなうはずもなし、 とは思うのだが、 なんだろう? 一定の人が塗り絵で得られるような 落ち着きをもたらしてくれる気はする。 好きな食べ物を描いて、 Tシャツにするという手もあるか、 などと

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        「承認欲求」を乗りこなす〜自己紹介文として〜

          津村記久子著『水車小屋のネネ』を読んで思うこと

          またしても本屋大賞ノミネート作品である。 ついに明日、本屋大賞が決まる。 本屋大賞ノミネート作品10作品のうち、9冊は読んだが、 その中でイチオシの作品。 私の計画性のなさゆえか、 結局最後の一冊が読み切ることができなさそうなところである。 もし私が投票するなら(今のところ)この作品か、 川上未映子著『黄色い家』だと思う。 以下感想です。物語の内容に触れているので、ネタバレにご注意ください。 姉妹の健気な家出 物語は、母とその恋人にネグレクト(というか虐待)を受けてい

          津村記久子著『水車小屋のネネ』を読んで思うこと

          ジョン・アーヴィング著『オウエンのために祈りを』を読んで思うこと

          どこかで誰かが「これは名作だ」と褒めていたのを見て、それをメモしておき、しばらく経って買った『オウエンのために祈りを』。 どんな本なのかほとんど予備知識なく購入してしまった。 私のリマインダーアプリには「インプット」というリストがあり、そこに(出所はもはや不明なものも多いのだが)「読んでみたい本」「読むべき本」「勧められた本」などが並んでいて、端から購入して積読になっていくシステム。 上下巻、それもかな〜り長い作品。 一章一章が長くて、キリがいいところまで読む、というのが

          ジョン・アーヴィング著『オウエンのために祈りを』を読んで思うこと

          ウクレレとビリー・アイリッシュ

          ウクレレを購入してしまった。 と言っても、通販で、 チューナーやケースなどがセットで6000円程度と 破格だったのだが。 毎日練習して、左中指の先が固くなってきた。 いっときは練習のしすぎで、肩こり頭痛に悩まされたので、 今は1日30分程度。 ウクレレって簡単。 タブ譜という譜面は、 指を押さえるべきところが載っているので、 それを見ながら弾き語りなんてすぐにできる。 しかも4弦しかないし、 ネックが細いので手が小さい人にも易しい。 ウクレレを購入したきっかけは、ビリー

          ウクレレとビリー・アイリッシュ

          謙遜と自虐の文化で生きること

          趣味などが褒められた時。 「いやあ、それほどでも」 「誰だってできますよ」 果ては 「くだらないことですから」 などと自分を卑下する。 「謙遜」は日本人の美徳とされていると思う。 それが行きすぎて、ほとんど「卑下」「自虐」になっている人もままある。 さらにそれが行き過ぎると、 自分の家族を 「愚妻」「愚息」などと呼ぶことも。 海外の方などはこの文化にかなり驚くらしく、「虐待」とも取られるとか。 私は、そういう文化の中で育って、 それなりに出しゃばらないように、自慢

          謙遜と自虐の文化で生きること

          写真集を見て思うこと〜マン・レイ 植田正治 石内都など〜

          写真集を見返してみる 写真家の写真集を少々所持している。 写真集って大きくて高価で、なかなか購入するのに勇気がいる。 写真家の親戚がくれたアンリ・カルチェ・ブレッソンのもの、マン・レイのものはめちゃくちゃ分厚くて、よほどのことがないと開かない。 なぜだかわからないけど、これらの作家に感銘を受けた記憶はなくて、 子供のころから植え付けられた「スゴイ写真家」というイメージばかりが先行してしまっている感じが私の中である。 格好いいと思うけど、子供の頃から慣れ親しみ過ぎている感

          写真集を見て思うこと〜マン・レイ 植田正治 石内都など〜

          桜とセンチメンタル〜花の供養に〜

          ポケットに舞い込んだモノ 去年の秋頃、ショルダーバッグのポケットから、ティッシュやハンカチといった雑多な物に挟まって、押し花のようになった桜の花びらが出てきた。 去年の春も桜の頃に河川敷を何度か散歩したから、その時のものだろう。 なんだか捨てられずそのまま大切にしている花びら。 不思議な縁 その花びらの秘めたる存在理由というか、縁にも思える文章を、花びらを発見したその日にたまたま目にした。 石牟礼道子の「花の供養に」という文章を、NHKの番組で紹介していたのだ。 水俣

