きよしちゃん

写真やら絵画やら手芸やら文章やら、創作が好きです。 発表したい欲に負けてnoteを始め…

きよしちゃん

写真やら絵画やら手芸やら文章やら、創作が好きです。 発表したい欲に負けてnoteを始めました。 いつか飯が食えるといいな。

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固定された記事

「承認欲求」を乗りこなす〜自己紹介文として〜

「Noteは承認欲求をお金に変えるSNS」なのかもしれない。 全く。承認欲求なんて誰が名づけたのだろう? 承認欲求と言われると、せっかくあった戦意のようなものを喪失して…

きよしちゃん
3か月前
58

平日昼間の土手散歩が平和すぎて、この曲思い出した。
「僕はどうせなら 猫になりたいよ
くだらない ことから 逃げて寝ていたい
素晴らしきこの世界」
真心ブラザーズ『素晴らしきこの世界』より

きよしちゃん
15時間前
4

着物を解体した話〜遺品整理と着物リメイク〜

私のものになったものの… 祖母も母も他界して20年以上、他に姉妹もいとこもいないので、彼女たちの着物やアクセサリー、バッグなどが全てほぼ私のものになってしまった。…

きよしちゃん
22時間前
2

宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』を読んで思うこと

こちらは我々が待望だった本屋大賞を受賞した作品とその続編。 強烈なキャラの「成瀬あかり」が主人公のエンターテイメント要素盛りだくさんの一作である。 出すぎた杭は…

10

先生と言われるほどの馬鹿でなし

先生より先生らしい 昔、ある趣味のコミュニティの仲間に、元教師という高齢男性がいた。 その方は元教師であり、高学歴。そして惜しみなく知識を披露するので、当然のよ…

きよしちゃん
2週間前
9

純喫茶日和(あるいは追い出され日記)

ワンルームを夫婦でオフィス兼住居という生活 リフォームによって、事務所兼我が住居は、 ワンルーム+納戸になった(マンションの一戸です)。 夫婦で暮らしているので、…

きよしちゃん
3週間前
9

食べ物のイラストを描くのが好きなわけ

食べ物のイラストを描くことが好きだ。 昔は撮影するばっかりだったけれど、 最近はイラストにもすることが多い。 食べるのはもちろん大好き。 でも食べすぎると弊害が色…

きよしちゃん
4週間前
14

津村記久子著『水車小屋のネネ』を読んで思うこと

またしても本屋大賞ノミネート作品である。 ついに明日、本屋大賞が決まる。 本屋大賞ノミネート作品10作品のうち、9冊は読んだが、 その中でイチオシの作品。 私の計画性…

きよしちゃん
1か月前
10

ジョン・アーヴィング著『オウエンのために祈りを』を読んで思うこと

どこかで誰かが「これは名作だ」と褒めていたのを見て、それをメモしておき、しばらく経って買った『オウエンのために祈りを』。 どんな本なのかほとんど予備知識なく購入…

きよしちゃん
1か月前
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ウクレレとビリー・アイリッシュ

ウクレレを購入してしまった。 と言っても、通販で、 チューナーやケースなどがセットで6000円程度と 破格だったのだが。 毎日練習して、左中指の先が固くなってきた。 い…

きよしちゃん
1か月前
12

謙遜と自虐の文化で生きること

趣味などが褒められた時。 「いやあ、それほどでも」 「誰だってできますよ」 果ては 「くだらないことですから」 などと自分を卑下する。 「謙遜」は日本人の美徳とされ…

きよしちゃん
1か月前
9

写真集を見て思うこと〜マン・レイ 植田正治 石内都など〜

写真集を見返してみる 写真家の写真集を少々所持している。 写真集って大きくて高価で、なかなか購入するのに勇気がいる。 写真家の親戚がくれたアンリ・カルチェ・ブレ…

きよしちゃん
1か月前
7

桜とセンチメンタル〜花の供養に〜

ポケットに舞い込んだモノ 去年の秋頃、ショルダーバッグのポケットから、ティッシュやハンカチといった雑多な物に挟まって、押し花のようになった桜の花びらが出てきた。…

きよしちゃん
1か月前
5

Perfect Breakfast 〜朝ごはんの写真〜

今回は朝ごはんの写真をちょっと紹介しようと思っている。 しかし私は一度写真をやめてしまった時期があって、 フィルムカメラの使いかたも皆目思い出せずにいる。 ハッセ…

きよしちゃん
1か月前
12

緊張を乗り切るためのパワーワード

「緊張しい」になった 5年ほど前に入院してから、すっかり弱気になって、何事にも緊張するようになっていた。 まず、出かけるのも緊張するし、電話なども緊張する。レス…

きよしちゃん
2か月前
8

退職エピソード 〜どんな上司がいいですか?〜

退職エピソードその1〜インテリア雑貨販売〜 昔、新宿のデパートの中でインテリアショップスタッフとして働いていた。 インテリア雑貨といっても大きいもの・重いものも多…

きよしちゃん
2か月前
3
「承認欲求」を乗りこなす〜自己紹介文として〜

「承認欲求」を乗りこなす〜自己紹介文として〜

「Noteは承認欲求をお金に変えるSNS」なのかもしれない。
全く。承認欲求なんて誰が名づけたのだろう?
承認欲求と言われると、せっかくあった戦意のようなものを喪失してしまう。
書こうというキモチに「水をさす」のである。

いい波を見つけて、乗りこなす

私は今、承認欲求をサーフボードのようにうまく使いこなしたいと思っている。
目立ちたい、好かれたい、なんならモテたい。それ自体は悪いことではない。

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平日昼間の土手散歩が平和すぎて、この曲思い出した。
「僕はどうせなら 猫になりたいよ
くだらない ことから 逃げて寝ていたい
素晴らしきこの世界」
真心ブラザーズ『素晴らしきこの世界』より

着物を解体した話〜遺品整理と着物リメイク〜

着物を解体した話〜遺品整理と着物リメイク〜

私のものになったものの…

祖母も母も他界して20年以上、他に姉妹もいとこもいないので、彼女たちの着物やアクセサリー、バッグなどが全てほぼ私のものになってしまった。

中にはシャネルのチェーンバッグなどもあり、使うチャンスを10年以上伺っていたが、ゴールドのチェーンなのでなんだか私には華美で。

結局リサイクルショップに売ったらなかなかのお値段がついたのだった。
新しい革のバッグとダウンジャケット

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宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』を読んで思うこと

宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』を読んで思うこと

こちらは我々が待望だった本屋大賞を受賞した作品とその続編。
強烈なキャラの「成瀬あかり」が主人公のエンターテイメント要素盛りだくさんの一作である。

出すぎた杭は打たれない

「周りの目を気にせず」
「人に合わせないで」
「自分は自分の道を」

当たり前の言い回しであるが、ポップミュージックなどではよく使われる。
みんな、成瀬みたいに自分の道を生きたいのだ。
でも、周りから疎まれるのが嫌で諦めてし

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先生と言われるほどの馬鹿でなし

先生と言われるほどの馬鹿でなし

先生より先生らしい

昔、ある趣味のコミュニティの仲間に、元教師という高齢男性がいた。
その方は元教師であり、高学歴。そして惜しみなく知識を披露するので、当然のように皆は彼を「先生、先生」と呼んだ。そのコミュニティの中でも最高齢ぐらいだったのもある。
先生と呼ばれるその方が、あまりにも先生らしくて、私は思わず「ほんと、先生、って感じですよね〜」となんの気無しに言った。

すると、その方は、
「先生

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純喫茶日和(あるいは追い出され日記)

純喫茶日和(あるいは追い出され日記)

ワンルームを夫婦でオフィス兼住居という生活

リフォームによって、事務所兼我が住居は、
ワンルーム+納戸になった(マンションの一戸です)。
夫婦で暮らしているので、小さな部屋がいくつかあるより、いっそのこと、と、海外のスタジオタイプのアパートのようなイメージでリフォームしたのだった。

とても快適ではあるのだが、
下手すると野球を3試合10時間ぐらい垂れ流されたりするので、
ヘッドフォンを新調した

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食べ物のイラストを描くのが好きなわけ

食べ物のイラストを描くのが好きなわけ

食べ物のイラストを描くことが好きだ。

昔は撮影するばっかりだったけれど、
最近はイラストにもすることが多い。

食べるのはもちろん大好き。
でも食べすぎると弊害が色々あるから、
描くことで味を思い出したり、
食べる代替え行為をしているのかもしれない。

こんなもの描いたところで、
写真にかなうはずもなし、
とは思うのだが、
なんだろう?
一定の人が塗り絵で得られるような
落ち着きをもたらしてくれ

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津村記久子著『水車小屋のネネ』を読んで思うこと

津村記久子著『水車小屋のネネ』を読んで思うこと

またしても本屋大賞ノミネート作品である。
ついに明日、本屋大賞が決まる。
本屋大賞ノミネート作品10作品のうち、9冊は読んだが、
その中でイチオシの作品。
私の計画性のなさゆえか、
結局最後の一冊が読み切ることができなさそうなところである。

もし私が投票するなら(今のところ)この作品か、
川上未映子著『黄色い家』だと思う。

以下感想です。物語の内容に触れているので、ネタバレにご注意ください。

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ジョン・アーヴィング著『オウエンのために祈りを』を読んで思うこと