          桜とセンチメンタル〜花の供養に〜

          Perfect Breakfast 〜朝ごはんの写真〜

          今回は朝ごはんの写真をちょっと紹介しようと思っている。 しかし私は一度写真をやめてしまった時期があって、 フィルムカメラの使いかたも皆目思い出せずにいる。 ハッセルをはじめとする愛機は収納に長く眠っている。 カビが生えていないことを祈っている。 一度写真に取り憑かれたようになって、まあ、色々あったのだ。 それで逆に写真のあれこれを忘れて、 今はちょっとずつ思い出しながら撮影する日々。 取り憑かれたようになっていた時期は、グループ展に参加するときで、 「朝練」と称して朝

          Perfect Breakfast 〜朝ごはんの写真〜

          緊張を乗り切るためのパワーワード

          「緊張しい」になった 5年ほど前に入院してから、すっかり弱気になって、何事にも緊張するようになっていた。 まず、出かけるのも緊張するし、電話なども緊張する。レストランの予約でさえも緊張するのだ。 それからパスワード入力。 忘れていたらどうしようと思うと、居ても立ってもいられない。 1人でご飯を食べに行くのも、ちょっと周りの目が気になる。緊張する。 職業訓練校でプレゼンの真似事をした時なんか、ほとんど日本語すら忘れてしまっていた。 果てはコンビニプリントすら緊張の対象

          緊張を乗り切るためのパワーワード

          退職エピソード 〜どんな上司がいいですか?〜

          退職エピソードその1〜インテリア雑貨販売〜 昔、新宿のデパートの中でインテリアショップスタッフとして働いていた。 インテリア雑貨といっても大きいもの・重いものも多く、肉体労働とも言えるかもしれない。しかもクレイマーなどがままあり、接客仕事も気が抜けない。その店舗は結婚式の引き出物なども請け負っていたため、とても不良品チェックなどが厳しく、ストレスフルでしかも賃金は低かった。一緒に働く同年代の友達がたくさんできたことがせめてもの救いだった。 私は自覚的に病んでいるどころか、

          退職エピソード 〜どんな上司がいいですか?〜

          ノーベル賞からみるフィリピン〜オンライン英会話5年でフィリピンに詳しくなった話②〜

          フィリピンシリーズ第二弾 かなり前の話で申し訳ないが、2022年の初め頃、英会話をつづけて数年経っていた私は、ずいぶん喋れるようになったではないかと満足して、ちょっとハイレベルなニュース教材を使ってみることにした。 それは「フィリピンのラップラーというメディアのトップのマリア・レッサという女性がメディア活動によってノーベル賞を受賞した」とのニュース。 温度差 ノーベル賞に対して、皆様はどのようなご意見をお持ちだろうか。 私は、イメージとして、大江健三郎は好きだし、村上春

          ノーベル賞からみるフィリピン〜オンライン英会話5年でフィリピンに詳しくなった話②〜

          フィリピンについて思うこと〜オンライン英会話5年でフィリピンに詳しくなった話①〜

          フィリピンと私 オンライン英会話を続けてもう5年になる。 誰もが知っている、というような大きな会社のオンライン英会話は、とってもリーズナブルなのが魅力的。毎日1レッスン予約できて、月額6000円程度。1レッスンあたりに換算すると200円程度と破格。(最近円安で値上げしたけど) しかし良くも悪くも、ネイティブ(英語を母国語とする人たち)のレッスンは追加料金があり、私はそんなに重要性を感じないので、受けていない。 そして、スタンダードレッスン=ネイティブや日本人講師を除いた

          フィリピンについて思うこと〜オンライン英会話5年でフィリピンに詳しくなった話①〜

          伊集院さんと寿司とファノンの名著〜多様性を考える〜

          「100分で名著」は神番組 NHK「100分で名著」という番組をご存知だろうか。 言わずと知れた名著紹介の長寿番組である。 伊集院光さんとアナウンサー、指南役の先生が朗読やアニメーション、トークを交えて名著の面白さを紐解いていく。 私はこの番組が好きで好きで、 と言いつつカバーしきれてはいないのではあるが、 ・アルベール・カミュ著「ペスト」 ・大江健三郎著「燃え上がる緑の樹」 ・フランツ・ファノン著「黒い皮膚・白い仮面」 ・ピエール・ブルデュー著「ディスタンクシオン」 の

          伊集院さんと寿司とファノンの名著〜多様性を考える〜