ジョン・アーヴィング著『オウエンのために祈りを』を読んで思うこと

どこかで誰かが「これは名作だ」と褒めていたのを見て、それをメモしておき、しばらく経って買った『オウエンのために祈りを』。
どんな本なのかほとんど予備知識なく購入してしまった。

私のリマインダーアプリには「インプット」というリストがあり、そこに(出所はもはや不明なものも多いのだが)「読んでみたい本」「読むべき本」「勧められた本」などが並んでいて、端から購入して積読になっていくシステム。

上下巻、

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ウクレレとビリー・アイリッシュ

ウクレレとビリー・アイリッシュ

ウクレレを購入してしまった。
と言っても、通販で、
チューナーやケースなどがセットで6000円程度と
破格だったのだが。

毎日練習して、左中指の先が固くなってきた。
いっときは練習のしすぎで、肩こり頭痛に悩まされたので、
今は1日30分程度。

ウクレレって簡単。
タブ譜という譜面は、
指を押さえるべきところが載っているので、
それを見ながら弾き語りなんてすぐにできる。
しかも4弦しかないし、

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謙遜と自虐の文化で生きること

謙遜と自虐の文化で生きること

趣味などが褒められた時。

「いやあ、それほどでも」
「誰だってできますよ」
果ては
「くだらないことですから」
などと自分を卑下する。

「謙遜」は日本人の美徳とされていると思う。

それが行きすぎて、ほとんど「卑下」「自虐」になっている人もままある。

さらにそれが行き過ぎると、
自分の家族を
「愚妻」「愚息」などと呼ぶことも。

海外の方などはこの文化にかなり驚くらしく、「虐待」とも取られる

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写真集を見て思うこと〜マン・レイ 植田正治 石内都など〜

写真集を見て思うこと〜マン・レイ 植田正治 石内都など〜

写真集を見返してみる

写真家の写真集を少々所持している。

写真集って大きくて高価で、なかなか購入するのに勇気がいる。

写真家の親戚がくれたアンリ・カルチェ・ブレッソンのもの、マン・レイのものはめちゃくちゃ分厚くて、よほどのことがないと開かない。
なぜだかわからないけど、これらの作家に感銘を受けた記憶はなくて、
子供のころから植え付けられた「スゴイ写真家」というイメージばかりが先行してしまって

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桜とセンチメンタル〜花の供養に〜

桜とセンチメンタル〜花の供養に〜

ポケットに舞い込んだモノ

去年の秋頃、ショルダーバッグのポケットから、ティッシュやハンカチといった雑多な物に挟まって、押し花のようになった桜の花びらが出てきた。
去年の春も桜の頃に河川敷を何度か散歩したから、その時のものだろう。
なんだか捨てられずそのまま大切にしている花びら。

不思議な縁

その花びらの秘めたる存在理由というか、縁にも思える文章を、花びらを発見したその日にたまたま目にした。

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Perfect Breakfast 〜朝ごはんの写真〜

Perfect Breakfast 〜朝ごはんの写真〜

今回は朝ごはんの写真をちょっと紹介しようと思っている。

しかし私は一度写真をやめてしまった時期があって、
フィルムカメラの使いかたも皆目思い出せずにいる。
ハッセルをはじめとする愛機は収納に長く眠っている。
カビが生えていないことを祈っている。

一度写真に取り憑かれたようになって、まあ、色々あったのだ。

それで逆に写真のあれこれを忘れて、
今はちょっとずつ思い出しながら撮影する日々。

取り

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緊張を乗り切るためのパワーワード

緊張を乗り切るためのパワーワード

「緊張しい」になった

5年ほど前に入院してから、すっかり弱気になって、何事にも緊張するようになっていた。

まず、出かけるのも緊張するし、電話なども緊張する。レストランの予約でさえも緊張するのだ。
それからパスワード入力。
忘れていたらどうしようと思うと、居ても立ってもいられない。

1人でご飯を食べに行くのも、ちょっと周りの目が気になる。緊張する。

職業訓練校でプレゼンの真似事をした時なんか

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退職エピソード 〜どんな上司がいいですか?〜

退職エピソード 〜どんな上司がいいですか?〜

退職エピソードその1〜インテリア雑貨販売〜

昔、新宿のデパートの中でインテリアショップスタッフとして働いていた。
インテリア雑貨といっても大きいもの・重いものも多く、肉体労働とも言えるかもしれない。しかもクレイマーなどがままあり、接客仕事も気が抜けない。その店舗は結婚式の引き出物なども請け負っていたため、とても不良品チェックなどが厳しく、ストレスフルでしかも賃金は低かった。一緒に働く同年代の友達

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